2018年10月19日

[ビジネスのきづき](673)「魚を与えるのではなく魚の釣り方を教えよ」

読者のみなさま、こんにちは。





最近、いっしょに暮しているねこが、夜は

ベッドの布団に入ってくるようになり、も

うすぐ冬になることを実感した六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から習

得した支援ノウハウを活かして、経営コン

サルタントとして独立、がんばる日本の中

小企業を応援するため、今回も、ビジネス

書7冊(累計発行部数3.5万部)のビジ

ネス書作家として、ビジネスを加速させる

ためのきづきを、3分間で読めるメールマ

ガジンにしてお届けします。






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●魚を与えるのではなく魚の釣り方を教えよ

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「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教

えよ」ということわざを、よく耳にするこ

とがあります。


例えば、平成17年に、当時の町村外務大

臣がOECD閣僚理事会で、「今日の日本

の開発戦略は、アフリカのことわざが言う

ように、『魚を与えるよりも、魚の釣り方

を伝える』、即ち、人造り、制度作りを軸

としています」と述べています。


(ご参考→ https://goo.gl/86BYtM


このことわざは、言及するまでもありませ

んが、困っている人(国)に、都度、支援

をするよりも、その人(国)が自立できる

ように支援することの方が、長期的な視点

から、望ましいということです。


このことわざの趣旨についても、多くの方

が理解されると思いますが、その一方で、

私も、これまで、困ったときだけ助けを求

めてくるという会社経営者の方に、少なか

らずお会いしてきました。


そのような方も、本当は、「魚をもらうよ

り、魚の釣り方を教わる」方がよいという

ことを理解しているとは思いますが、やは

り、魚の釣り方を教わることは、一時的に

負担が増えることから、なかなか踏み出す

ことができないのでしょう。


と、ここまでの記述は「べき論」なのです

が、私は「べき論」だけでなく、経営者が

担う役割という観点からも、「魚の釣り方

を教わる」ことが大切だと思っています。


例えば、松下幸之助さんは、部下が失敗し

たとき、「1度目は経験、2度目は失敗」

とお話していたそうです。


(ご参考→ https://goo.gl/6RF5WL


これは、部下に対して挽回の機会を与えて

いるという意味もありますが、同じ失敗を

繰り返した場合は、挽回する機会を与えた

にもかかわらず、それを糧としなかったこ

とになり、その失敗したことに対して、厳

しく処分することになるという意味もある

ようです。


まして経営者の方が、1度困った経験を活

かさずに、同じことを繰り返していては、

ビジネスパーソンとしての資質を疑われる

だけでなく、会社そのものが他者に依存的

な状態を続けることになり、その会社が真

に自立的な会社とは言えないということに

なってしまうでしょう。


今回の記事の結論は、経営者(ビジネス

パーソンも含む)は、失敗をしてもそれを

糧に常にして、常に成長しなければならな

いということです。


そして、それも言易行難ですが、だからこ

そ、経営者として活動することは醍醐味が

あるのだと思います。






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●ポッドキャストを配信しました

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私が制作しているポッドキャスト番組(イ

ンターネットラジオ番組)「数字に強い社

長になるポッドキャスト」の第497回を

配信しました。


今回は、日本マクドナルドOBで、経営コ

ンサルタントの松下雅憲さんから、上手な

飲食店の運営方法についてお伺いしました。


ご関心のある方は、ぜひ、こちらからお聴

きください。

https://goo.gl/K4m6rD


この番組は、Youtubeでも聴くこと

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https://youtu.be/jQWkQ7EJQ90

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11月13日(火)13:00〜15:00

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11月22日(木)

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●編集後記

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当然のことですが、ねこは、一年中毛皮を

着ているので、夏はとても暑そうです。


暑い時期は、よく、コンクリートの上で寝

そべって体を冷やしていたので、それ見る

と、かわいそうだなぁと思っていました。


でも、いまは、寒いときは布団の中に入れ

ばいいので、過ごしやすくなったのではな

いかと思います。


そういう私も、一年中“ミートテック”を

着たままなので、夏の暑さを少しでもやわ

らげるよう、はやく脱ぎたいと思います。








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トピックやご質問、ご感想等がありました

ら、こちらからおよせください。

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posted by 六角明雄 at 07:57| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月18日

[ビジネスのきづき](672)「値決めは経営」

読者のみなさま、こんにちは。





先日、近所の農家の方から、畑から抜いた

状態の枝についたままの、正に「枝豆」を

いただき、とれたてをおいしくいただいた

六角です。


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●値決めは経営

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稲盛和夫さんの有名な言葉に「値決めは経

営」というものがあります。


(ご参考→ https://goo.gl/mDCwLw


これは、商品(製品)の値段を決めること

は、経営者が決めなければならないくらい

重要なことがらという意味なのだと思うの

ですが、実は、稲盛さんの主旨を正確に理

解していません。


ただ、これまで、私が事業改善をお手伝い

してきた会社を見ると、確かに、経営者の

方が能動的に商品価格を決めている会社は

少ないと感じています。


では、稲盛さんご自身が、どのように値決

めをしていたのかということについては、

私は知らないのですが、よい値決めの例と

しては、ソフトバンクの孫正義さんが、日

本で初めてiPhoneを発売した時の価

格の決め方ではないかと思っています。


iPhoneの卸価格は米国通貨で499

ドル、すなわち、約55,000円といわ

れている一方で、孫さんは、日本での販売

価格を23,0404円にしています。


(ご参考→ https://goo.gl/6AAbgc


もちろん、iPhone本体を逆鞘で販売

しても、ソフトバンクは通信料収入で、採

算は得られるという計算はあるでしょう。


とはいえ、孫さんには、iPhoneの販

売を契機に、自社のシェアを増やすには、

どの価格で販売すればよいかということを

深く検討をして決めたのだと思います。


一方、前述したように、中小企業の中で、

自社の商品(製品)価格を能動的に決めて

いる会社は少数のようです。


それは、いうまでもなく、価格競争が激し

いからです。


では、なぜ価格競争にさらされるのかとい

うと、厳しい言い方ですが、その会社の商

品(製品)が競争力がない商品(製品)だ

からです。


これを言い換えれば、中小企業は、経営資

源の多い会社が得意とする薄利多売の戦術

ではなく、経営資源の少ない会社でも強み

を発揮できる、付加価値の大きな商品(製

品)を販売する戦術をとらなければならな

いということです。


これについては、以前、税理士の岡本吏郎

さんの意見をご紹介しましたが、岡本さん

によれば、従業員ひとりあたり1,500

万円の付加価値が得られなければ、経営は

安定しないと述べておられます。


(ご参考→ https://goo.gl/wXT4ja


この、1,500万円という金額の妥当性

については意見が異なる方もいると思いま

すが、中小企業は十分な付加価値が得られ

なければ、経営が安定しないという点につ

いては間違いがないと思います。


そこで、十分な付加価値が得られるだけの

「値決め」を経営者の方ができるかどうか

ということが、中小企業にとって大切にな

るということが、今回の記事の結論です。


私の理解では、「値決めは経営」という稲

盛さんの言葉の意味は、もちろん、値決め

は経営者が決めるくらい重要という意味も

ありますが、それだけではなく、自社の経

営が安定するような商品(製品)の価格が

いくらであるかを経営者が明確にし、それ

が実現するようなしくみを構築することが

必要だという意味であると、私は考えてい

ます。






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●ポッドキャストを配信しました

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私が制作しているポッドキャスト番組(イ

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●編集後記

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冒頭で触れた、いただいた枝豆は、新鮮な

豆だったのですが、枝から豆を切り取ると

いう地味な作業が待っていました。


枝豆といえば、いつも、豆そのものか、鞘

に入った状態のものばかりをいただいてい

たので、枝から切り取るという細かい作業

をしていただいている農家の方のたいへん

さが、少し理解できました。


ということで、これからは感謝しながら枝

豆をいただきたいと思います。








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2018年10月17日

[ビジネスのきづき](671)「データ収集の大切さ」

読者のみなさま、こんにちは。





先日、かみさんから食品を並べるための棚

を作って欲しいと頼まれ、あしかけ3日か

けてスチール棚を作った、日曜大工が苦手

な六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から習

得した支援ノウハウを活かして、経営コン

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●データ収集の大切さ

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先日、日報コンサルタント(クライアント

の書く日報を活用して、クライアントの事

業を改善していくコンサルタント)の中司

祉岐(なかつかよしき)さんのメールマガ

ジンにを拝読しました。


(ご参考→ http://nippo-st.com/


そこには、中司さんの知人の日報コンサル

タントのOさんと、Oさんから日報コンサ

ルティングを受けている、婦人服店のオー

ナーのYさん(女性)の会話が紹介されて

いました。



「Oさん:Yさんのお店には、どのような

方が最も多く来店されていますか?


Yさん:当店には、看護師さんや介護士さ

んが最も多く来店しています。


Oさん:それでは、さらに売上を増やす方

法を検討するために、お客さまに関する情

報を詳しく集めてみることにしましょう。


まず、看護師さんなどを含め、どんなお客

さまが何人来店するのかを、毎日チェック

し、日報に書いてみてください。



(その1か月後)Yさん:私、すごい思い

違いをしていたみたいで、お客さまの中で

看護師さんが最も多いと思っていたのです

が、実際に日報でチェックしてみると、看

護師さんの数は、お客さま全体の2割弱ぐ

らいで、私が思っていたほどではないこと

がわかりました。


Oさん:日報のデータを見たら、最も多い

お客さまは主婦のようですが、なぜ、思い

違いが起きたのでしょう?


Yさん:多分、看護師さんは、たくさん服

を買ってくれるから、印象が強いのかもし

れません。


Oさん:すなわち、客単価が高い人は印象

に残りやすく、客単価が低い人は印象に残

りにくいということですね。


Yさん:自分のお店のお客さまのことは、

自分で分かっていたつもりでしたが、意外

に知らないということが分かり、後頭部を

ハンマーで叩かれたような衝撃を感じてい

ます。


Oさん:では、客単価の高い看護師のお客

さまと、客単価の低い主婦では、どちらが

売上に貢献していると思いますか?


Yさん:看護師さんのような気がするので

すが、きちんと分析していないので、それ

が本当かどうかは分からないです。


Oさん:では、Yさんの次の課題は、大切

にしなければならないお客さま、すなわ

ち、売上に貢献しているお客さまはどのよ

うなお客さまかということを明確にするた

めに、お客さまの分析をするということで

すね」


以上がOさんとYさんの会話ですが、この

Yさんのように思い違いをしている方の例

は、珍しくないと私は感じています。


例えば、私が銀行に勤務しているとき、経

営者の方の自社の業況に対する説明と、決

算書から読み取れる内容に、食い違いがあ

ることは、よく経験しました。


現実的に、会計データを経営判断に活用し

ていない(というよりも、会計データの活

用法を分からなかったり、会計データを収

集したり整理したりしていない)会社は少

なくなく、そのような会社の経営者は、決

算書は見ないで、自分の印象だけで自社の

業況を説明してしまうのでしょう。


そして、この、会計データを経営判断に活

用すべきという内容については、以前にも

述べたので、ここでは、会計データを活用

するようにするための手順について述べた

いと思います。


(ご参考→ https://goo.gl/JVd1Gq


ひとつは、どの数値を管理するかを決める

ことです。


会計の専門家は、あらゆる会計データを見

て、総合的に業況を判断しますが、会計を

学び始めたばかりの方は、効率性の観点か

ら、ポイントを絞って管理することをお薦

めします。


ただし、どの数値を管理すべきかというこ

とは、その会社の業種、事業戦略、経営環

境などによって異なるため、専門家に相談

して決めることをお薦めします。


もうひとつは、会計データを集める労力を

少なくする工夫をすることです。


会計データは、税理士の方が税務申告のた

めに集めている、いわゆる、経理データだ

けではありません。


例えば、Yさんのような、来客数や、お客

さまの職業などの情報や、顧客別、商品

別、地域別ごとの売上高、販売数などの

データは、一般的には経理データには含ま

れません。


そして、税務申告のためのデータを、経営

判断に利用することもありますが、それだ

けでは、十分なデータとはならないことが

多いでしょう。


それでも、最近は、情報技術が進展し、か

つてよりは、経営判断のための会計データ

を集めることが容易になりました。


とはいえ、会計を学び始めたばかりの方

は、少ない労力でどのようにデータを集め

ればよいかということについても、専門家

に相談することをお薦めします。


ただ、これらの会計データの活用は、初歩

的なものとはいえ、やはりご負担と考える

方も少なくないと思います。


しかし、冒頭のYさんのお店のように、会

計データを利用せず、勘で事業運営を行う

ことは、結果として、より効率的な事業を

行う状況に至るまで、遠回りすることに

なってしまいます。


むしろ、きちんと会計データを活用するこ

との方が、労力を少なくし、効率的な事業

運営に資することになるということが、今

回の記事の結論です。






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●ポッドキャストを配信しました

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きください。

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●編集後記

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私はプラモデルを作るといった、組み立て

は嫌いではないのですが、棚を作るために

は、どういう材料があり、留め金にはどう

いうものがあるのかといった知識がなく、

ホームセンターを行ったり来たりしながら、

ようやく必要な材料を留め金を揃えて、棚

を作ることができました。


そうは言っても、昔は、板を買って来て、

寸法に合わせてそれを切るという手順を踏

まなければならなかったと思いますが、今

は、いろいろな寸法の材料や、それに合わ

せた留め金があるので、材料を組み立てる

だけで済むようになったという面では楽に

なったと感じています。


ありがたいことです。








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