2016年10月18日

善因は善果をうむ

稲盛和夫さんが、「善因は善果をうみ、悪因は悪果をうむ」(よい行いはよい結果につながり、悪い行いは悪い結果につながる)と因果応報を説いています。これは仏教的な考え方のようですが、稲盛さんご自身がこの考え方を実践して、京セラを業績を高めたことを考えると、これを否定することはできません。

ただし、因果応報の考え方を直ちに受け入れる方もいるし、受け入れることができない方もいます。受入れることができない人にとっては、因果応報の考え方を証明する客観的な証拠がないからでしょう。私も、正直なところ、直接的な証拠はなく、帰納的にそうなっていると考えています。

とはいえ、因果応報は、単に信じるか信じないかという程度の考え方ではないと思います。この考え方は普遍的な面もあると私は考えています。例えば、マックスウェーバーはその主著で、プロテスタント(カルヴァニズム)の禁欲的な考え方が勤勉さを奨励し、その結果、プロテスタントは多くの利潤を得られるようになったと指摘しています。

これは、私見ですが、自分を律することができる人は、大きな視野を持つことができるようになり、結果として、事業運営上の正しい判断ができるようになると私は考えています。「因果応報」と聞くと、「建前だけでは仕事はできない」と考える方も少なくないと思いますが、「よい、悪い」という倫理的、道徳的な考え方ではなく、正しい結論を導く方法として因果応報を考え、それに臨んで行くことを私はお薦めしたいと思います。


六角明雄の著書、好評発売中です!
図解でわかる棚卸資産の実務 いちばん最初に読む本 -
posted by 六角明雄 at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする