2016年10月26日

銀行が融資をしないから失敗した

銀行から融資を受けられなかった会社の経営者の方から、「銀行が融資をしなかったから失敗した」ということを話す方にしばしばお会いします。「もし、融資が受けられれば、もうかるビジネスに進出できたのに」という思いでしょう。こういう考え方は決して間違っているとは思いません。

ところで、事業がうまく行かないということがあったとき、その理由は、銀行から融資を受けられないという理由だけではありません。次のようなものが考えられます。

(1)仕入先から高値でしか材料や商品を購入できない。または、現金払いや翌月払いの条件でしか購入できない。

(2)販売先へ安値でしか製品や商品を販売できない。または、売掛金の回収に長期間を要したり、支払期日までの期間が長い手形を切られたりする。

(3)販売先から大きな設備負担の必要な製品の注文を受けたり、フランチャイズに加盟して大きな加盟金の負担を強いられたりする。

ほかにもいろいろな理由があると考えられますが、もうかりそうなことを行おうとするには、高いハードルが待ち構えているということです。このような観点から、ビジネスチャンスに対しては、早い段階から、速く取り組んで行くことが大切でしょう。そうすれば、後から参入しようとした人よりは有利な条件で事業に取り組むことができるようになります。また、銀行からの資金調達だけでなく、他の関係者(販売先・仕入先など)との調整も行いやすくなります。


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posted by 六角明雄 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする