2016年11月19日

後継者

会社の事業は半永久的に継続するという意味のゴーイング・コンサーンという言葉は多くの方が理解しておられると思います。しかし、経営者が事業に携われる期間は限られています。というのは、高齢になれば正しい経営判断が出来なくなってくると考えることが一般的でしょう。仮に、それがないとしても、人には寿命があります。そうであるにも関わらず、私は、経営者の多くは「会社も永久に続くし、自分も永久に事業に携われる」と考えていると感じています。

これについては、「そんなことはないだろう。そこまで経営者はおろかでないはずだ」と考える方が多いと思います。でも、例えば社長職を子息などに譲っても、いつまでたっても経営に口を出す経営者や、自分の居場所がなくなることを恐れてか、権限を手放さない経営者、自分の後継者になりそうな人を排除しようとする経営者はよく見かけます。

実は、銀行も融資先の後継者については大きな関心があります。もし、お家騒動などで会社の事業が立ち行かなくなることがあれば、業績がどうかという以前の問題でしょう。しかし、内部の人でさえ後継者についてはなかなか言及できないセンシティブな問題であるのに、部外者である銀行はさらに後継者については言及はできません。融資などは、会社がゴーイングコンサーンであるという前提で行われているわけですが、融資を受けている会社は、それを否定するような要因はなくしておくことは大切です。



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posted by 六角明雄 at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする