2016年11月26日

融資対策が必要な理由

「銀行から融資を受けられるようにするにはどうすればいいですか?」という質問を受けたとき、私は「なにもする必要はありません」と答えます。これだけですと誤解を生みやすいので、もう少し丁寧に書くと「会社は利益を得ることが目的ですから、その目的通りのことだけをしていれば、融資を得るために別途何らかの対策をとる必要はありません」ということです。

ですから、「銀行から融資を受けられるようにするにはどうすればいいですか?」という質問には、「業績がよくないけれども…」という前置きがあるということになります。ただ、そのような前置きがあっても「業績悪化が一時的であり、回復の見込みが確実であれば、その旨を説明すると融資を受けることができます」と回答することはできます。

しかし、赤字の状態が慢性的であれば、融資を受けることは難しくなります。「だから融資を受けられるようにするための対策が必要になる」という意見もあるかもしれません。でも、そのような会社は融資を受けるという目的の前に、利益を得るという目的はなくなってしまったのでしょうか?少し意地悪な書き方をすれば、赤字であっても融資を受け続けることができれば会社は存続できますが、利益を出さずに会社が存続することは意味がないと私は考えています。



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posted by 六角明雄 at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする