2016年12月06日

名器の音色には気づかない

天才ヴァイオリニストのジョシュア・ベルが、5億円のヴァイオリン、ストラディバリウスを、ワシントンD.C.の地下鉄の駅でお忍びで演奏したという、ワシントンポストの企画は有名で、1,000人近くが彼の前を通っても、足をとめる人は7人、お金を入れた人は27人という結果だったそうです。このことからは多くの示唆が得られると思います。



私は、そのひとつとして、人々が評価するものは、他人が評価しているものに大きく影響を受けるということだと思います。他の人が評価している奏者の演奏は評価しても、自分の耳に直接聴こえてくる演奏は多くの人が評価しないということです。これを、裏を返せば、本当は評価されるべきものを、他者に先駆けて気づくことができれば、それをビジネスチャンスにすることができるでしょう。

これに関連して思い出すのは、島田洋七さんが書いた「佐賀のがばいばあちゃん」です。この本が売れたのは、3度目の出版からだそうですが、1度目と2度目の出版と1字も原稿を変えていないそうです。でも、3度目の出版後に影響力のある人が評価をしたので、周りの人も評価を始めたということなのでしょう。具体的にどうすればよいかということについては割愛しますが、実はビジネスチャンスになるネタは、気づかないだけで身近にある可能性があるという前提で、普段から目を凝らすことをしたいと私は考えています。


佐賀のがばいばあちゃん(徳間文庫)
佐賀のがばいばあちゃん (徳間文庫) -
posted by 六角明雄 at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする