2016年12月14日

カタカナとアルファベットに注意

「わが社のコア・コンピタンスは〇〇です」、「わが社では、KPIで業績管理を行っています」、「このたび、株式会社〇〇〇〇〇を設立し、CEOに就任しました」、「当社のスキームによって、よりセキュアなソリューションを提供できます」ここまで極端ではなくても、最近は、事業に関するカタカナ語や、アルファベットを多く聞くようになりました。ただ、私はこれらの言葉には注意が必要だと思います。

ひとつめは、新しい言葉は定義が曖昧なことが多く、自分が使っている意味と聴いた人が理解している意味が違うということが起きやすいと思います。 本当に自社のことを正確に伝えたいのであれば、誤解が生まれにくい言葉を使うことが無難でしょう。

例えば、コア・コンピタンスは、その概念を発表した、ハメルとプラハラードが論文で定義を明示していますが、その定義通りに使われていることは少ないようです。 そうであれば、「自社のコア・コンピタンス」ではなく、「自社の強みは」といいかえることが無難でしょう。

もうひとつは、カタカナやアルファベットを使うと、何か新しいことをしていると感じてしまうことです。 もちろん、言葉どおりのことを実践していれば問題ないのですが、単に、月次で業績管理をしているだけであるのに、「当社はKPIを導入している」と考えているのであれば、何ら進歩はしていないということになります。

とはいえ、私も、カタカナやアルファベットの言葉を使うべきではないとは考えていません。むしろ、新しい時代に適応した手法はどんどん取り入れるべきでしょう。 ただし、言葉だけ導入してそれで満足してしまわないようになるということは注意が必要だと思います。
posted by 六角明雄 at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする