2017年02月19日

[ビジネスのきづき](66)「公務員の方の底力」

読者のみなさま、こんにちは。






学生時代からコーヒーにはまって、

かつては、ミルで豆を挽いて、

ドリップしてーコーヒーを淹れて飲んで

いましたが、最近はものぐさして、

缶コーヒーを買いだめして飲んでいる

六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業の支援を担当、その経験から

習得した支援ノウハウを活かして

経営コンサルタントとして独立、

がんばる日本の中小企業を応援するため、

今回も、ビジネス書6冊(累計発行部数

3万部)のビジネス書作家として、

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●公務員の方の底力

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2月14日の日本経済新聞に、総務大臣が

行き過ぎたふるさと納税のお礼の品に

対して批判したという記事が載って

いました。→ https://goo.gl/nfsr2r


私は、総務大臣の考え方に対しては賛成

しますが、その一方で、地方自治体の

意気込みはものすごいものがあると

感じています。


私の知人にも、市役所に勤務している

人がいますが、なかなか地方活性化の

切り札がないことに、苦心している

ようです。


そういった中で、ふるさと納税の制度は、

地方の自治体の思いが噴き出している

からこそ、このような活発な活動に

つながっているのだと思います。


正直なところ、私は、「お役所仕事」を

する人は好きではないのですが、

ふるさと納税を活用しようとしている

姿勢については評価したいと思います。


ところで、このふるさと納税の過熱を

みて、私は、かつて、いわゆる「山一

ショック」の時代につくられた、

中小企業金融安定化特別保証制度を

思い出しました。


この特別保証は、拓銀、長銀、日債銀

などの大手を始め、中小金融機関が

あいついで破たんする中で、中小企業

への貸し渋りが起きないようにする

ために作られた制度で、最大の特徴は

ネガティブリスト方式だったという

ことです。


これは、この保証の条件となるチェック

リストに、保証を依頼した会社の条件が

該当すれば、いわゆる審査を行わずに、

信用保証協会が銀行に対して融資の

保証を行うという仕組みでした。


実質無審査であり、返済されない融資が

10%もあったことなどから、後に、

大きな批判もありました。


それはさておき、私が、なぜ、この

制度を思い出したかというと、当時、

銀行で働いていた私に対して、信用

保証協会から督促をされたからです。


一般的な信用保証は、審査結果は時間が

かかり、銀行のほうから、協会に対して

承諾してもらえそうかどうかを尋ねる

ことが多いものでした。


ところが、保証制度については、取扱が

始まったとたん、信用保証協会では、

休日返上で審査を行いました。


前述の督促とは、私の担当していた

会社の保証依頼について、不足する

書類があり、それを早く提出して

欲しいというものでした。


ただ、その会社は、融資の希望日まで

まだ日数があったので、「それでは、

あさってまでにお送りします」と

回答したところ、「待てないから、

こちらから会社に提出してもらうよう

依頼します」と言われました。


このことからわかるとおり、督促の

目的は、会社が融資を受けないと困る

からではなく、恐らく信用保証協会が、

何日までに何件を保証するという目標が

あったからだと推察します。


それはそれでありがたいことなのに、

なぜ、こういうときだけなのかと、

当時の私は思いました。


今回の結論の記事は、公務員(信用保証

協会の職員は、厳密には公務員ではあり

ませんが、実質的には公務員と言えます)

の方は、上職者の命令で、軍隊のように、

力強く動き出すということです。


恐らく、民間会社でも、そこまでがむ

しゃらに行動できる組織はなかなか

ないのではないかということです。


普段は「お役所仕事しかしない」などと

ちょっと軽蔑していた公務員の方も、

その底力は強いと思った次第です。


今回は、どうすればそういう組織が

作れるかというところは割愛しますが、

民間の会社の経営者の方も、そういった、

強い組織を作れることを目指すべきでは

ないかと思いました。









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●編集後記

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ふるさと納税といえば、確定申告の期限

まで1か月を切りましたね。


毎年ぎりぎりなので、ことしは2月中の

申告を目標に頑張りたいと思います。


と同時に、新年度は、どこにふるさと

納税をしようかということも、楽しみに

しながら検討したいと思います。










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2017年02月18日

[ビジネスのきづき](65)「991,000円」

読者のみなさま、こんにちは。






これまで、電車に乗る時は、ポケットから

パスケースを取り出して、改札にかざして

いたのですが、首から吊るすパスケースに

したら、出し入れしなくてすむので、楽に

なったとよろこんでいる六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

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●991,000円

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991,000円とはどういう数字か

というと、かつて、銀行のATMから

引き出すことができる最大の金額でした。


もちろん、いまのATMは、性能が

向上し、100万円も引き出しできる

ようです。


(とはいえ、防犯上、20万円を上限に

している銀行も多いようです)


かつて、最大の金額が991.000円

だった理由は次のとおりです。


まず、お札の数の制限です。


これは、単純に、1万円札と千円札の

合計枚数が100枚に収まらなければ

ならないということです。


ふたつめは、数字の制限です。


かつてはATMの性能が低く、金額は、

3桁で、ホストコンピュータに伝えて

いました。


例えば、12万3千円を引き出すという

操作をすると、ATMは、「123」と

いう数字をホストコンピューターに

伝えます。


これを受信したホストコンピューターは、

送られてきた「123」という数字を

千倍にして、12万3,000円の

引き出しの操作があったと認識します。


これらのふたつの条件で、最大の金額は、

前述の991,000円になります。


一見、100万円が最大と思いがち

ですが、100万円の数字を伝えるには、

1,000,000÷1,000=

1,000となり、4桁が必要になります

ので、これは該当しません。


では、3桁で伝えられる金額で最大額の

999,000円かというと、これは、

紙幣の枚数が108枚(=1万円札が

99枚+千円札が9枚)ということに

なり、これも該当しません。


よって、999,000円から、千円札の

枚数を減らしていって、100枚に収まる

金額の、991,000円が最大の金額と

いうことになります。


ちなみに、この次に、最大の金額は、

990,000円ですが、その次は、

989,000円ではなく、

982,000円です。


989,000円では、お札の枚数が

107枚となるので、100枚に収まる

982,000円が3番目に多い金額と

いうことになります。


と、ここまで書いて何を伝えたいかと

いうと、ナレッジを集めましょうと

いうことです。


実は、このATMの知識は、私が知って

いたのではなく、私が本社勤務をして

いるときに、お手伝いに行ったお店の

女性の職員の方から教わったことです。


ATMで100万円を引き出そうとして

いたお客さまから、操作エラーが出ると

伝えられたので、前述のようなことを、

お店の方から教わりました。


このATMの知識は、機械を設計して

いる人は、分かってはいるものの、

お店で顧客に注意喚起しなければなら

ないとまでは認識していなかったと、

私は想像しています。


しかし、現場にいる人は、顧客がATMの

操作で、よくエラーになる操作は、どう

いうことかということを、たくさん知って

います。


ATMを設計した人は、操作方法を、

銀行のすべての職員に伝えることは容易

ですが、お店にあるATMを操作する

顧客が、どういうエラーを起こすかという

ことについて、ATMメーカーや、他の

部署に伝える機械はなかなかないと

思います。


だから、私は前述のような現場の知識を

会社で共有することは、サービスの質の

向上や、仕事の効率化にもなると思って

います。


このような手法は、広い意味でナレッジ

マネジメントといいますが、そこまで

仰々しくなくても、グループウェア

などで共有するという工夫は、規模の

小さな会社でもすぐに実施できます。







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●編集後記

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もうすぐ、ワールド・ベースボール・

クラシックがはじまりますね。


サッカーでいえば、ワールド・カップに

相当する大会だと思うのですが、出場を

辞退する選手が多いことが残念です。


サッカーだけでなく、野球でも、国旗を

背負って勝負することが一番の名誉だと

考える方が増えて欲しいと思っています。


でも、ゲームが始まったら、一生懸命

日本チームを応援したいと思います。












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2017年02月17日

[ビジネスのきづき](64)「銀行の決済業務と収益機会」

読者のみなさま、こんにちは。






先日、地元の製麺所でやきそばの麺を

買ってきたとき、おなかがすいたので、

少し生で食べたらとてもおいしくて、

ひとたまを生で食べてしまった六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

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●銀行の決済業務と収益機会

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よく、「銀行は3時で閉店するが、その

あとは何をしているのですか」ときかれる

ことがあります。


凡そ、4時までは、勘定を締める作業で、

その後5時までは、片付けをしています。


では、なぜ、3時で閉店しなければなら

ないのかというと、銀行法施行令

第16条第1項で「銀行の営業時間は、

午前九時から午後三時までとする」と

定められているからです。


といっても、それでは納得できる回答

ではないと思います。


大雑把に述べると、手形の決済をしな

ければならないからということになる

でしょう。


商取引で使われている手形について、

一定のタイミングで締め切らなければ、

ちゃんと決済されたのか、それとも

不渡りになったのかが確定されない

ため、銀行は毎日3時に銀行を閉店

するというルールができたのでしょう。


こう説明すれば、「決済業務以外の

仕事は3時で終わらなくてもいいの

では?」という疑問を持つと思います。


これは、例えば、融資業務においても、

融資金を預金に入金するという作業や、

逆に、毎月の返済金を預金から引くと

いう作業があるので、決済業務に

合わせて仕事をする必要があります。


ただ、融資業務の大部分は、融資審査

なので、最近は、決済業務や、預金

業務を営む店とは別に、融資の受付や

審査だけを専門に行う事務所を設けて

いる例も多く見られます。


いわゆる、法人専門の営業所や、住宅

ローン専門のお店で、住宅ローンは、

休日でも営業していることがあります。


話を本題にもどすと、前述の、決済

業務は、銀行にとってあまり収益源に

なっていないと私は考えています。


実は、銀行も、決済業務については

あまりコスト計算をしていないよう

ですが、ひとつの例として、セブン

銀行の手数料が参考になると思って

います。


非公開ではあるため、正確な数値では

ないものの、セブン銀行のATMで、

同行以外の銀行の預金者が預金を

引き出したとき、その銀行はセブン

銀行に対して200円ほどの手数料を

支払っています。


これを見れば、銀行は、ATMからの

引き出しに、約200円のコストを

見込んでいると考えていると言えます。


ただ、銀行によっては、そのコストの

一部または全部を預金者に負担させて

いるので、すべて銀行のコストとは

言えない面がありますが、コストが

どれくらいかかるのかという点では

参考になると思います。


ですから、1年間の普通預金の平均の

残高が100万円の人が、毎月、

10回の頻度でATMから預金を

おろしているとすれば、銀行は、

その人との取引に、2,000円の

コストがかかっていると見ることが

できます。


そこで、その人が、銀行に対して、

「1年間、1回もATMを使わない

から、24,000円を利息として

支払って欲しい」と言ったとしても、

銀行としては損はしない計算になり

ます。


(もちろん、実際には銀行はその

ような要求は受け入れないので、

ご注意下さい)


ここまで、銀行からみたコストに

ついて書いてきましたが、要は、

決済業務はあまり収益源になって

いないということです。


では、なぜ、銀行は決済業務を

行ってきたのかというと、それは、

口座がある人は、将来は、利益を

もたらしてくれる人(会社)に

なるであろうという期待があった

からでしょう。


しかし、セブン銀行のように、

ATMに特化した銀行が登場したり、

電子マネーが登場することで、

銀行だけが決済業務を引き受ける

必要はなくなりつつあると思います。


今回の結論は、「すべての人に同じ

サービスを提供する」ということは

これからはなくなっていくでしょう

ということです。


具体例は割愛しますが、私が

お手伝いをしている会社の中にも、

不採算な取引先との取引を続けて

いることが珍しくありません。


これは、収益にシビアな時代に

なったからこそ、採算の合う

会社の選別をすることなしには、

収益の維持は難しくなっていくと

私は考えています。








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●編集後記

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冒頭で述べた製麺所だけでなく、私の

地元には、味のよい製品を売っている

食品製造業が結構多いということを

最近気づいてきました。


私も、なるべく「地産地消」を心がけて、

地元経済の活性化に、微力ながら貢献

していきたいと思っています。












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