2017年03月28日

[ビジネスのきづき](103)「銀行は過去にこだわる」

読者のみなさま、こんにちは。





最近、らーめんを食べなくなったかわりに

スパゲッティばかり食べるようになった

六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から

習得した支援ノウハウを活かして、経営

コンサルタントとして独立、がんばる

日本の中小企業を応援するため、今回も、

ビジネス書6冊(累計発行部数3万部)の

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●銀行は過去にこだわる

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中小企業経営者の方からの銀行への不満の

ひとつは、過去の決算が赤字だからという

ことで、これから挽回しようという意気

込みを抱いても、なかなか前向きに評価

してくれず、融資に応じてもらいにくい

というものがあります。


そういう面では、なるべく赤字は計上

しないことが得策です。


とはいえ、粉飾決算をすることは避けな

ければなりません。


また、単に、減価償却費を行わずに、

表面的に利益を計上しても、銀行側は

前期まで計上していた減価償却費と同等の

金額を利益から差し引いた金額を、実質の

利益とみるので、この方法も効果はあり

ません。


同様に、役員報酬を減額するという

方法も、減価償却費と同じと考えることが

できますが、銀行によっては、決算書上の

利益と役員報酬の合計額を実質利益とみて

いる場合もあるので、役員報酬を減額して

利益を確保することは多少は効果がある

かもしれません。


他に考えられる方法としては、期末に、

赤字になる可能性が出てきたら、利益が

薄くなっても、商品の値下げによる駆け

込み販売をして、何とか利益を得る

ことは、まったく何もしないことよりも

効果があるでしょう。


また、実態は変わらないものの、簿価

よりも価額の高い固定資産を売却し、

特別利益を計上することも、それで

黒字になるのであれば、得策と言える

でしょう。


ところで、のちのち融資を受けやすくして

おきたいという観点からは、ある程度

業績がよいときに、多めの融資を受けて

おくということは、ある程度の効果が

あります。


融資の承認というのは、本来は、その時点

での会社の業況で判断すべきことなの

ですが、それ以外にも、実際に融資取引を

してみないと分からないこともあります。


そのひとつが、延滞せずに融資返済を

するかどうかということです。


きちんとお金の管理をしている会社は延滞

することはめったにありません。


中には、「自社は延滞は一回もない」と

いうことを自慢にしている会社もあり

ます。


しかし、お金の管理が苦手な会社は、

融資の延滞も起きがちです。


そういった会社は、次の融資の申し込みが

あったときは、当然、判断に迷う要因に

なります。


ですから、すぐに必要がない場合でも、

ある程度のまとまった金額の融資を

受けておき、延滞せずに返済を続けて

いると、本当に融資が必要な時にも、

融資を受けやすくなります。


とはいえ、「延滞しないことを証明する

ためだけに、融資を受けておくという

ことはばかばかしい」と考える方もいる

でしょう。


この、過去の融資実績には、もうひとつの

効果があります。


それは、例えば、5千万円の融資を行って

3千万円まで返済が進んだ時、銀行はあと

2千万円を融資しても安心だという心理が

働きます。


これは、前述のとおり、融資の判断は、

その時点の会社の業況で判断すべきなの

ですが、やはり、過去の融資額の最大額

までは融資をしても返済してもらう

ことができそうだと思ってしまいます。


これも、逆の意味で、銀行は過去に

こだわっているといえるでしょう。







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●編集後記

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スパティばかりを食べるようになった

原因は、日本そばもそうなのですが、

ゆでたての麺がおいしいからです。


自分で調理するときは、ゆでたてを

楽しんでいます。


私は、硬めの麺がすきなのですが、

最近は生スパゲティのほか、変わった

形の麺も楽しんでいます。


特に、ニョッキはもちもちした触感が

美味しいです。


でも、やはり食べ過ぎには注意したいと

思います。









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posted by 六角明雄 at 08:03| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月27日

[ビジネスのきづき](102)「ライバルが現れないのはなぜ?」

読者のみなさま、こんにちは。





「いつもフェイスブックのコメントの

返信が早いけど、24時間ずっと起きて

いてパソコンを見ているの?」とよく

きかれる六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から

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●ライバルが現れないのはなぜ?

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徳島県勝浦郡上勝町にある、株式会社

いろどりは、はっぱを売るビジネスで

売上を伸ばし、さらに、はっぱを集める

高齢者に高額所得をもたらし、過疎化に

直面している上勝町に活気をもたらして

いることは有名です。

ご参考→ https://goo.gl/KUmNTv


同社は、昭和61年に創業し、同社が

マスコミなどで取り上げられるように

なってから、毎年数千人が見学に訪れて

いるそうです。


ところで、いろどりが驚かれる理由を

考えると、山林で労なくとれるはっぱを

販売するだけで、高齢者が高額な所得を

得ているということでしょう。


それならば、マスコミにもたくさん

取り上げられているし、見学者も毎年

たくさん訪れている訳ですから、この

会社と同じような事業を行う会社が

ほかにもたくさん現れるはずだと私は

考えています。


しかし、まったくないということまで

私は調べることはできませんが、同社と

同じような事業を行い、同じように繁盛

している会社が登場したということは

きこえてきません。


これはなぜかということについて考えて

きたのですが、私は、これは、高齢者の

方にパソコンを操作できるようにする

ノウハウを同社の横石社長が持っている

からだと思います。


前述の引用したURLの記事でも、

82歳のご婦人は、1日3回パソコンを

立ち上げて、自分の成果を確認していると

書かれています。


そして、横石さんは、パソコンを使う

ようになったことで、60代ではっぱを

集めるビジネスに加わった方が、80代に

なった今の方が若返って見えるとお話し

されています。


私も中小企業の事業改善のお手伝いを

するときに、パソコンの活用を提案する

ことはよくありますが、40代の方でも

パソコンを苦手にする方が少なくなく、

正直、手を焼くことがあります。


どのようなノウハウがあるのかはわかり

ませんが、横石社長は60代の方にも

パソコンを活用させる能力があることが

同社の業績を伸ばしている、最大の要因

ではないかと私は分析しています。


ですから、私は、いろどりははっぱを

売って繁盛しているのではなく、

お年寄りをじょうずに活用できて

いるから繁盛しているのだと思って

います。


ところで、これと関連して思い起こす

ことがあります。


それは、「金持ち父さん貧乏父さん」の

著者で有名なロバート・キヨサキさんの

著書、「キャッシュフロー・クワド

ラント」に出てくるお話しです。


すなわち、「セミナーの聴衆に、

マクドナルドのハンバーガーより

おいしいハンバーガーをつくることが

できる人がいるかと尋ねると、多くの

人が手を挙げるが、マクドナルドが

1日につくるハンバーガーと同じ数の

ハンバーガーをつくることができる

人がいるかと尋ねると、誰も手を挙げ

ない」というものです。


ファストフード業界でマクドナルドが

圧倒的な強みを発揮できているのは、

ハンバーガーがおいしいからという

ことよりも、他社に追随できない

ハンバーガーを提供する能力、すなわち

サプライ・チェーンを持っているという

ことです。


起業しようとしている方からのご相談を

受ける中で、よく「この事業はうまく

行きます」と説明されるときがあります。


これに対し、私は「この事業は、他社に

模倣されることはありませんか」と訊き

返します。


このとき、模倣されないということを

示すことができる人は、残念ながら

少数です。


確かに模倣されない事業を行うという、

ことは難しいですが、逆に言えば、

模倣が難しい事業を始めることが

できるとすれば、起業後に、優位に

事業展開ができます。


むしろ、中小企業が模倣されやすい事業を

始めてしまうと、後から参入してきた

大手の会社との競合に敗れる可能性が

高いと言えます。


ですから、新たな事業を始めるときに、

自社の事業の選択の仕方を、単に、「その

業種は他社では繁盛している」という

ような理由だけなく、模倣されにくいもの

であるかどうかということをよく検討する

ことをお薦めします。






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●編集後記

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私はフェイスブックの返信は心がけて

早く行うようにしています。


というのは、私は、常に都内にいないこと

から、知人とのつながりを弱めないように

しようと考えているからです。


人と人は、直接お会いすることなしに、

つながりは強まりませんが、鄙にいる

私にとって、フェイスブックは多少なり

とも、それをカバーしてくれるツールで

あると考えています。









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2017年03月26日

[ビジネスのきづき](101)「服すと服せざるとは医のとがにあらず」

読者のみなさま、こんにちは。





先日、近所のあぜ道にかたくりの花が

さいているところを見て、片栗粉が

たっぷり使われたエビチリを食べたく

なった六角です。


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●服すと服せざるとは医のとがにあらず

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群馬県太田市の瑞岩寺ご住職の長谷川

俊道さんが、ポッドキャスト番組

( http://podcast5.kiqtas.jp/kikikomi/ )

で、次のようなことをお話しになられて

おられました。


「遺教経というお経の中に、お釈迦さまが

次のように言ったと伝えらえれています。


すなわち、『我は、 良医の病を知って

薬を説くが如し。服すと服せざるとは

医のとがにあらず 。


また、よく導くものの、人を善導に導くが

如し。


これを聞いて行かざるは、導くものの

とがにあらず』


このように、お釈迦さまは、人を導こうと

する人が言っていることを聞いていても、

実際に行動しない人が精進できなかったと

しても、それは導く人の責任ではない

ということです」


これは、僭越ですが、コンサルタントと

して活動している私も心あたりがある

ことがあります。


すなわち、顧問先に、いろいろな改善策を

提案しても、なかなか実践してもらえない

ことは少なくありません。


実践しないといっても、最初から反対

されるだけとは限らず、実践を合意して

もらっても、その後、なかなか着手して

もらえず、結果として実践してもらえない

ないことになるということもあります。


このままですと、単に私の愚痴になって

しまいますので、単に改善策を提案する

だけでなく、実際に着手してもらう

ための工夫もします。


そのひとつの例としては、長期的な計画を

立て、それを1年単位、3か月単位、

1か月単位、1週間単位、1日単位と、

徐々に細かくして、きょうは何をすれば

よいかということを明確にするということ

です。


とはいえ、これも多くの方が実践している

ことでしょう。


それでも、このようなことをしても、

実践しない人も多いということが実情だと

思っています。


私は、コンサルタントになる前は、

顧問先によい改善策を提示することが

コンサルタントの役割だと考えて

いましたが、コンサルタントになって

実際にコンサルティングをしてみて

からは、改善策の提示も重要な仕事では

あるものの、それ以上に、経営者の方に

改善策を実践してもらうための工夫や

努力に大きな力を注がなければなら

ないと感じています。


とはいえ、それでも限界はあります。


「馬を川に連れて行くことはできても、

水を飲ませることはできない」という

英国のことわざがありますが、正しく

最終的には本人の意思によるという

ことだと思います。


ここまでの内容を読むと、最終的には

経営者自身に責任があるという内容に

読み取れると思いますが、私は逆の

見方をしています。


というのは、事業がよくなるかどうかは、

経営者がそうしようと思えばよいという

ことです。


事業をよくしようと思えば、コンサル

タントや専門家の力を借りさえすれば

よいということです。


それでも、行動や決断をしない経営者と

いうのは、実は自分が成功することを

怖がっているのだと考えています。


このことについては、また、別の機会に

述べたいと思います。







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●編集後記

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片栗粉は、かつては現在は、かたくりの

根が原料だったようですが、現在は、

じゃがいもを原料にしているのに、

「片栗粉」という名前をつけて売って

いるようです。


そういえば、杏仁豆腐も、本来は、

あんずの一種である杏仁が原料の

ようですが、いまは、アーモンド

エッセンスを使っているようです。


いずれにしても、かつてはなかなか

手に入りにくかったものが、いまは

安くおいしく作れる時代になったと

いうことはうれしいことです。











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