2017年05月03日

[ビジネスのきづき](139)「融資の裏技は会社の課題の先送り」

読者のみなさま、こんにちは。






最近、執筆中は踏み竹を踏んで、足を

マッサージしている六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から

習得した支援ノウハウを活かして、経営

コンサルタントとして独立、がんばる

日本の中小企業を応援するため、今回も、

ビジネス書7冊(累計発行部数3万部)の

ビジネス書作家として、ビジネスを加速

させるためのきづきを、3分間で読める

メールマガジンにしてお届けします。





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●融資の裏技は会社の課題の先送り

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私ごとで恐縮ですが、私は、毎年、人間

ドックを受診するたびに、節度ある生活を

続け、健康的な体質を目指してくださいと

注意されます。


これは至極当然のことです。


ましてや、暴飲暴食を続けても太らない

ようになる薬があるなどとは考えも

しません。


しかしながら、ビジネスの世界では、

「どんな会社でも融資を受けられる裏技が

あります」というキャッチコピーが飛び

交い、そのような裏技を信じる経営者の

方も少なからずいるようです。


私はこの「どんな会社でも融資を受け

られる裏技」というものはそもそも存在

しないと考えています。


ただ、仮に裏技があるとして、それでも

おかしいと考えます。


その理由のひとつは、銀行は融資を伸ばす

ことに努力しているからです。


銀行は融資をしなければ利益を得ることが

できませんから、黒字の会社や、赤字で

あっても、それが一過性であると考え

られる会社に対しては、ほぼ、融資に

応じるでしょう。


ですから、健全な会社では、裏技を使う

必要はないと言えます。


ここで、「中小企業はなかなか利益を得る

ことができないから、『裏技』が必要に

なることがある」という反論があると

思います。


これに対しては、「それでは、赤字の

会社に融資をすれば、その会社は利益を

得られるようになるのでしょうか?」と

逆に問いてみたいと思います。


融資によって、短期間の資金繰りは確保

できるのですが、融資によって、直接的に

会社を黒字にすることはできません。


確かに、融資によって一定の期間、資金を

確保できるので、その間に事業を黒字に

することができるということも考えれれ

ます。


そして、業績が芳しくなくても、銀行の

協力を得て、黒字になろうとして努力を

する会社はたくさんあります。


しかし、その一方で、融資による支援を

受けても、事業の改善に本腰を入れずに、

ずっと赤字から抜け出せない会社も

少なくありません。


そのような会社が、「裏技」を欲しがる

のでしょう。


そして、赤字の会社は、なぜ赤字なのか

ということを考えると、ドライな表現

ですが、顧客から支持を得られていない

からでしょう。


よく、「赤字の会社に銀行は冷たい」と

いうことをいう経営者の方がいますが、

銀行は会社の事業の結果を評価しており、

その結果というのは、顧客からの支持が

どれくらいあったかという結果です。


すなわち、銀行よりも前に、その会社は

事業のよしあしについて、顧客からの

評価を受けているわけです。


これは、経験的に感じるのですが、

銀行の融資姿勢に批判的な中小企業の

経営者の方は、どういうわけか、顧客

からの自社の評価についてはあまり

関心がありません。


その理由としては、私の想像ですが、

事業を継続させるための対策として、

顧客から支持を得るようにすること

よりも、銀行に融資を依頼することの

方が容易と考えているからではないで

しょうか。


これは、前述のように、融資を受けても

会社の事業は黒字になるわけではない

ので、本質的な課題から目をそらして

いるに過ぎません。


ここで話をまとめると、銀行は融資を

伸ばすことには積極的なので、黒字の

会社は、融資を受けるための裏技は

必要ない。


赤字の会社は、いわゆる「裏技」という

ものを使い、一時的に事業を継続させる

ことで、事業体質を改善するという

本質的な課題に取り組むことを避けようと

していると考えらえる、ということです。


要は、ゆでガエルの状態から早く抜け出す

ことが大切ということです。






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●編集後記

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最近は、健康のために、エレベーターや

エスカレーターを使わずに、歩いて階段を

昇るようにしているのですが、そのためか

足の裏が痛むようになりました。


踏み竹だけでよくなるわけではありま

せんが、竹を踏んでいる間は気持ちよく

なります。


ただ、根本的な問題はメタボなので、

恐らく、体重が減れば、足も痛まなく

なるのだと思います。


私も本質的な課題に目を向けなければ

ならないと思います。








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♪発行責任者

中小企業診断士 六角明雄(ろっかくあきお)

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posted by 六角明雄 at 08:03| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする