2017年06月27日

[ビジネスのきづき](194)「組織の肝は管理活動」

読者のみなさま、こんにちは。






ことしは雨の少ない梅雨になりそうかな

と思っていたところ、最近はまとまった

雨が降り、少しほっとしている六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から

習得した支援ノウハウを活かして、経営

コンサルタントとして独立、がんばる

日本の中小企業を応援するため、今回も、

ビジネス書7冊(累計発行部数3万部)の

ビジネス書作家として、ビジネスを加速

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●組織の肝は管理活動

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最初に、ちょっと固いのですが、

フランス人の鉱山技師でもあり

経営学者でもある、ファヨールの

管理過程論について述べます。


ファヨールは、著書「産業ならびに

一般の管理」で、会社の活動は次の

6つに分類されると述べています。


(1)技術活動

(2)商業活動

(3)財務活動

(4)保全活動

(5)会計活動

(6)管理活動


そして、さらに大切なことは、

6つの活動のうち、管理活動は

他の5つの活動を調和させるという

他の活動とは性格が異なるもので

あることと、管理活動は、職位の

高い人や、規模の大きな会社に

とって重要性が増すということを

指摘しています。


ここで、あえて、ファヨールの

学説を引用しましたが、わざわざ

学説を持ち出さなくても、このことは

多くの方が、経験的に実感し、かつ、

同意されることだと思います。


しかし、管理活動を実践することも

口で言うほど容易ではないと私は

感じています。


そのひとつは、私がこれまで何度も

述べてきていることですが、

せっかく会社を起業したにも

かかわらず、経営者の方が事業に

ばかり注力し、会社全体の舵取り

には、なかなか目がいかないという

ことです。


もうひとつ指摘したいことは、

従業員の方に対する評価の仕方です。


早い話が、業績に貢献する従業員を

経営者の方は評価をしがちであると

いうことです。


自社に貢献する従業員を評価すると

いうことそのものには問題はない

のですが、果たして、そのような

従業員は、経営者の望ような活動を

しているのかという点には、大きな

疑問の余地があると私は考えています。


単純な例を示すと、経営者の方は、

顧客とは長い取引を望んでいる

一方で、従業員の方は、無理な

押し込み販売をして、短期的には

売上を得られるものの、長期的には

取引が継続せずに、結果として、

会社にはあまり収益をもたらさない

ということにもなります。


もうひとつは、実績を出す従業員を

評価することに偏向すると、

会社に従業員を育成する仕組みが

できにくくなるということです。


端的に述べれば、売上をあげさえ

すればよいというように従業員が

考えるようになり、そのことは、

会社に多くの一匹狼をかかえる

ことになります。


そうすると、組織としての行動を

する人はいなくなり、会社として

事業を営む意味が薄れて行きます。


ここでは単純な例をあげましたが、

プロセスの管理が大切ということを

述べました。


このことも多くの方が理解されている

ことですが、なかなか実践できないで

いる事がらでしたので、今回の記事に

取り上げました。


経営者の役割の大部分は管理活動で

あるという点を、もういちど考えて

いただくためのきっかけとなれば

幸いです。






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●編集後記

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実は、私は梅雨は好きではありません。


関東地方は、例年、梅雨が7月中旬頃

まで続き、やっと、梅雨があけたと

おもったら、1〜2週間で立秋になって

しまうからです。


できれば、早く梅雨明けして、夏を

楽しめる期間が長くなって欲しいと

思っています。


でも、やはり水不足になるのは困る

ので、適度な雨が降って欲しいとも

思っています。


こう書くと、私はけっこうわがままだと

感じます。


反省。








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posted by 六角明雄 at 08:02| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月26日

[ビジネスのきづき](193)「PDCAの実践こそ経営者の役割」

読者のみなさま、こんにちは。






先日、夏用に、七分袖のワイシャツを

買って着てみたら、かみさんから、

「太り過ぎた人が、サイズの小さい

ワイシャツを着ているようにしか見え

ない」と、笑われてしまった六角です。


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●PDCAの実践こそ経営者の役割

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私が事業の改善のお手伝いをしている

会社さまには、簡単なバランス・スコア・

カード(BSC)を導入してもらってい

ると、これまで何度かお伝えしています。


この、BSCの実践で、最も大切な

ことは、じょうずにPDCAを行う

ことができるかということです。


PDCAは、多くの方がご存知と思い

ますが、計画(Plan)→実行(Do)

→検証(Check)→Action

(改善)を繰り返して行きながら、

自社の事業をより優れたものに磨いて

いくという活動です。


この、BSCとPDCAの関係ですが、

事業の改善活動そのものはPDCAに

よって行いますが、BSCは効率的な

戦略遂行と、戦略の進行状況を可視化

するためのツールとして利用します。


話しをもどして、BSCによって改善

活動を行いましょうと提案すると、

半数以上はあまり歓迎されません。


残りの半数未満の会社さまも、

BSCを実践してみても、なかなか

定着しません。


なぜかというと、例えば、「商品を

売る」という活動は多くの方が

やりがいを感じるのですが、「どう

やってもうけを増やしていくか」と

いう、経営の工夫については、

やりがいを感じる人はすくない

ようです。


例えば、会社の中で、経理部長が

営業部長に対して、「●●社との

取引は、採算があまり取れていない

のではないですか?」と質問を

したとします。


これに対して、営業部長が、

「我々は、●●社との取引維持に

最大限の努力をはらっている。


これ以上値上げをしたら、他社との

競合に敗れ、取引を切られてしまう。


もし、値上げをして取引がなく

なったら、だれが責任をとるのか」

といった会話が起きる時はないで

しょうか?


こういった、採算すれすれの取引は、

維持するか解消するかという判断は

難しいものです。


結果として、維持することが正解かも

しれないし、解消することが正解かも

しれません。


そこで、まず、経営者が、自社の利益

計画から鑑みた、取引を維持する

相手の一定の基準を示し、それに

あてはまるかどうかということを

1社ずつ検討するということが必要に

なります。


ところが、こういった採算の基準を

提示するということや、それにあて

はまるかどうかを検証するという

活動、すなわち、PDCAの「C」の

活動は、あまり実行されません。


やはり、会社では、「商品を売る」と

いう活動が最も重要な活動と認識され

がちであり、商品が売れていれば安心

してしまうという傾向があります。


これは、私の経験から述べることで、

客観的な根拠はないのですが、商品が

売れていることに安心してしまい

がちな会社は、収益性はあまり高く

ないと感じています。


もう少し端的に述べれば、商品が

売れてさえいればよいという会社は、

結局は事業が成行的であり、その

ことが赤字の原因になっていると

いうことが言えるのではないかと

思います。


これを言いかえれば、経営とは、

商品を販売をすることに直接関与

するのではなく、事業が収益を

得られるようにしていく仕組みを

作ったり、そのための活動に関与

することが第一の役割であると私は

考えています。


しかし、前述の通り、事業を見直し

して、収益の得られるようにして

いくという活動は地味なものであり、

それをやりがいをもって取り組もうと

する人の割合は少ないように感じて

います。


結論とすれば、PDCAのうち、

PとDは多くの方が関心を持ち

ますが、CとAの活動に関心を

持つ人は少ないようです。


でも、CとAを実践することこそ、

最も難しい課題であり、そして、

それが正に経営者の方の役割で

あると私は考えています。


むしろ、それに取り組まない経営者は、

「売上を上げるため」という口実で、

本来、果たすべき役割から逃れようと

しているのではないかと思います。




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●編集後記

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皮下脂肪の厚い人にとって、夏の暑さは

応えますが、暑さだけでなく、衣類にも

苦労する季節です。


薄着になると、大きなおなかが丸見えに

なってかっこうが悪いのですが、これも

自業自得です。


何度も奮起していることですが、

今年こそ標準体重を目指したいと

思います。








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2017年06月25日

[ビジネスのきづき](192)「名前だけの株式会社にならないために」

読者のみなさま、こんにちは。





先日、衝動的に近所の定食屋さんのから

あげ定食を食べたくなって、がまん

しきれずにお店に駆け込んで行って

しまった六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から

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●株式会社だから信用されるのか

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創業時の融資の相談を受けるときに、

会社を設立した方がよいか、個人事業

主の方がよいかという相談を受けます。


しかし、そのような方は、ほぼ、会社を

設立することを決めています。


しかも、合同会社ではなく、株式会社を

選択します。


その理由は、株式会社として事業を

営まないと、取引先から信用して

もらえないというものです。


そのこと自体は問題がないので、

私は「そうお考えであれば、ぜひ、

株式会社を設立しましょう」と

お答えします。


しかし、せっかく高い費用を支払って

株式会社を設立したにも関わらず、

設立した後になってから、本当に

株式会社を設立した意義があるのだ

ろうかと、疑問に感じることも多く

あります。


前述の「株式会社でないと取引先から

信用してもらえない」という理由は、

次のようなものでしょう。


(1)株式会社では、資産規模や事業

規模がある程度の大きさがあると

思われる。


(2)株式会社では、事業運営体制が

整っていると思われる。


株式会社とはいえ、創業後間もない

ときにいきなり事業規模などを大きく

することは難しいですが、運営体制の

整備は実施が可能でしょう。


もし、ここで、「自社はそれほどの

ことはするまでもない」とお考えで

あれば、株式会社を設立したことは

単に外見をよくするためだけという

ことになってしまいます。


「それは建前だ」とお考えになる

方もいらっしゃるかもしれませんが、

ここでは、せっかく会社を設立した

のだから、外見に中身を合わせる

ことを目指すという前提で述べて

いきます。


ひとつめは、決算公告をするという

ことです。


株式会社は、会社法第440条など

により、貸借対照表を新聞かインター

ネットで公表することが義務付けられ

ています。


この義務があるのは、まさに、株式

会社の信用の高さを保証するため

であり、いいかえれば、株式会社の

信用が高いのは、貸借対照表が公開

されるからです。


実は、この規定は、罰則がないと

いうこともあり、義務があるにも

かかわらず、90%の株式会社は

決算公告をしていないと言われて

います。


ある意味、株式会社の90%は、

外見だけの株式会社となっている

といえるのかもしれません。


また、会社の決算公告については、

異論のある方もいると思いますが、

その議論についてはここでは

割愛し、実際に、自社の属する

業界のイメージを変えたいとの

思いから、決算公告をきちんと

行っている会社の例をご覧

いただきたいと思います。

https://goo.gl/gGTQY3


次に、定期的に取締役の会議を

開くということです。


かつては、すべての株式会社に

「取締役会」の設置が義務付け

られていました。


しかし、「会社法」が施行されて

からは、公開会社(すべての株式、

または、一部の株式の譲渡に関して、

会社の承認を要する旨を定款によって

定めていない会社)でなければ、

取締役会の設置は義務付けられて

いません。


いま、日本の株式会社のほとんどは

公開会社ではない会社(いわゆる株式

譲渡制限会社)なので、取締役会も

設置していません。


ただ、法律で義務付けられていない

からといって、取締役の会議を開いて

いなければ、その会社は、社長一人で

すべてを決めているワンマン会社と

なってしまい、それは、個人事業主と

なんら変わりないでしょう。


ですから、譲渡制限会社であっても、

取締役会を設置している公開会社と

同様に、3か月に1度、できれば、

毎月、取締役の会議を開くことを

お薦めします。


もし、取締役が社長1人しかいない

という会社は、取締役に代えて、

幹部を集めて会議を開くことでも

よいと思います。


そうすることで、より組織的な事業

運営を早い段階から行うことになり、

事業拡大の速度が高まるでしょう。


以上、述べた、決算公告を行ったり、

取締役の会議を定期的に開く会社は、

中身も外見通りの株式会社となり、

単に、器だけが株式会社の会社よりも、

実力のある会社になると私は考えて

います。






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●編集後記

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冒頭の定食屋さんの店主は、故川谷拓三

さんに似ていて、お店の中には、店主と

お元気なころの川谷さんのツーショット

写真があります。


そのお店は、市街地からは離れた

ところにあって、一見、立地は良くない

のですが、前述のように、味はよくて、

お昼の時間帯は、早めにお店に入ら

ないと、30分間くらい待たされて

しまいます。


私の住まいは田舎にあるのですが、

そういうお店が近くにあるというのは、

とても恵まれていると実感しています。









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