2017年06月17日

[ビジネスのきづき](184)「管理会計の薦め」

読者のみなさま、こんにちは。






先日、メールマガジンの読者の方から

感想を頂いて、やる気が倍になった

六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から

習得した支援ノウハウを活かして、経営

コンサルタントとして独立、がんばる

日本の中小企業を応援するため、今回も、

ビジネス書7冊(累計発行部数3万部)の

ビジネス書作家として、ビジネスを加速

させるためのきづきを、3分間で読める

メールマガジンにしてお届けします。





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●管理会計の薦め

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私は、中小企業の融資申請のお手伝いを

させていただくことが多いのですが、

実は、何か特殊な技術を持っていると

いうことはありません。


実際に、私のようなものを頼らずに、

独力で銀行から融資を受けている会社は

圧倒的に多いでしょう。


業績がよい会社は、独力で銀行から融資を

受けられるのは当然ですが、黒字とはいえ

業績が万全と言えない会社や、赤字の額が

少額の会社は、融資を申し込んだ銀行の

職員の会社の状況を汲み取る能力が高い

場合か、会社が銀行に対して上手に自社の

状況を説明できる場合も、独力で融資を

受けられるでしょう。


会社が深刻な赤字になっていなければ、

銀行は直ちに融資を断るということは

しません。


しかし、将来の見通しを見るにあたって、

なぜ、現在、苦戦しているのかとうことが

分からなければ、融資申込を受けても、

それを判断することができません。


よく、「会社が赤字だから銀行に融資を

断られた」と言われますが、厳密には、

「会社が赤字の理由をうまく説明できな

かったから、銀行に融資を断られた」と

いうことになるでしょう。


ここまで長々と述べてきましたが、要は

自社の状況が説明できるかどうかが

融資の応諾の鍵になっているという

ことです。


ここで、「ちゃんと自社の業況について

説明したけれど、融資を断られた」という

経験をお持ちの方もいると思います。


これについては、ケースバイケースなので

一概には言えないのですが、私が銀行に

勤務していたとき、長時間にわたって

会社の説明を受けたけれども、銀行として

聞きたい内容はお話ししてもらえなかった

という経験は多くありました。


得てして、長時間の説明をする経営者の

方は、情緒に訴えようとする傾向にあり、

お話している内容の客観的な根拠などは

ほとんどなく、結果として、融資判断の

材料とはなりませんでした。


長時間お話しするよりも、伝えたいことを

文章や資料で提出していただくことの方が

説得力が何倍も高くなります。


客観的な資料がなければ、どれだけお話を

されてもあまり意味はありません。


それでは、どのような資料を提出すれば

よいのかということになりますが、冒頭に

述べたとおり、何ら特殊なものではないと

私は思っています。


例えば、顧客別売上、製品部門別売上、

地域別売上などの過去の推移がある

だけでも、銀行は業況を把握しやすく

なります。


また、資金繰予定表が作成してあるだけ

でも、なぜお金が不足しているのかという

ことを、銀行は容易に理解できます。


そして、これらの顧客別売上高の推移や

資金繰予定表などの資料は、銀行だけが

求める特殊な資料ではありません。


これらの資料は広く一般的なものであり、

自社が、より効率的な事業運営を行う

ためにはとても有用な資料です。


とはいえ、これらの資料を作ることは、

多くの中小企業にとって負担と感じる

ようです。


現実的には、数か月遅れで月次試算表を

作成しているという会社が多く、さら

には、月次試算表も作成していないと

いう会社も珍しくありません。


ここで、この記事の結論として、きちんと

資料を作成していれば、銀行からの融資を

受けやすくなると書くこともできますが、

今回お伝えしたいことはそのようなこと

ではなく、融資申込にあたって銀行が

欲しいと感じる資料は、特殊なものでは

なく、一般的な管理会計の資料であると

いうことです。


銀行が求める資料は、自社にとっても

役立つ資料であり、「銀行から出せと

言われたから作成している」と考える

ことなく、「自社の業況の改善に役立つ

資料を作成する」と考えるだけでも、

管理会計の資料を作成するきっかけと

することができると私は思っています。


直接の因果関係は把握していませんが、

業況のよい会社は、きちんと管理会計の

資料を活用している点で共通していると

いうことも事実です。




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●編集後記

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先日、読者のSさんからいただいた感想を

ご紹介させていただきます。


「いつも楽しくまた大変興味深く拝読して

おります。6月14日配信の『プロセスを

指示する』の中に書かれていた『具体的な

指示を出せ』はとても良かったです。


これは夫婦・男女間にも言えることだと

つくづく思いました。


特に男性は『言わなくても分かるだろ』が

多く『言わなきゃわかんねーよ』といつも

心で毒突いております」


Sさま、ご感想ありがとうございました。


私は、事業運営の助言について専門として

おりますが、男女関係はまったく不得意な

分野です。


ただ、女性のSさんが、男性から察して

欲しいと言われておられるようですが、

私は、かみさんから、「どうして察しが

悪いの」といつも怒られているのはなぜ?

と思いました。


いずれにしても、私の修業が足りない

ことは間違いないようです。






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♪発行責任者

中小企業診断士 六角明雄(ろっかくあきお)

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posted by 六角明雄 at 08:02| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする