2017年07月28日

[ビジネスのきづき](225)「頭に入っている」

読者のみなさま、こんにちは。






先日、歯医者さんに行って歯を見て

もらったら、虫歯がないと言われて

少し安心した六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から

習得した支援ノウハウを活かして、経営

コンサルタントとして独立、がんばる

日本の中小企業を応援するため、今回も、

ビジネス書7冊(累計発行部数3万部)の

ビジネス書作家として、ビジネスを加速

させるためのきづきを、3分間で読める

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●頭に入っている

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今回も、当然すぎるということについて

書きます。


事業の改善のお手伝いをしている会社の

経営者の方と、よく、次のような会話を

します。


「貴社の事業計画書はありますか?」


「それは、私の頭に入っています」


「貴社の資金繰表はありますか?」


「それは、私の頭に入っています」


「貴社の前月の損益計算書はありま

すか?」

「それは、私の頭に入っています」


「それでは、それらの頭の中に入って

いる資料を、来週までに書面にして

おいてください」


「わかりました」


このような会話をしたあと、1週間を

経過しても、ほぼ、書面は完成して

いません。


このように書くと、「頭に入っている

というのは嘘なのだから、そのような

ことはやめるべきだ」と私が指摘

しようとしていると、多くの方は、

お考えになるかもしれません。


しかし、必ずしもそうではありません。


事業の現場に携わっている経営者の

方は、事業の見通しも常に立てている

であろうし、資金繰りもおおよそを

把握しているであろうし、収支も

おおよそが分かっていると思って

います。


ただし、「頭に入っている」という

レベルでは、精度はかなり低いという

ことは事実だと思います。


このような状態は、無借金の会社で

あれば、問題はないと思います。


ただ、数名〜数十名の従業員の方を

雇っている、銀行から融資を受けて

いるという、ある程度の組織的な

活動をしている会社では、経営者

だけが事業の情報を頭に入れている

だけでは、不都合なことが起きて

くることは間違いないでしょう。


そこで、その次に問題となってくる

ことは、経営者の方が、資金繰や

収支状況を文書にする時間が確保

できないということです。


とはいえ、「時間を確保できない」と

記載したのは不正確で、優先順位を

誤っているということが私の考えです。


すなわち、事業計画書、月次損益

計算書、資金繰表がなければ、事業

活動を営むことはできないという

ことが私の考えです。


これに対しては「それらがなくても

実際に事業はできる」という反論が

あるかもしれません。


しかし、事業計画書、月次損益

計算書、資金繰表なしで事業をして

いるとすれば、それは成り行きで

事業をしているだけで、きちんと

経営者の意図するところを経営者の

管理のもとに事業が営まれている

とは言えないでしょう。


そして、そのような主体性のない

事業は、早晩、行き詰ることは

間違いないでしょう。


また、事業計画書などを書面にする

ことによって、計画に矛盾点や思い

違いはないかということが明確に

なることで、より精緻な指示ができる

ようになったり、従業員や銀行の間で

情報が共有化されて、より、組織的な

活動ができるようになります。


このようなことは理解はしてもらえる

ものの、これを実践するには、もう

ひとつ、心理的な壁があると思います。


それは、経営者の方が、数字が苦手で

あったり、文章を書くことが苦手で

あったりすることです。


これについては、税理士の方や銀行

職員などの専門家の助力を得るか、

できれば、経営者ご自身が数字に強く

なったり、思いを文字にすることが

できるようになる能力を身に付ける

ことをお薦めしたいと思います。





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●編集後記

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私は健康志向が決して高いとは思って

いないのですが、電動歯ブラシを使う

ようになってから、歯がつるつるに

なる感触が気持ちよくて、食事の後に

歯磨きをする習慣がついてしまい

ました。


虫歯がないといわれたのも電動歯

ブラシのおかげだと思っています。


ただ、自分は文明の利器に頼り過ぎて

いるのでは?と、ちょっと心配にも

なってきました。


でも、なるべく頼らにようにしよう

と思っても、今からは逆戻りでき

そうにありません。(^^ゞ







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posted by 六角明雄 at 08:02| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月27日

[ビジネスのきづき](224)「中小企業は弱者か」

読者のみなさま、こんにちは。






最近は、そうめんやそばを食べる機会が

多くなったのですが、そのたびに、

麺つゆに入れるわさびの量を誤って多く

入れ過ぎてしまい、せきこんでしまう

六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

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●中小企業は弱者か

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今回は、中小企業白書に記載されて

いた、中小企業政策に関する内容に

ついてご紹介します。


まず、中小企業白書の一部を抜粋

した文書をご紹介します。


「中小企業従事者についても、実質

的な所得水準、生活水準が向上して

おり、中小企業と大企業の格差は

依然として存在するものの、格差の

実態の意味を変容させている。


すなわち、細分化された専門分野

(いわゆるニッチ分野)での高い

技術力を背景に、国際市場の一定

割合を占有する等、極めて高い

競争力を有する中小企業(いわゆる

オンリーワン企業)や大企業への

企画提案型企業に加え、自らの

知識、ノウハウ等を的確に活用

しつつ新たな事業を開始する中小

企業など、我が国の経済構造に

変化を促す活力ある中小企業、

新規企業が出現するようになって

おり、このような中小企業が将来の

我が国経済活性化の新たな推進役に

なっていくものと期待される。


このため、平均値のみを比較し、

大企業に比して弱い存在として

中小企業を一律にとらえることは

適切ではなくなってきている。


以上のように、中小企業基本法が

制定された時の、中小企業の企業

数の過多性、企業規模の過小性と

いう画一的な中小企業像を前提と

した大企業と中小企業との間の

『格差是正』という政策理念と

これに基づく政策体系は、もはや

現実に適合しなくなっている。


なお、『行政改革委員会最終意見』

では、『中小企業=弱者として

講ずる一律・硬直的な保護策は、

効率性を阻害し、能力ある中小

企業、意欲ある創業期の中小企業の

成長機会を奪い、中小企業全体の

活力を喪失させる』との指摘が

なされている」


ここに書かれている内容は、多くの

方に納得していただけるものだと

思います。


要は、規模が小さくても大企業と

対等の活動ができる中小企業が

多く現れており、そのような状況に

応じた中小企業施策に転換する

という内容です。


そして、最後の『中小企業=弱者と

して講ずる一律・硬直的な保護策は、

効率性を阻害し(中略)中小企業

全体の活力を喪失させる』という

部分は衝撃の大きい文書であると

思います。


言い換えれば、実力のない中小

起業は保護しないということです。


ですから、これからは、中小企業と

いえども、弱者ではないものとして

扱われる訳ですので、きちんとした

能力を求められるということです。


きょうの結論としては、これなの

ですが、ここでもうひとつお伝え

したいことがあります。


引用した中小企業白書は、

平成12年版だということです。


したがって、中小企業施策の変更は

平成11年のことです。


現在は、それから約18年が経って

いるということです。


政府は『中小企業=弱者でない』と

いうスタンスになったということは

あまり感じないかもしれませんが、

徐々にそれが現れているとも私は

思っています。


その具体的な内容は別の機会に

お伝えしたいと思いますが、単に

「中小企業だから事業がうまく

いかなくても仕方ない。だから

政府はもっと支援すべきだ」と

いう考えは、これからはとる

べきではないと私は考えています。




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●当事務所の8月の予定

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●編集後記

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私は、「辛い系」のスパイスがすきで、

わさびもたくさん使います。


わさびはお寿司やお刺身にも使い

ますが、私は、豆腐を食べるときも

わさびを使っています。


また、日光市に行くと、名産の湯葉も

わさびを使うことを薦めているよう

です。


わさびって、いろいろなものと

合うようですね。


ちなみに、わさびのたくさん獲れる

伊豆に行ったときに、わさび味の

ソフトクリームを食べたことも

いい思い出になっています。







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posted by 六角明雄 at 08:02| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月26日

[ビジネスのきづき](223)「棚卸資産の評価」

読者のみなさま、こんにちは。






私の好物はおそばですが、学生のときは

盛岡市でわんこそばを100杯食べた

ことがある、六角です。


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●棚卸資産の評価

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今回は、単純に、棚卸資産の評価に

ついて説明します。


棚卸の評価については、評価基準、

評価方法、評価単位という3つの

評価に関するルールがあります。


このうち、評価基準と評価方法は、

言葉だけでは違いが分かりにくい

ものですが、評価基準とは、どの

タイミングの価額を評価の基準と

するのかというルールで、一方、

評価方法とは、棚卸資産をひとつ

ずつ評価するのか、まとめて評価

するのか、まとめて評価する場合、

どのように評価額を計算するのか

というルールです。


具体的には、評価基準は、(1)

棚卸資産を取得した時の価額

(取得原価基準)、(2)棚卸

資産を評価する時の時価(時価

基準)、(3)取得した時の価額と

時価のいずれか小さい方の金額

(低下基準)の3つですが、

一般的な棚卸資産は低価基準で

評価することが原則となって

います。


(この説明の仕方は、厳密には、

棚卸資産会計基準に示されている

ものとは異なりますが、理解を

容易にするために、あえて変えて

いることをご了承ください)


そして、評価方法は、(1)個別法、

(2)先入先出法、(3)平均原価

法(総平均法と移動平均法)、(4)

売価還元法、(5)最終仕入原価法が

あります。


それぞれどのようなものかという

ことについては、この記事では

説明を割愛します。


また、評価単位とは、棚卸資産を

1つずつ評価するか、複数で評価

するかというルールです。


原則は1つずつですが、複数で

評価することが妥当という場合も

あります。


例えば、自動車とその付属品を

評価する場合、それぞれ個別に

いくらで売れるかという見方で

評価するよりも、合わせて販売

するときの価額で評価することが

妥当ということができます。


ところで、これらの棚卸資産の

評価に関するルールは、なぜ

大切なのでしょうか?


簡単に言えば、棚卸資産の評価は

難しいということです。


例えば、会社の建物は取得価額を

減価償却していくだけで価額を計算

することができますが、棚卸資産は、

短期間でたくさんの数量を扱うため、

単純に計算できないということです。


だからこそ、複雑な規則があります。


でも、これも当たり前のことであり、

大切なことは、このルールを守ると

いうことです。


私はこれまで、正確な会計情報を

把握したり銀行に提供することが

大切だと述べてきましたが、規則に

基づかない方法で棚卸資産を評価

することは避けなければなりません。


確かに、会計のルールに基づく価額が

必ずしも正確な価額ではないという

こともありますが、それでも、会計の

ルールに基づく価額には合理的な

理由があります。


会社の事業の改善のためには、統一

されたルールに従うことが基本で

あると私は考えています。


なお、棚卸資産に関する知識は、

拙著「図解でわかる棚卸資産の

実務いちばん最初に読む本」

( http://amzn.to/1UjplCq )を

ご活用いただきたいと思います。






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●編集後記

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わんこそばはおいしいということも

ありますが、すきなだけおそばを

食べられるということも魅力です。


特に、たくさん食べられる自信の

ある人は、何杯食べられたかという

ことをほかの人と競うことができる

ことも楽しみのひとつです。


でも、私は100杯を食べることが

できたということが証明できたので、

その後は、わんこそばを食べる機会が

あっても、無理に多く食べることは

しなくなりました。


なぜなら、わんこそばを100杯

食べた後、1週間はおそばを食べたく

なくなってしまったからです。


おそばは量よりも味で楽しむものだ

ということを、あらためて実感した

経験でした。







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