2017年07月22日

[ビジネスのきづき](219)「経営戦略と経営戦術」

読者のみなさま、こんにちは。






関東地方がやっと梅雨明けしたと

思ったら、きょうから立秋まで16日

足らずしかないと考えると、夏は意外と

短いなぁと、ちょっとがっかりしている

六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から

習得した支援ノウハウを活かして、経営

コンサルタントとして独立、がんばる

日本の中小企業を応援するため、今回も、

ビジネス書7冊(累計発行部数3万部)の

ビジネス書作家として、ビジネスを加速

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●経営戦略と経営戦術

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きょうは、私が指摘するまでもなく、

至極当然のことを書きたいと思います。


事業改善のお手伝いをしている中で、

その会社が、なぜ、なかなか改善が

できないのかということを考えると、

多くの場合、最終的には、そのような

会社は、場当たり的な活動が多いと

いうところに行きつきます。


もちろん、場当たり的な活動よりも

長期的な視点に立った活動をして

いる方が、より優れた業績に結び

つくと考える方は多いと思いますが、

それでは、なぜ、それが実現できない

会社も多いのかというところが、

コンサルタントとして私も大きな

関心をもって探求しています。


とはいえ、その原因はひとつだけでは

ないようです。


そこで、そのうちの大きな要因を

ひとつあげると、経営者の方は、

経営戦略よりも戦術にばかり目が

行がちということが考えられます。


例えば、「街の電気屋さん」が大手

家電小売店との競合に負けないよう、

きめ細かいサービスを提供するという

「戦略」を採ることにしたとします。


しかし、きめ細かいサービスの提供は

一朝一夕にはなかなか実現できません。


顧客カードの整備や、従業員の育成

などが前提となります。


きめ細かいサービスの実践に着手

しても、その翌日から効果が現れる

という訳でもありません。


そう考えると、「インターネットで

集客する」「目玉商品で来店客を

増やす」「イベントを実施する」

などといった、短期的には効果が

見込まれる「戦術」に目が行きがちに

なります。


そこで、長期的にはきめ細かい

サービスの実現をめざすものの、

当面は短期的な戦術も合わせて実践

するということを考えたりもする

でしょう。


これもひとつの方法だと思いますが、

その場合、短期的な目標に向けた

活動と合わせて、長期的な目標に

向けた活動も意識して実践し続ける

ことは、少し難しくなるようです。


なぜなら、数年後に実現するための

課題は、今週、今月に実現しなければ

ならないための課題に劣後されやすく、

それを根気よく実践することは、

強い精神力が必要になります。


また、短期的な「戦術」で効果を

感じることがあると、なかなか効果が

現れない「戦略」を実践することへの

関心が薄れてしまうということも

考えられるでしょう。


ここで話を戻して、「戦術」ばかりを

実践している会社は、顧客からどの

ように評価されるのかということを

考えてみるべきと思います。


例えば、商品の安さを売り物にする、

イベントを実施している、などといった

お店はいくらでもあります。


そのお店がないと困るというような

顧客はあまり多くないでしょう。


ここで、少しかっこいい言葉を使うと、

「使命(ミッション)」「事業領域

(ドメイン)」「理念(ビジョン)」の

いずれでも構わないのですが、この

ようなものが感じられない会社は、

顧客にとってあまり支持はされないと

私は考えています。


そして、ミッション、ドメイン、

ビジョンを持った会社を実現させる

役割を持つものが経営戦略です。


そこで、経営戦略が大切になるわけ

です。


そして、このことは、多くの方が

当然とお考えなのですが、なかなか

実践できないでいるようです。


今回の結論としては、経営戦略を実践

できるような経営者の強い意思、

そして、それを実践できるだけの

経営資源をともなって事業に臨む

ことが、大きなポイントであると

いうことです。






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●8月4日(金)融資勉強会のお知らせ

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●編集後記

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私は開放的な気分になれる夏が好き

なので、秋になってしまうと少し

さみしい気分になるのですが、

8月中に、海に出かけるなどして、

なんとか夏を味わえる経験をしたいと

思います。


それにしても、時が経つのは速い

ですね。


毎年思うことですが、積み残しのない

ようにしたいものです。









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2017年07月21日

[ビジネスのきづき](218)「銀行は粉飾を見抜くことはできるか」

読者のみなさま、こんにちは。






映画をみたいと思いつつ、映画を観ている

約3時間の間に電話がかかってきたらどう

しようと思うと、なかなか映画を観に行く

ことができないでいる六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

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●銀行は粉飾を見抜くことはできるか

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今回は、銀行は融資先の粉飾を

見抜くことができるかどうかと

いうことについて述べたいと

思います。


なお、あらかじめお断りして

おきたいのですが、融資先の

粉飾については、人それぞれに

考え方があるので、この記事は、

私ひとりが考えているものであり、

広く銀行の融資担当者が同じ

ことを考えているわけではない

ということをご承知おきいただき

たいと思います。


粉飾の前に、まず、銀行は、

融資先の決算書についてどう

見ているのかということに

ついて述べたいと思います。


実は、銀行は融資先の決算書の

信憑性はあまり高くないと考えて

います。


ここで、顧問税理士の方も含めて

「当社の決算書はきちんと税務署に

提出し、受付印も押印されている

正式なものだ」と反論される方も

いらっしゃいます。


これについては、税務署が受付

したものであるし、また、株主

総会で承認されたものであると

いう面で、その会社の決算書は

「正式」なものであるという

ことに変わりはありません。


そして、銀行は、その正式な

決算書の数値は重んじます。


しかしながら、決算書が正式で

あることが、必ずしも実態を

表していることを保証している

とは限りません。


会計については「利益は意見、

現金は事実」という有名な言葉が

ある通り、決算書はどうしても

恣意性が入る余地があります。


これは、会社の利益が多くなり

そうなときは、納税額を減らそう

として利益額を少なくする調整が

行われることもあれば、会社が

赤字になりそうなときは、銀行

からの評価を下げないように、

黒字にしようとする調整が

行われることからも明らかです。


このような恣意性は避けられない

ものですが、さらに、「当社は

『中小企業の会計に関する基本

要領』( https://goo.gl/hR8Y2x )

を採り入れている、または、

『中小企業の会計に関する指針』

( https://goo.gl/knky89 )を

採り入れているので、恣意性は

少ない」とお考えの方も多いと

思います。


これについてはその通りですが、

それでも、中小会計要領や中小

会計指針は完全に恣意性を排除

することはできず、それぞれの

許容する範囲で利益の調整は

可能です。


これは、中小会計要領や中小

会計指針が意味はないという

ことではなく、会計はどう

しても恣意性がはいる余地が

あるということです。


ここまで恣意性について述べて

多く述べてきましたが、私が

伝えたいことは、決算書は恣意

性が入っているという前提の

ものであるということです。


ここで、たいへん恐縮なの

ですが、それは、ステーク

ホルダーの数が比較的少ない

中小企業はその傾向が強い

ということです。


そこで、銀行は、中小企業の

収支状況については、決算書

だけに頼らないようにして

いるということです。


具体的には、口座の異動、

経営者の銀行に来る頻度、

同業者からの風評などにも

注意して、実態と決算書の

内容に乖離がないかを確認

しているということです。


そして、本日の本題である、

粉飾を見抜くことができるか

ということですが、実は、

これは、多くの場合、前もって

見抜くことはできないという

ことが私の結論です。


ここで、私の指す粉飾の定義

ですが、それは会計のルールを

破って決算書を作成している

ということです。


これは、悪意をもって行われる

ので、その隠しごとを第三者が

見抜くことは極めて困難です。


そして、そもそも、会社の

決算書は必ずしも実態を正確に

表しているとは限らないため、

単に、「あの会社は怪しい」と

いうだけでは、粉飾をしている

とは断言できない訳です。


しかしながら、銀行は、その

ような会社に対して何ら対策を

していないのかというと、

やはり、長年の経験をもって

粉飾をしているのではないかと

感じられる融資先に対しては、

それなりの対策をしています。


もし、粉飾をしていることが

濃厚であれば、融資額を減らす

ことをするでしょう。


融資額が大きい場合は、万一の

ときに供えて、損失額が最小限と

なるように対策をとります。


結論としては、粉飾をしているか

どうかは直接的には把握できない

ものの、そもそも銀行は決算書が

必ずしも実態を反映しているとは

限らないという前提で融資先を

見ているので、それなりの対応を

しているということです。


なお、本論からは外れますが、

粉飾決算は、ルールを外れる

行為ということだけでなく、

いま行うべき課題を先送りし、

さらに解決を難しくするだけの

ことであることから、決して

行うべきではないということを

付言いたします。





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●8月4日(金)融資勉強会のお知らせ

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●日時:8月4日(金)13時00分〜

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●会場:新宿アントレサロン

東京都新宿区新宿2丁目12番13号

地図→ https://goo.gl/7kT5U4


●参加費:1,000円(消費税込み)

当日、会場でお申し受けします。


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●編集後記

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ちょっとストレスがたまったときは、

ポップコーンを食べながら、べったり

スクリーンに浸りたいと思う時が

あるのですが、やはり3時間近く

誰とも連絡をしない状態になると

いうのは、少し心配になります。


とはいえ、いつも頻繁に連絡が入る

のかといえば、3時間以上、何の

連絡もないこともあるのですが、

なかなか踏ん切りがつきません。


そこは気持ち次第ですね。


あとは、観たい映画があれば、

それを観られるように、ちゃんと

スケジュールを調整するように

すれば言い訳です。


今回も反省します。










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2017年07月20日

[ビジネスのきづき](217)「ルールを生かすためのルール」

読者のみなさま、こんにちは。






最近、ストレスが溜まったときは、

かみさんと一緒にコストコへ買い物に

行って、気分転換をしている六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から

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●ルールを生かすためのルール

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エビ加工会社の株式会社パプアニュー

ギニア海産という会社の工場長を

務める、武藤北斗さんの著書「生きる

職場」( http://amzn.to/2vadpdM )を

読みました。


パプアニューギニア海産は、出勤・

退勤時間は自由、嫌いな作業はやらな

くてよいという取り組みが注目を

浴びています。


「本当に、出勤・退勤時間は自由で、

嫌いな作業はやらなくてよいという

ことで、事業運営が成り立つのか」

という疑問は多くの方が持つと思い

ますが、それは、同書を読むことで

理解できると思います。


私が、この本をこの記事で取り上げ

たいと思った理由は、「ルールを

生かすためのルール」というところが

重要だと思ったからです。


具体的には、同社では有休を取る

ときには、連絡をしないという

ことをルールにしているそうです。


しかも、休んだ後から、休んだ日を

有休とすることも可能だという

ことです。


このようなことにしている背景と

しては、武藤さんは「有休をパート

タイマーにも与えている」などと

喧伝している経営者は、実際には

無言のプレッシャーで自由に有休を

取得できるようにはしていないと

考えているからだそうです。


本当に従業員に有休を与えたいので

あれば、それを妨げる要因を取り

除かなければなりません。


もし、表面的に制度を整えても、

それが実行力のともなうもので

なければ、画餅となってしまい、

意味はありません。


そうであれば、ルールがきちんと

実現するようにする必要がある

でしょう。


ですから、有休を取るときは、

連絡をしないということを

武藤さんはルールにしたようです。


このように書くと、やはり、

「確かにその通りかもしれないが、

世の中は、必ずしもそのような

建前が通用とは限らない」と

多くの方が感じることでしょう。


しかしながら、武藤さんは、この

ようなルールを実践していながら、

人を性善説でとらえている訳では

ないようです。


だからこそルールを重んじている

ようです。


有休を与えるというルールを作り

ながら、それを有形無実のものと

してしまったら、そのルールの

もとで働く人たちは、余計に

本音と建前を使い分ける人に

なってしまうでしょう。


だからこそ、表と裏がない環境を

整えることに武藤さんは注力されて

いるのだと思います。


今回の結論は、経営者の方が

従業員の方に対して、効率的な

働き方をして欲しいと思うので

あれば、それなりの環境整備を

しなければならないとうこと

です。


パプアニューギニア海産さん

では、そのための取り組みの

ひとつが、出勤・退勤時間は

自由、嫌いな作業はやらなくて

よいというルールです。


そして、これは、同社の事業に

あった独自のルールです。


日本のどんな会社にも一律に

適用できるルールではありま

せん。


どうすれば効率よく従業員の方に

働いてもらえるのかという、自社に

合ったルールを作ることが経営者の

役割であり、それこそがまさに

「会社経営」ということであると、

私は武藤さんの本を読んで感じ

ました。





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●8月4日(金)融資勉強会のお知らせ

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「融資について詳しくなりたい」という

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ために、融資勉強会を開催します。


●日時:8月4日(金)13時00分〜

15時00分まで。


●会場:新宿アントレサロン

東京都新宿区新宿2丁目12番13号

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●参加費:1,000円(消費税込み)

当日、会場でお申し受けします。


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席に限りがありますので、お早めに

お申し込みください。




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●編集後記

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コストコで売られている商品は

価格が安いという訳ではありま

せんが、近所のお店では買えない

ものが売られているというところが

魅力を感じます。


特に、サイズの大きなものばかり

売られているというのは驚きです。


牛肉も1パック3kgで売られて

いて、賞味期限以内に食べきれるか

どうかというほどの量です。


(といいつつ、私は、その肉を

買って、小分けにして冷凍して

います。)


結局、大きいサイズの商品を買うと、

ちょっと気持ちが大きくなれるという

ところが、気分転換になるのだと

思います。









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