2017年07月17日

[ビジネスのきづき](214)「あえて1番にならない」

読者のみなさま、こんにちは。






先日の寝苦しい真夜中に、窓を開けたら、

かえるの大合唱が聞こえてきて、ますます

暑さを感じてしまった六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から

習得した支援ノウハウを活かして、経営

コンサルタントとして独立、がんばる

日本の中小企業を応援するため、今回も、

ビジネス書7冊(累計発行部数3万部)の

ビジネス書作家として、ビジネスを加速

させるためのきづきを、3分間で読める

メールマガジンにしてお届けします。





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●あえて1番にならない

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私はこれまで、会社の業績を高める

には、部分最適ではなく、全体最適を

目指すようにしましょうと伝えてきて

います。


部分最適とは、会社の一部の都合を

優先させることで、全体最適とは

会社全体の業績がうまく行くように

考えて意思決定することです。


ただ、このような表現ですと、

独りよがりはいけないという

道徳的な意味で解釈されてしまい

そうですが、単に、道徳的に他人を

慮っても、業績があがらなければ

意味はありません。


ここでの全体最適とは、限られた

経営資源をどのように配分する

ことが最大の利益を得られるかと

いう資源配分の仕方を指して

います。


話しがそれますが、実は、この

資源配分もまったく根拠なく

行うべきではありませんが、

資源配分が適切であったか

どうかということは、事後的に

分かるということもこの全体

最適を実現させることが難しい

要因となっています。


資源配分について、簡単な例を

しめします。


従業員数が100人、小売業を

営むある会社が、A市、B市、

C市にそれぞれ店を持っていると

します。


A市のA店は50人、B市のB店は

30人、C市のC店には20人の

従業員が働いています。


ここで、B店の位置するB市は人口が

増加しており、同社も販売を強化

すべきと判断し、A店からB店に

10人を異動させたとします。


その結果、B店の売上は1,000

万円増加したものの、A店の売上は

1,200万円減少してしまい

ました。


この場合、A店の従業員10人を

B店に異動したことは失敗だったと

言えます。


もしかしたら、A店から6人を、

C店から4人を異動させることが、

両店の店の売上を減少させる影響が

少なく、それが正解だったといえる

かもしれません。


よく、「オンリーワン企業を目指せ」

ということを主張する方がいるし、

そのようなことをすると、従業員の

方の士気も向上するので、1位を

目指そうと考える方は多いと

思います。


前述の、B店に10人を異動させる

という判断は、B市でのこの会社の

売上を1位にしようという意図が

あったのかもしれません。


この結果も長期的に判断すべきこと

なのですが、ある分野で1位をとる

ことが、会社全体にとって、最大の

利益を得ているとは限らないという

ことも勘案しなければなりません。


中小企業であっても、オンリー

ワンの技術や製品を持っている

会社はたくさんありますが、

割合としては、少ないと思います。


そこで、経営資源の少ない会社は、

あえて1位を目指さないという

ことが、そのための労力を温存でき、

会社全体としては利益を得られる

ということもあると私は考えています。


経営者の方の中には、1位の分野が

欲しいという思いを持つ方も多いと

思いますが、弱者の戦略である、

フォロワーのポジショニングも

お薦めしたいと私は考えています。


これは、中小企業ではないのですが、

かつて、Panasonicは、

他社製品を模倣した製品を製造して

業績を伸ばし、旧社名の 松下電器

産業をもじって、「マネシタ電器」と

揶揄されて呼ばれることがあり

ました。


しかし、これは確かに模倣された

会社としては悔しいことですが、

それ以外の会社からは、新製品を

開発する費用や、新たな製品を

市場に投入して失敗するリスクを

回避し、経営資源を温存できる

賢明な戦略であると評価されて

いる戦略でもあります。


経営資源の小さな中小企業であれば

こそ、この模倣戦略で経営資源を

温存するという戦略は、さらに

効果の高い戦略であると私は考えて

います。




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●8月4日(金)融資勉強会のお知らせ

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「融資について詳しくなりたい」という

経営者、士業、ビジネスマンの方の

ために、融資勉強会を開催します。


●日時:8月4日(金)13時00分〜

15時00分まで。


●会場:新宿アントレサロン

東京都新宿区新宿2丁目12番13号

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●参加費:1,000円(消費税込み)

当日、会場でお申し受けします。


参加をご希望される方は、こちらの

申し込みフォームに入力をお願いします。

https://goo.gl/mvZAkj


席に限りがありますので、お早めに

お申し込みください。




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●編集後記

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田舎の暑い日は、昼間はたくさんの

せみが鳴きますが、夜はかえるが

大合唱しています。


かえるの鳴き声も、私にとっては

暑さを感じさせる要因です。


でも、かえるの声が、テレビドラマの

ド根性カエルでぴょん吉の吹き替えを

した、満島ひかりさんの声だったら、

聞きほれてすやすや寝てしまうかなと

思ったりしましたが、そんなことは

絶対に起きそうにありませんね。


暑い日は、外がうるさくても、

あきらめて、だまって目を閉じて

寝ることにします。









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♪発行責任者

中小企業診断士 六角明雄(ろっかくあきお)

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ファクシミリ 020-4666-8216

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posted by 六角明雄 at 08:02| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする