2017年09月02日

[ビジネスのきづき](261)「経理規定」

読者のみなさま、こんにちは。






9月に入り、さっそく、食欲の秋を楽し

もうと考えている六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から

習得した支援ノウハウを活かして、経営

コンサルタントとして独立、がんばる

日本の中小企業を応援するため、今回も、

ビジネス書7冊(累計発行部数3万部)の

ビジネス書作家として、ビジネスを加速

させるためのきづきを、3分間で読める

メールマガジンにしてお届けします。





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●経理規定

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人財定着コンサルタントの後藤功太さんの

ご著書「そのマネジメントでは新入社員は

スグに辞めてしまいます!」

( http://amzn.to/2vu5tEs )の中で、後藤

さんは、新入社員に定着してもらうための

しくみとして、「業務マニュアル」「OJ

Tプログラム」「人事評価制度」を作成

することが大切だと述べておられます。


そして、後藤さんから聴いたお話しでは、

それらのマニュアルなどは、売上に直接

つながらないと判断され、作成には消極

的な経営者が多いということでした。


マニュアルなどの作成に否定的な考えを

持たれてしまう原因のひとつは、「手順

書を作る」ことが目的と考えられてしまう

からだと思います。


しかし、後藤さんの意図は、新入社員が

仕事を学びやすいようにするために、

マニュアルが必要だと考えています。


マニュアルがなければ、新入社員は、

先輩や上司から口頭で仕事を教えて

もらうことになります。


しかし、口頭だけでは、聞く相手のタイ

ミングを見計らう必要があったり、人に

よって説明が異なったりするなど、仕事を

学ぼうとする側からは、あまりよい環境

とは言えません。


そこで、マニュアルがないことによって

新入社員の士気が下がってしまうことを

避けるためにマニュアルを作ろうという

ことが後藤さんの意図するところです。


ですから、マニュアルをつくるという

意味は、単に、不文律になっている

手順を文字にするという作業を指すの

ではなく、仕事がしやすい規則を考え

ましょうということです。


これは、仕事の手順だけでなく、会計に

ついてもあてはまります。


一般的に、会社には経理規定という規則を

作ることが望ましいといえます。


もちろん、それぞれの会社の経理規定は、

一般的な会計原則の範囲の中で規定される

ものですが、自社ではいくつかある経理

処理のうち、どれを選択することが適切か

ということをあらかじめ示すことで、経理

処理を円滑に行うことができるようになり

ます。


しかし、残念ながら、中小企業では経理

規定を作成している会社の割合は低いよう

です。


そもそも、あまり複雑な経理処理は不要と

いうこともあると思いますが、自社の経理

処理はどのように行うのかということは

あらかじめ定められておらず、税法に定め

られている方法に従って処理するという

ことが多いようです。


そして、このような状態で、何らかの

問題が生じるということもあまりないと

考えられているようです。


しかしながら、私がこれまで担当して

きた会社では、工夫の余地があると

感じることがあります。


例えば、実地棚卸を毎月実施している

会社がありましたが、それほど深い

意味はないようでした。


毎月、実地棚卸により、棚卸減耗を確定

させているなら実地棚卸をすることは

必要ですが、厳密な月次決算を行って

いないにもかかわらず、毎月、実地棚卸を

することは、棚卸のためのコストが見合わ

ないと言えるでしょう。


そこで、月次決算の厳密さについて検討し

月次決算は実地棚卸ではなく帳簿棚卸で

行うというように社内ルールを変更し、

コストを減らすことを提案することも

ありました。


また、回収できないでいる売掛金の管理に

ついても、よく、社内でもめることがあり

ます。


売掛金が回収できないときに、それを督促

するのは、営業部なのか、経理部なのか、

お互いに仕事を押し付け合うことがよく

起こります。


このようなときも、両方の部署と役員を

合わせて会議を開き、どちらの管理とする

のかを決めることで、その後の混乱は

少なくなります。


また、販売先への与信の権限、回収不能と

なった売掛金の償却の権限なども定めて

おくと、より機動的に仕事を進めることが

できるようになります。


以上、ふたつの例で規則の大切さを述べ

ましたが、規則類は、規則を文字にする

作業と捉えず、自社に適切な方法を明確に

して、効率的な仕事ができるようにする

ことだと捉えて、それらを作成することを

お薦めします。





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●ポッドキャストを配信しました

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私が制作しているポッドキャスト番組

(インターネットラジオ番組)「数字に

強い社長になるポッドキャスト」の

第437回を配信しました。


今回は、社会保険労務士の後藤功太先生に

お越しいただき、後藤さんのご著書「その

マネジメントでは新入社員はスグに辞めて

しまいます!」( http://amzn.to/2vu5tEs )

の中から、新入社員の上手な育成方法に

ついてお尋ねしました。


ご関心のある方は、ぜひ、こちらから

お聴きください。

http://bit.ly/2wUHq25






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●当事務所の9月の予定

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「融資に強くなる勉強会」

9月5日(火)13:00〜15:00

詳細とお申込み→ https://goo.gl/7X8rA2



「スカイプ相談実施日」

9月6日(水)

詳細とお申込み→ https://goo.gl/fShaEi



「創業者向け融資セミナー&個別相談会」

9月13日(水)13:00〜20:50

詳細とお申込み→ http://www.21keiei.org/



「スカイプ相談実施日」

9月20日(水)

詳細とお申込み→ https://goo.gl/fShaEi



「新刊発売記念!中小企業経営者の

ための経営入門セミナー」

9月26日(金)19:00〜21:00

詳細とお申込み→ https://t.co/Hq8b4tpsp3





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●編集後記

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秋といえば、スポーツの秋、芸術の秋など

さまざまなことをするのに適した季節です

が、やはり、ハーベストタイムを楽しみ

たいと思います。


私の場合、秋の食べものと言えば、秋と

いう文字が入っている「秋刀魚」を思い

浮かべるのですが、最近は乱獲によって

秋刀魚が値上がりしているとききます。


長くおいしい食べものを楽しむためにも、

適度な量だけを獲っていただき、貴重な

漁獲資源を守っていって行って欲しいと

願っています。








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欲しいトピックやご質問、ご感想が

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♪発行責任者

中小企業診断士 六角明雄(ろっかくあきお)

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posted by 六角明雄 at 08:02| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする