2017年10月22日

[ビジネスのきづき](311)「キッチン上がりとホール上がり」

読者のみなさま、こんにちは。







先日、60年ぶりに寒くなった日に、鍋料

理を食べたくなって、急きょ、鳥団子鍋を

作った六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から習

得した支援ノウハウを活かして、経営コン

サルタントとして独立、がんばる日本の中

小企業を応援するため、今回も、ビジネス

書7冊(累計発行部数3万部)のビジネス

書作家として、ビジネスを加速させるため

のきづきを、3分間で読めるメールマガジ

ンにしてお届けします。





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●キッチン上がりとホール上がり

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本日配信した、私が制作しているポッド

キャスト番組にゲスト出演された、中小企

業診断士の山岡雄己先生が、飲食店を開業

したかたの経歴と成功するかどうかの関係

について、番組の中でお話しされておられ

ました。


(ご参考→ https://goo.gl/SbBPBw


すなわち、キッチン上がり(主に調理を担

当していた人)よりも、ホール上がり(主

に接客をしていた人)の人の方が、独立し

て飲食店を開業したときに成功する確率が

高いそうです。


この理由を簡単に説明すると、キッチン上

がりの人は職人気質が多く、「おいしい料

理をつくれば店は繁盛する」と、安直に考

えてしまいがちになるということです。


一方で、ホール上がりの人は、接客、売上

管理、店の雰囲気づくり、従業員教育など

の店舗マネジメントのスキルを習得でき、

その結果、飲食店の運営にあたって全体的

な視点を持つことができるようになるから

だと、山岡先生は分析しておられるようで

す。


ただし、これは、山岡先生がこれまでに見

てきた人たちの状況を述べているのであっ

て、望ましい飲食店経営者は、料理担当と

してのこだわりと、接客担当としてのおも

てなしの気持ちの両方を持つことだという

こともお話しされておられます。


話しをもどして、マネジメントスキルを

持っている人の方が、事業を始めた時に成

功する確率が高いということは多くの方が

理解されていると思います。


そして、さはさりながら、「おいしい料理

をつくれば店は繁盛する」というような、

短絡的な考えで起業してしまう人は、依然

として多いと感じています。


とはいえ、ここで、「経営者になるからに

は、事業全体を見る目が必要だ」というこ

とを改めて述べるつもりはありません。


そういうことが広く知られていながら、な

ぜ、「おいしい料理をつくれば店は繁盛す

る」と思ってしまう人がいるのかというこ

とを考えてみました。


これも竹を割ったような回答ではありませ

んが、それは、事業は付加価値を産む活動

ということを理解されていないからではな

いかと思っています。


ここで抽象的な表現をしてしまったので、

少し具体的に述べれば、売れるものを作ら

なければ、事業は成り立たないということ

です。


これは「事業の目的は顧客の創造である」

( There is only one valid definition

of business purpose : to create a

customer . )とドラッカーが述べている

ことでも有名です。


すなわち、「美味しい料理をつくる≠顧客

が食べたい(買いたい)ものとつくる」と

いうことではなく、「顧客が食べたいもの

をつくる=付加価値を産む=顧客の創造」

ということです。


一方で、前述のような「美味しい料理をつ

くれば、店は繁盛する」と考える職人気質

の方は、一見、「美味しい料理をつくる」

という正しいと思える活動で事業の目的が

達成されると考えてしまっているのだと思

います。


確かに、おいしい料理をつくることは、顧

客を満足させる要因のひとつですが、それ

だけが顧客を満足させるわけではありませ

ん。


別の言い方をすれば、「美味しい料理をつ

くれば店は繁盛する」と考えている人は、

それ以外のことは不要だと考えたり、実際

には、顧客のために美味しい料理をつくる

といいつつ、実際には、自分の満足だけを

求めているだけではないのかと、私は分析

しています。


結論は、事業は顧客の創造、すなわち、顧

客が満足するかどうかが問われているので

すが、それは多くの方に理解されているよ

うで、実際には経営者の思い込みになって

しまっている場合も多いということです。






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●ポッドキャストを配信しました

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私が制作しているポッドキャスト番組(イ

ンターネットラジオ番組)「数字に強い社

長になるポッドキャスト」の第446回を

配信しました。


今回は、中小企業診断士の山岡雄己先生を

にお越しいただき、山岡先生のご著書

「飲食店『のれん分け・FC化』ハンド

ブック」の中から、飲食店の経営ノウハウ

についてお伺いしています。



ご関心のある方は、ぜひ、こちらからお聴

きください。

https://goo.gl/XHCS8w





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●当事務所の10月〜11月の予定

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「新刊発売記念!中小企業経営者のための

経営入門セミナー」

10月25日(水)19:00〜21:00

詳細とお申込み→ https://goo.gl/vJ2C16




「融資に強くなる勉強会」

11月6日(月)13:00〜15:00

詳細とお申込み→ https://t.co/NujBiAjc0Q




「スカイプ相談実施日」

11月8日(水)

詳細とお申込み→ https://goo.gl/fShaEi




「信用保証協会徹底活用セミナー」

11月13日(月)13:00〜15:00

詳細とお申込み→ http://bit.ly/L3TmzF




「スカイプ相談実施日」

11月22日(水)

詳細とお申込み→ https://goo.gl/fShaEi






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●編集後記

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鍋料理は、体が温まるという点もうれしい

ですが、実は、作るのも簡単なので助かり

ます。


今回は、家族の分も作ったのですが、鳥団

子、しいたけ、揚げ豆腐、白菜、人参、

鍋料理用スープを買ってきて、それらを適

宜、包丁で切って鍋にかけるだけだったの

で、約15分でおいしい鍋ができました。


鍋料理は、正に、ものぐさな私に合ってい

る料理です。









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トピックやご質問、ご感想等がありました

ら、こちらからおよせください。

http://yuushi-zaimu.net/contact/




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104-0061
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posted by 六角明雄 at 08:04| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月21日

[ビジネスのきづき](310)「内部留保」

読者のみなさま、こんにちは。







事務所では、普段、モップスリッパをはい

て、掃除の手間を減らそうとしている、横

着ものの六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

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●内部留保

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最近、内部留保に関する関心が高まってい

るようです。


というのは、財務省が公表した2016年

度の法人企業統計で、内部留保が400兆

余と、過去最高になったと報じられている

からでしょう。


(ご参考→ https://goo.gl/8KMbEs


内部留保が過去最高になっているのに、中

小企業や個人は景気回復の実感があまり感

じられていないことから、内部留保の多い

大企業に対して、批判的な考え方を持つ人

も多いようです。


そこで、内部留保に課税すべきという考え

を持つ政治家の方もいるようです。


どういう税を課すべきかということについ

ては、人それぞれの考え方がありますが、

私は内部留保に課税することは非論理的で

あると思います。


それは、利益剰余金(内部留保)は減らす

ことができないからです。


簡単に説明すると、利益から税金と配当金

を差し引いた残り、すなわち、会社の内部

に留保される利益が内部留保ですが、それ

は、お金の出所を示しているだけだからで

す。


融資を受けたときは、そのお金が原材料な

どの棚卸資産になったり、機械・設備など

の資産に代わりますが、それと同様に、利

益剰余金(内部留保)も、それで機械・設

備の購入にあてたりしたときに、そのお金

の出所を示しているだけに過ぎません。


そして、融資は返済によって減ることにな

りますが利益剰余金(内部留保)は事業に

よって得た資金ですので、減ることはあり

ません。


(この説明は正確ではありませんが、理解

を容易にするために、あえて、このような

説明としました)


ですから、利益を得た会社が、それで従業

員の方に賞与として支給したり、あらたな

設備投資をしても利益剰余金(内部留保)

は減りません。


よって、「内部留保に課税すべきだ」と考

える方の意図通りに内部留保を使った会社

も、そうでない会社も、同じように課税さ

れてしまうことになります。


そこで、会社が得た利益を従業員の方に支

払ったり、設備投資に回して欲しいという

場合は、内部留保を現預金として貯めてい

る会社のその現預金の額に応じて課税すべ

きです。


ただ、今回は、このことを述べようとした

わけではありません。


内部留保は、銀行に返さずにすむ資金であ

り、そして、会社の純資産を増やすことに

なる資金であることから、積極的に増やす

べきであるということをお伝えしたいと思

います。


このことは、多くの利益を得るようにしよ

うということと同義です。


ただ、経営者の方の中で少数ですが、「う

ちはもうけのために事業をやっているわけ

ではない」と、利益を得ることに消極的な

方もいます。


このような考えの背景には、いろいろな事

情があって、一律に論じることはできない

のですが、少なくも、利益を得ることは、

悪徳ではなく、会社を安定させることであ

るということが、内部留保の特徴からわか

ります。


会社が利益を得なければならない理由は会

社を安定させるためであるという、ある面

で、当然のことなのですが、それを内部留

保の特徴から今回は説明させていただきま

した。




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●ポッドキャストを配信しました

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●当事務所の10月〜11月の予定

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●編集後記

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床のほこりは、気づかないうちにたまって

しまいますが、掃除をこまめにするのも結

構たいへんです。


そこで、お掃除ロボットを使う方も増えて

いるようですが、私は、ダスキンさんの貸

モップと、モップスリッパを使っています。


両方とも、ちょっとしたほこりをすぐに取

ることが便利です。


こうして、私は、ますます横着ものになっ

ていくのだなぁと思います。(^-^;








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2017年10月20日

[ビジネスのきづき](309)「共感から始まる顧客価値創造」

読者のみなさま、こんにちは。







先日、久々に背広を着ることになって、慌

てて背広、ワイシャツ、ネクタイを洋服箪

笥から引っ張りだしてきた六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から習

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●共感から始まる顧客価値創造

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先日、経営コンサルタントの阪本啓一さん

の著書、「『こんなもの誰が買うの?』が

ブランドになる共感から始まる顧客価値創

造」( http://amzn.to/2yq5uNE )を拝読し

ました。


タイトルから分かる通り、売れそうにない

ものを売れるものにするという実例が豊富

に紹介されています。


そのひとつを紹介すると、新潟県の軍手製

造会社が軍手をブランド品にしています。


軍手というと、やむなく使うというイメー

ジが大きいと思いますが、その会社では、

現社長が父親から経営を引き継いだとき、

おしゃれで積極的に使うグローブにすると

いうポジショニング転換をしたそうです。


最近では、フィギアスケートの人気が高ま

り、子どもにスケートを習わせる親が増え

てきたことから、スケートリンクでオリジ

ナルのグローブを売るようになってきたた

め、同社に受注が増えているそうです。


また、有名芸能人のコンサートでも、オリ

ジナルグッズとして販売されるようになり

受注が相次いでいるそうです。


さらに、会社のオフィスもデザイナーに依

頼して、カフェのようなおしゃれにしたり

機械もカラフルにしてBGMに従業員の好

きな音楽を流すようにしたそうです。


こうすることで、軍手メーカーの従業員か

ら、おしゃれなグローブのクリエーターと

いう意識を持ってもらえるようになったそ

うです。


(ご参考→ http://www.p-mizuho.com/ )


ここから阪本さんの示唆するものは、タイ

トルのとおり、顧客価値創造ということで

す。


軍手のままでは、手を保護する道具でしか

なかったわけですが、ものとしては軍手で

あっても、おしゃれをするものという価値

を創ることで、製品が売れるようになると

いうことです。


私は、さらに大切なこととして、そのよう

な方針を示し、従業員をリードすることが

経営者の役割として挙げたいと思います。


阪本さんは、この本の中で、銀行との付き

合い方についても言及しています。


すなわち、銀行は晴れの日に傘を貸し、雨

の日に傘を取り上げるのだから、晴れの日

のうちに傘を借りておけと述べておられま

す。


具体的には、融資を受けたいときは、すぐ

に借りたいと言ってはいけない。


まず、設備投資をするにあたって、その事

業計画を作り、それを銀行に提出する。


その際、毎月、進捗状況を報告に来るので

6か月後、融資の可否について改めて検討

して欲しいという申込の仕方をするべきと

述べておられます。


このような方法は、銀行よりの方法と考え

る方も多いと思いますが、阪本さんは旭化

成の建材営業に従事したのち、渡米して経

営コンサルティング会社を設立したという

経歴から、銀行よりの考え方をする方とは

考えにくいと思います。


事業を成功に導くには、融資の申し込みだ

けでなく、あらゆることに、このような、

交渉相手から共感を得る方法を採るべきと

いう考え方からの助言なのでしょう。


阪本さんは、別の助言として、銀行は雪か

きの仕方も見ていると述べておられます。


自分の店の前の雪かきをすることは当たり

前で、自然な気持ちで隣近所まで雪かきを

しているかで、その店の姿勢を判断してい

るということです。


阪本さんは、これは、共感を産むかどうか

という観点で述べておられます。


よく、「銀行は地域発展のために融資をす

るのではないのか」と疑問を持つ経営者の

方は少なくないと思いますが、そうであれ

ば、雪かきも、自分の店の前だけでなく、

地域のことまで考えていることが問われる

ということです。


地域のことを考えている会社であれば、融

資をする銀行もその会社に共感するという

ことです。


阪本さんは、本のタイトルの中に「共感か

ら始まる顧客価値創造」という言葉を入れ

ていますが、いかに共感を呼ぶことが大切

かということを、改めて感じました。





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●ポッドキャストを配信しました

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配信しました。


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きください。

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●当事務所の10月〜11月の予定

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「新刊発売記念!中小企業経営者のための

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10月25日(水)19:00〜21:00

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「融資に強くなる勉強会」

11月6日(月)13:00〜15:00

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11月8日(水)

詳細とお申込み→ https://goo.gl/fShaEi




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11月13日(月)13:00〜15:00

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「スカイプ相談実施日」

11月22日(水)

詳細とお申込み→ https://goo.gl/fShaEi






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●編集後記

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開業したころは、原則、背広をきて顧客訪

問していましたが、最近は、顧客もカジュ

アルな服装をしている会社が増えて来たの

で、私自身も、客先に合わせて、背広を着

ることが少なくなりました。


また、夏季は、クールビズによって、ネク

タイも付けなくてすんでいたので、今回、

約1年ぶりにネクタイをつけることになり

ました。


でも、気が引き締まるので、たまにはきち

んとした服装にするのもいいものだと感じ

ました。


というか、いままで、単にものぐさをして

いたということを反省しています。








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