2017年11月16日

[ビジネスのきづき](336)「内々価格差」

読者のみなさま、こんにちは。







最近は、だんだん寒くなってきたので、

レギュラーコーヒーを淹れて飲んでいる六

角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から習

得した支援ノウハウを活かして、経営コン

サルタントとして独立、がんばる日本の中

小企業を応援するため、今回も、ビジネス

書7冊(累計発行部数3万部)のビジネス

書作家として、ビジネスを加速させるため

のきづきを、3分間で読めるメールマガジ

ンにしてお届けします。





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●内々価格差

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今回は、内々価格差について説明します。


その前に、内外価格差について触れます。


これは、多くの方がご存知の通り、日本で

製造されている製品が、日本国内と輸入先

の外国で違った価格で販売され、その価格

の差を指します。


このような価格差が起きる要因はいくつか

ありますが、代表的なものは、急激に円高

が進むと、このようなことが起きます。


一方、内々価格差とは、貿易財と非貿易財

の生産性格差を指します。


これだけでは分かりにくいと思いますの

で、中小企業白書平成9年版第3部第3章

第1節に記載されている、内々価格差に関

する説明を引用します。


「我が国における産業別の労働生産性の推

移を見てみると、製造業等の高い伸びを示

している産業がある一方で、生産性の上昇

率が低い産業が存在する。


上昇率の低い産業は『サービス業』『建設

業』『電気・ガス・水道』『運輸・通信

業』など非貿易財関連が中心となってい

る。


また、それらの産業の労働生産性の上昇率

を国際比較してみると、『運輸・通信業』

においては国際的に見て上昇率の低い状況

が見られている。


このように貿易財と非貿易財との生産性格

差によるいわゆる『内々価格差』が競争力

を有する産業のポテンシャルをも引き下げ

てしまう可能性が考えられる」


分かりやすく言いかえれば、輸出している

製品を生産している製造業は、外国製品と

の競争にさらされているので、生産性が高

くなって、それが適切な価格となって反映

されている。


一方、運輸・通信業などの、外国の会社と

の競合がない産業は生産性が高くなってお

らず、価格も高いままになっている。


このことが、例えば、輸出品を生産してい

る製造業が、国内向けに製品を販売しよう

とするとき、生産性の低い運送業を国内輸

送に利用することによって、製品全体とし

て、競争力が下がってしまう、ということ

をしてきしています。


ところで、内々価格差を、同じものが日本

国内の異なる地域によって異なる価格で販

売されているときの、その価格差を指すも

のとして使われていることを見かけること

がありますが、ここでは、上記の引用のと

おり「生産性の差が原因となって生じてい

る貿易財と非貿易財の価格差」として説明

します。


ここで注目していただきたいのは、前述の

とおり、貿易に関わる産業である製造業は

生産性が高く、貿易にかかわらない産業で

あるサービス業などは生産性が低いという

ことを中小企業白書が指摘していることで

す。


これは、海外との競争がある産業は生産性

が高く、海外との競争がない産業は生産性

が低いということです。


本論とはそれますが、こういった意味で、

あえて厳しい環境に自らを持っていくとい

うことは、意義があると感じています。


話を戻すと、経済のボーダーレス化が進む

中で、こんどは、サービス業なども海外と

の競争にさらされる環境になりつつありま

す。


例えば、まだ交渉の過程にありますが、T

PPが発効すれば、サービス分野でも、外

国の会社との競合が起きるようになるで

しょう。


また、情報技術やAIも、サービス業の国

境を低くしていると思います。


結論としては、これから特にサービス業で

事業を起こすというときは、中小企業で

あっても、単に国内だけでなく海外との競

争を強く意識しなければならないというこ

とです。




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●ポッドキャストを配信しました

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私が制作しているポッドキャスト番組(イ

ンターネットラジオ番組)「数字に強い社

長になるポッドキャスト」の第448回を

配信しました。


今回は、中小企業診断士の山岡雄己先生を

にお越しいただき、山岡先生のご著書

「飲食店『のれん分け・FC化』ハンド

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についてお伺いしています。



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●当事務所の11月〜12月の予定

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●編集後記

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私は子どものころからコーヒーが好きで、

よく粉コーヒーをお湯に溶かして飲んでい

ました。


大学生になってから、先輩たちが豆を挽い

てコーヒーを淹れるのをみて、自分も真似

するようになりました。


そのとき、「コーヒーミルは、刃でカット

するものより、歯車で豆をつぶすものがよ

い」とか、「ペーパーフィルターよりもサ

イフォンで淹れる方がよい」など、いろい

ろなうんちくをもらいました。


結果として、いまは、すでに挽いてある豆

を買ってきて、ペーパーフィルターで淹れ

て飲んでいます。


理由は、短時間で飲めるからというもので

すが、本当は、豆を挽いて淹れるまでの作

業と、淹れるまでの香りを楽しむことが、

本来のコーヒーの味わい方なのかも知れま

せん。


サードウェーブコーヒーが流行しているの

も、そういったコーヒーの楽しみ方が支持

されているからなのでしょう。











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ら、こちらからおよせください。

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♪発行責任者

中小企業診断士 六角明雄(ろっかくあきお)

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posted by 六角明雄 at 08:04| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする