2018年02月04日

[ビジネスのきづき](416)「借りやすい融資は危ない」

読者のみなさま、こんにちは。






先日、知り合いの歯科医院で、歯をきれい

に掃除をしてもらってきて、気分がさっぱ

りしている、六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から習

得した支援ノウハウを活かして、経営コン

サルタントとして独立、がんばる日本の中

小企業を応援するため、今回も、ビジネス

書7冊(累計発行部数3万部)のビジネス

書作家として、ビジネスを加速させるため

のきづきを、3分間で読めるメールマガジ

ンにしてお届けします。





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●借りやすい融資は危ない

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



私が銀行で働いていた20代のときの苦い

経験です。


私が担当していたあるレストランの店長の

Mさんから、カードローンを作りたいとの

申し出がありました。


私としてもカードローンのノルマがあった

ので、よろこんで応じました。


そして、審査が通ったので、無事、契約と

なったのですが、それをMさんにしらせた

ところ、カードローンのカードをMさんの

職場に持って来てほしいという依頼を受け

ました。


一般的に、カードローンのカードは、その

契約者が実在するということの確認や、受

け渡しを明確にする目的で、書留郵便で送

ることになっていました。


でも、Mさんは、私が定期的に訪問してい

たレストランで働いている人なので、問題

はないと思い、店長の依頼通り、カードを

店長の職場に直接届けました。


そこまでは問題はなかったのですが、後に

なってから、Mさんのご夫人から、銀行へ

苦情が来ました。


カードローンの利用者には、6か月ごとに

利用状況(お金の出し入れの明細書)が郵

送されます。


ご夫人は、Mさんあてに送られてきた封筒

を開けたところ、カードローンの明細書が

入っており、それを見て、Mさんがご夫人

に隠れて借入をしていたということが分

かったようです。


そして、「なぜ、夫にお金を貸したの!」

と、銀行に怒って来たわけです。


これは、後から分かったのですが、かつて

Mさんは、ギャンブルなどでお金を浪費し

て、借金をし、そのしりぬぐいをご夫人が

することになったようです。


そこで、ご夫人としては、また、Mさんが

借入をしたら、自分が返さなければならな

くなると感じたのでしょう。


とはいえ、Mさんとのカードローン契約は

銀行とMさんだけで完結するものであり、

ご夫人の同意は必要ありません。


ご夫人もそのことはわかっていて、「もう

二度と夫にはお金を貸さないでほしい」と

告げて帰って行きました。


私としても、手続きに問題はないものの、

後味が悪くなりました。


その後、Mさんに融資をしなくなったこと

はもちろん、ほかの方からも、家族に隠れ

て借入をしようとしている節がある場合

は、融資を断るようにしました。


ところで、話が変わりますが、京セラ創業

者の稲盛和夫さんは、京セラを起こしたこ

ろ、融資をすることがとても怖かったそう

です。


当時の稲盛さんは、知人に工場を借りて、

そこで事業を営んでいたそうです。


さらに、その知人の家を担保にしてもらっ

て京都銀行から1,000万円を借り、機

械を買ったそうです。


しかし、稲森さんは、もし、借入を返すこ

とができなかったら、知人の家を銀行にと

られてしまうことになるので、借入を早く

返そうとして、懸命になって働いていたと

いうことでした。


このような稲盛さんをさして、稲森さんご

自身が「自分はびびりだった」とお話して

おられますが、借入することが怖いと感じ

ている人は、かえって、確実に返済するで

しょう。


一方で、前述のMさんは自己中心的であ

り、ご夫人の気苦労をあまり感じないよう

な人は、借入を返そうという意思がまった

くないとまでは言わないものの、強くない

ということは確かでしょう。


Mさんのような方は、もし、カードローン

を契約するには、家族の同意が必要という

ことが条件であれば、カードローンの契約

を慎重に判断することになったでしょう。


融資をする側としても、Mさんの例は、規

則上は問題はなかったものの、カードロー

ンを利用してもらうことは、ご夫人を苦し

めることとなり、不本意なこととなった訳

です。


「誰にも知られず、簡単な手続きで融資を

受けられる」というのは、親切な銀行と評

価されがちですが、それは、かえって融資

を受けた側を苦しめてしまうことになりか

ねません。


きちんと「この融資を受けることは、自分

にとってよいことか、関係者にも納得して

もらえるか」をいうことを熟慮して、それ

でも融資を受けるべきと考えた上での融資

申込でなければ、融資を受ける側も融資を

する側も何のメリットもないでしょう。


ちなみに、最近、金融庁が銀行に対して、

カードローンの取扱いに否定的になってい

ますが、それは、銀行の一方的な都合で融

資をしているからであり、目先の利益のみ

を追求することは、最終的によい結果に結

びつかないという例だと思います。


(ご参考→ https://goo.gl/hUYTo9



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●ポッドキャストを配信しました

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



私が制作しているポッドキャスト番組(イ

ンターネットラジオ番組)「数字に強い社

長になるポッドキャスト」の第460回を

配信しました。


今回も、エグゼクティブコーチで、一般社

団法人全国コーチング普及協会代表理事の

田中直子さんにお越しいただき、田中さん

が昨年6月にご出版された「やりたいこと

を3年後にビジネスにするとっておきの秘

策」( http://amzn.to/2qkCft1 )から、ビ

ジネスを加速するためのアドバイスを頂き

ました。


ご関心のある方は、ぜひ、こちらからお聴

きください。

https://goo.gl/ckTgxA


この番組は、Youtubeでも聴くこと

ができます。

https://youtu.be/EvbSzWGxnU8

(Youtubeへは、音声のみアップ

ロードしています)




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●当事務所の2月の予定

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━




「融資に強くなる勉強会」

2月5日(月)13:00〜15:00

詳細とお申込み→ https://goo.gl/xLyV2D



「スカイプ相談実施日」

2月8日(木)

詳細とお申込み→ https://goo.gl/fShaEi



「信用保証協会徹底活用セミナー」

2月14日(水)13:00〜15:00

詳細とお申込み→ http://bit.ly/L3TmzF



「スカイプ相談実施日」

2月22日(木)

詳細とお申込み→ https://goo.gl/fShaEi



「経営入門セミナー」

2月23日(金)19:00〜21:00

詳細とお申込み→ https://goo.gl/ZjYxK9




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●編集後記

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


私がたまたまお仕事のお手伝いをした歯科

医の方は、予防歯科に力を入れている方で

した。


虫歯になってから治療するよりは、虫歯に

ならないように対策しておくことの方が、

患者にとっても、医療保険にとっても負担

が少なくなるという一石二鳥の療法が予防

歯科です。


これは誰でも理解できることなのですが、

歯医者さんって、虫歯になってからでない

と足を向けないものだと思っていたので、

私もその先生と会うまでは、予防歯科を受

けようとはしませんでした。


でも、いまは、定期的に通院し、健康な歯

を維持しています。


まだ、予防歯科を受けたことがないという

方は、健康のためにもぜひ、お薦めします。







◆このメールマガジンで取り上げて欲しい

トピックやご質問、ご感想等がありました

ら、こちらからおよせください。

http://yuushi-zaimu.net/contact/




◆メールマガジンの配信を停止するときは、

こちらをクリックしてください。

https://www.directform.info/unsubscribe.do?id=16107084&token=c510a8e5d0817624db8697f4121548c3



ただし、まぐまぐ読者の方は、こちらから

配信停止の手続きをお願いします。→

http://www.mag2.com/m/0001677623.html







━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


♪発行責任者

中小企業診断士 六角明雄(ろっかくあきお)

♪関連サイト 売れる組織作りネット

http://www.yuushi-zaimu.net/


●連絡先

104-0061
東京都中央区銀座7-13-5
NREG銀座ビル1階
中小企業診断士六角明雄事務所

電話 050-5539-8814

ファクシミリ 020-4666-8216

電子メール rokkaku@yuushi-zaimu.net


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
posted by 六角明雄 at 08:05| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする