2018年05月28日

[ビジネスのきづき](529)「事業のリスクをどうとらえるか」

読者のみなさま、こんにちは。






最近、暑くなってきたので、アイスコーヒ

ーをたくさん飲むようになり、おなかがだ

ぶだぶしている六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から習

得した支援ノウハウを活かして、経営コン

サルタントとして独立、がんばる日本の中

小企業を応援するため、今回も、ビジネス

書7冊(累計発行部数3.2万部)のビジ

ネス書作家として、ビジネスを加速させる

ためのきづきを、3分間で読めるメールマ

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●事業のリスクをどうとらえるか

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公認会計士の青木寿幸さんのご著書、「お

金を集める技術−あなたの『アイデア』

『ノウハウ』『事業計画』に資金が集まる

成功するファンドのつくり方」

( https://amzn.to/2s4jTem )そ拝読しま

した。


同書はタイトルから分かる通り、事業のた

めの資金調達の方法としてのファンドの組

成が本旨です。


ただ、私は、本旨ではないですが、青木さ

んがある顧客から受けた相談の内容につい

て関心を持ちました。


その内容も、やや難解なので、少し噛み砕

いて引用すると、次のようなものです。


すなわち、相談者の方は、ある事業を始め

るにあたって、投資家から1億円を集めて

会社をつくり、事業で得られた利益から

3か年で2億円の配当を行う計画である。


さらに、株式を上場させることができれ

ば、投資家の利回りは10倍以上が見込め

るので、資金調達は成功すると思うがどう

だろうかというものです。


これに対して、青木さんは「資金調達」は

失敗すると断言しました。


ここでご注意いただきたいのは、事業が成

功するかどうかということを青木さんは前

提としていません。


「資金調達」が失敗すると断言しているの

です。


確かに青木さんは公認会計士という高い専

門性をお持ちの方ですが、資金調達は会社

経営者の方にとっても重要な事柄なので、

私も、なぜ青木さんが前述のご相談者の方

の計画がうまくいかないのかということを

理解しておく必要があると思います。


では、この事例でなぜ資金調達が失敗する

のかというと、投資の利回りを示すことが

できていないからです。


ご相談者は3年間で配当を2億円行うと示

しているため、利回りを示していると考え

ていたと思うのですが、この情報では不十

分です。


利回りを確定させるためには、どれくらい

の元本が返ってくるかを示さなければなり

ません。


そのためには、会社の株式を上場させたと

きの見込みの株価を示すか、上場できない

ときの会社の売却見込み額を示さなければ

なりません。


ここで、上場や会社の売却を前提にしない

と出資者を募ることができないのかと考え

る方が多いと思います。


もし、そう考える方は、出資と融資を混同

しているのだと思います。


仮に、1億円の融資をして、3年後に3億

円(融資元金1億円+利息2億円)が戻っ

てくるとしたら、この「条件」は魅力的か

もしれません。


でも、1億円の出資(株式の購入)をし

て、2年間に2億円の配当がもらえるとい

う条件は魅力的でしょうか?


もちろん、両者には、そのお金を融通する

相手の信用リスクを負わなければならない

という点では共通していますが、両者の違

いは、事業が失敗したときの責任の有無で

す。


融資の場合、融資先の会社の事業が失敗て

も、その責任はなく、会社に元金と金利を

支払わせる権利が残ります。


一方、出資の場合は、事業が失敗した責任

を出資者も負うという点で、融資の場合と

180度異なります。


もちろん、融資をした場合に、その相手に

返済の能力がなければ、その権利を行使で

きませんが、出資の場合、会社の当事者と

して責任を果たす(出資金を限度にお金を

失う)ことになるという違いがあるという

ことです。


それは、2億円の配当では釣り合わないと

考えるべきというのが青木さんが資金調達

が成功しないと考える最大の理由です。


もう少しありていに言えば、上場する前の

会社への出資は、事業が成功する確率は

10%にも満たないので、少なくとも計画

の段階で元本が10倍以上にならなければ

見合わないということが現実です。


(さらに、厳密にいえば、株式を売却でき

る状態になるかどうか(これを流動性の確

保といいます)で、条件も変わってきます

が、ここではその説明は割愛します)


ここで、元本を10倍にしなければならな

いという前提は厳しいと感じるかもしれま

せん。


でも、東証1部上場の会社の株式さえ、元

本は保証されていません。


もちろん、値上がりも期待できますが、仮

に倒産してしまえば、株式を購入した代金

は帰ってきません。


株式を上場している会社と上場していない

会社を比較することは適切ではないのです

が、株式を上場していない会社のの出資は

リスクが高く、元本が10倍以上になる見

込みを示さないと、出資者しようとする人

は現れないということです。


繰り返しになりますが、これは、裏を返せ

ば、出資をする側は少なくとも10社に1

社は出資をしたお金は返ってこないと考え

ているということです。


最近、クラウドファンディングで資金調達

が成功しているという例をきくことも増え

て来ましたが、そもそも、それは利回りよ

りも社会貢献を優先する方たちの出資であ

り、比較すること自体が無意味です。


今回引用した事例から学び取ることはたく

さんあるのですが、私がお伝えしたいこと

は、自らが行おうとする事業のリスクは、

第三者からみるとものとても大きいという

ことです。


このような情報については、一般の方はあ

まり触れることはないのですが、銀行が創

業者向け融資に信用保証協会の保証を条件

にしたり、創業者に30%程度の自己資金

を求めたりする理由はこのような事情があ

るからなのです。





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●ポッドキャストを配信しました

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私が制作しているポッドキャスト番組(イ

ンターネットラジオ番組)「数字に強い社

長になるポッドキャスト」の第477回を

配信しました。


今回は、税理士の金成祐行さんにお越しい

ただき、書面添付制度の事業経営に与える

効果についてお教えいただきました。


ご関心のある方は、ぜひ、こちらからお聴

きください。

https://goo.gl/EZKow7


この番組は、Youtubeでも聴くこと

ができます。

https://youtu.be/QwriJxDDPTk

(Youtubeへは、音声のみアップ

ロードしています)




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●当事務所の6月の予定

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「融資に強くなる勉強会」

6月4日(月)13:00〜15:00

詳細とお申込み→ https://goo.gl/dRxKrX




「スカイプ相談実施日」

6月5日(火)

詳細とお申込み→ https://goo.gl/fShaEi




「信用保証協会徹底活用セミナー」

6月13日(水)13:00〜15:00

詳細とお申込み→ http://bit.ly/L3TmzF




「スカイプ相談実施日」

6月22日(火)

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「経営入門セミナー」

6月25日(金)19:00〜21:00

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●編集後記

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私はコーヒーの味をいちばんおいしく味わ

えるのは、ホットコーヒーだと考えていま

すので、暑い日でもホットコーヒーを飲み

ます。


でも。暑くて体を冷やしたいと思う時は、

アイスコーヒーを飲んでしまいます。


ジュースを飲むよりはましかと思いますが、

アイスコーヒーの飲みすぎもあまりよくな

いとは思いつつ、やはりたくさん飲んでし

まいます。


自分はやはりコーヒー中毒ですね。







◆このメールマガジンで取り上げて欲しい

トピックやご質問、ご感想等がありました

ら、こちらからおよせください。

http://yuushi-zaimu.net/contact/




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こちらをクリックしてください。

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東京都中央区銀座7-13-5
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posted by 六角明雄 at 08:02| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月27日

[ビジネスのきづき](528)「新しい買い物」

読者のみなさま、こんにちは。






最近、AbemaTVで大相撲の幕内の全

取組をダイジェストで観ることができるこ

とがわかり、場所中は、毎日そのダイジェ

スト番組を観て、ひいきの力士を応援する

ことを楽しみにしていた六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から習

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ためのきづきを、3分間で読めるメールマ

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●新しい買い物

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無印良品のスマートフォーンアプリの制作

にかかわった勝部健太郎さんと、無印良品

の金井政明会長、川名常海(つねみ)WE

B事業部長たちによる著書、「新しい買い

物−理想の社会を買い物でつくる」

( https://amzn.to/2koaKZQ )を読みまし

た。


この本を読もうと思ったのは、現在、独特

の商品づくりをしている無印良品が、商品

の価値をどのようにとらえているかという

ことに関心があったからです。


最近のマーケティング手法は、カスタマー

リレーションシップマネジメント(CR

M)、ワントゥワンマーケティングなどが

ありますが、それらもひとつの手法であ

り、普遍ではありません。


また、常に小売業の最先端にいる人の考え

方も知りたいという興味もありました。


そこで、同書の中で、私が共感したいくつ

かのポイントをご紹介したいと思います。


ひとつめは、「買い物は二極化する」とい

うことです。


それは、従来の買い物と新しい買い物に明

確に分かれ、中間的なものは残らないとい

うことです。


従来の買い物とは、いま、私たちが考えて

いる買い物のことで、それらの買い物はコ

モディティ化したものです。


コモディティとは日用品を指しますが、単

に日用品にとどまらず、商品の個性がなく

なっているものも含まれます。


例えば、パーソナルコンピューターは、か

つてはメーカーの個性がありましたが、現

在ではOSのWindowsがデファクト

スタンダードになり、メーカーのブランド

の壁はかなり低くなっていることから、コ

モディティ化が進んでいる商品といえるで

しょう。


そして、従来の方法での買い物の対象の多

くは大量生産・大量販売されるものですの

で、中小企業には不向きであり、新しい買

い物(詳細は後述します)に応える事業こ

そ、中小企業が展開すべき分野といえるで

しょう。


では、具体的に新しい買い物とはどういう

ことかというと、同書によれば、買い物を

通じて共感性、体験性、共創性を得ようと

することだそうです。


これは、いわゆる「コト消費」をより具体

的に述べているものだと思います。


まず、共感については、無印良品の商品の

ひとつの、「ごはんにかけるふかひれスー

プ」は、ふかひれスープの需要のために、

世界で年間1億匹のさめが乱獲され、絶滅

を危惧する人たちから不買運動が起きたも

のの、それは誤解であり、同社の製品は、

まぐろの延縄(はえなわ)漁に、たまたま

交じって収穫されたさめのひれを使ってお

り、ひれ以外の部分も練り物などの材料に

使っていること、また、産地である気仙沼

の震災復興を支援する意味であることを、

プレスリリースなどで伝えたら、その発表

の翌週は、同製品の売上が前の週の2倍に

なった例があるそうです。


すなわち、消費者にとって共感は消費の大

きな判断要因になっているということが分

かります。


次に、体験を買うでは、バルミューダトー

スターの例があるそうです。


そのトースターは数万円するものですが、

性能だけでなく、そのトースターで焼いた

パンを家族でおいしく食べるという体験が

できることが評価され、いまだに高い人気

を維持しているそうです。


これも同様に、消費者が体験を重視してい

ることが分かる例です。


そして、共創するでは、机の上でノートや

書類を立てるために作ったスタンドファイ

ルボックスが、ある主婦がキッチンでフラ

イパンを立てるために使い、それについて

ネットで情報の共有が行われるということ

が起きているそうです。


同社としても、よりよい生活のために自社

製品を使って欲しいという発想から、この

ような仕組みを設けているそうです。


このように、消費者が同社の製品の価値を

高める仕組を提供することは、自社にとっ

て有用ですが、消費者にとってもよりよい

生活が実現できるという利点があります。


以上が私が同書のポイントと感じたもので

す。


同社の考え方はひとつの会社の考え方です

が、どうすれば新しい価値の提供ができる

かということを考える上で大いにヒントに

なると思います。


そして、私が付け加えたいことは、このよ

うな新しい買い物の対象となる商品は、単

なるものづくり(品揃え)ではないという

ことです。


すなわち、共感性、体験性、共創性をつく

るためには、熟練した人材が必要であり、

そのような人材を育成することもこれから

の時代には重要になっているということで

す。





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●ポッドキャストを配信しました

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私が制作しているポッドキャスト番組(イ

ンターネットラジオ番組)「数字に強い社

長になるポッドキャスト」の第477回を

配信しました。


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ご関心のある方は、ぜひ、こちらからお聴

きください。

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「スカイプ相談実施日」

6月22日(火)

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「経営入門セミナー」

6月25日(金)19:00〜21:00

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●編集後記

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もともと私は家でのチャンネル権を持って

いないという事情もありますが、大相撲中

継を見る時間をとることも難しい状況にあ

ります。


夜のスポーツニュースも上位陣のダイジェ

ストしか見られないので、AbemaTV

のようなネットテレビ局の番組は本当に助

かります。


しかも、無料で見られるのがいいですね。


これからもAbemaTVをいろいろ活用

したいと思います。






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2018年05月26日

[ビジネスのきづき](527)「会社組織と経営戦略」

読者のみなさま、こんにちは。






先日、あるテレビの旅行番組で、私が子ど

ものころ通学に使っていたバス路線を使っ

て、サンドウィッチマンさんが旅をしてい

たところを観て、自分の育ったところの自

然がとても素晴らしかったということを改

めて実感した六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から習

得した支援ノウハウを活かして、経営コン

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●会社組織と経営戦略

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経営学の有名なテーゼに、米国の経営学史

研究家のチャンドラーの「組織は戦略に従

う」というものと、ロシア出身の経営学者

のアンゾフの「戦略は組織に従う」という

ものがあります。


まず、「組織は戦略に従う」というテーゼ

は、チャンドラーが20世紀初頭の米国の

会社を研究する中で、ゼネラルエレクト

リック社やゼネラルモーターズ社などが事

業部制組織を敷いたことから、帰納的に導

いたものです。


この事業部制組織とは、簡単に言えば、会

社の規模が大きくなると、さまざまな課題

に直面することから、その課題ごとに事業

部を置き、そこに権限を委譲するという組

織のことです。


一方、「戦略は組織に従う」というテーゼ

は、自社の特性に合わせて戦略を練るべき

というアンゾフの考えに基づくものです。


これは、有名なアンゾフが提唱した成長ベ

クトル(アンゾフ・マトリックス)を思い

浮かべれば理解できると思います。


成長ベクトルとは、会社の販売する商品と

その販売する顧客について、それぞれ既存

と新規で細分化し、それによってできた4

つのマトリックスのうち、自社の特性から

どの方向を目指す戦略をとるべきかを検討

するという手法です。


例えば、既存の製品を既存の顧客に対して

販売する戦略は市場浸透戦略であり、新た

な製品を新たな顧客に対して販売する戦略

は多角化戦略です。


これらの2つのテーゼは、言葉だけをみれ

ば、180度異なるものですが、経営学者

の間では、それぞれ尊重されているようで

す。


ただ、これは私見ですが、経済的に成熟し

た現代では、勝ち抜くための戦略は限定的

になりつつあることから、会社の組織の特

性に合わせて自ずと戦略が特定される状況

になりつつあり、すなわち、戦略は組織に

従うという状況になっていると、私は考え

ています。


ここまでは、経営学の議論について述べて

きましたが、今回の記事の本旨はどちらが

正しいかということではありません。


これは、私がこれまで多くの会社の事業改

善のお手伝いをしてきて感じることなので

すが、中小企業の経営者の方の多くは、戦

略ありきで事業展開を考えていると感じて

います。


すなわち、事業の成否は戦略によって決ま

ると考えている会社経営者が多いというこ

とです。


このことが直ちに誤っているわけではない

のですが、一方で、事業が失敗してしまっ

たときの理由としては、組織の成熟度が低

い、または、戦略に対応できる人材がいな

いという、組織的な問題になっているとい

う例が多いと私は感じています。


すなわち、中小企業では、経営者の方は戦

略にばかり頼ろうとしており、戦略に比較

して人材育成への関心が相対的に少ない経

営者が多いということです。


これは、組織の能力の開発には時間がかか

るということが大きな要因となっているか

らでしょう。


したがって、今回の記事の結論は、組織と

戦略は密接に関わっており、片方だけを重

視するだけではよい業績には結びつかない

ということです。


むしろ、時間はかかるかもしれませんが、

中小企業の場合、組織の能力を開発するこ

との方が、選択できる戦略も増えることに

なり、結果として強い会社になると私は考

えています。





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●ポッドキャストを配信しました

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私が制作しているポッドキャスト番組(イ

ンターネットラジオ番組)「数字に強い社

長になるポッドキャスト」の第476回を

配信しました。


今回は、弁理士の新井信彦さんにお越しい

ただき、新井さんが昨年10月にご出版さ

れた、「パクリ商標」

( https://amzn.to/2qit4H5 )から、商標

の上手な活用法についてお伺いしました。


ご関心のある方は、ぜひ、こちらからお聴

きください。

https://goo.gl/DwRJQU


この番組は、Youtubeでも聴くこと

ができます。

https://youtu.be/uiGSvTpyft8

(Youtubeへは、音声のみアップ

ロードしています)




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●当事務所の6月の予定

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●編集後記

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私が育った地域の川は水がとてもきれいな

渓流として知られています。


冒頭で触れたテレビ番組で何度もその川が

映りましたが、本当に水が澄んでいてきれ

いでした。


ちなみに、このサンドイッチマンさんたち

の番組で、旅の目的地になっていた神社に

は、3か月待たないともらえない御朱印が

あるということを、番組を観て知りました。


近くに住んでいるのに、そんなに人気があ

る神社だったということを知らず、灯台下

暗しということも感じました。






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