2018年05月25日

[ビジネスのきづき](526)「EBITDA」

読者のみなさま、こんにちは。






先日、たまたまテレビ番組で大きなひまわ

りが映っていたところを見たら、自分の家

の庭にもひまわりを咲かせたくなり、さっ

そくひまわりの種を買ってきて庭に蒔いた

六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から習

得した支援ノウハウを活かして、経営コン

サルタントとして独立、がんばる日本の中

小企業を応援するため、今回も、ビジネス

書7冊(累計発行部数3.2万部)のビジ

ネス書作家として、ビジネスを加速させる

ためのきづきを、3分間で読めるメールマ

ガジンにしてお届けします。




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●EBITDA

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管理会計の考え方にEBITDAというも

のがあります。


EBITDAは、"Earnings before in-

terest, taxes, depreciation, and amor-

tization"の略で、「利払い前・税引き前

・減価償却前・その他償却前利益」とも

言われています。


EBITDAは、損益計算書に直接に記載

されるものではありませんが、次の式で計

算できます。


EBITDA=税引前利益+特別損益+支

払利息+減価償却費


ただし、中小企業では、

EBITDA=営業利益+減価償却費

と考えても問題ないと私は考えています。


なお、減価償却費は、販売費及び一般管理

費だけでなく、製造原価や工事原価にも含

まれていますので、EBITDAの計算に

あたっては、そちらの減価償却費も計算か

らもれないよう注意が必要です。


ここまで、EBITDAについて説明しま

したが、この数値は、銀行の融資審査(ま

た、M&Aの査定やベンチャーキャピタル

の審査も同様です)で重視しています。


なぜ重視されるかというと、その会社が事

業によって産み出した現金の量、すなわち

キャッシュフローとほぼ等しいからです。


では、どうしてEBITDAがキャッシュ

フローとほぼ等しくなるのかというと、減

価償却費は費用ではあっても、他の費用と

異なり、現金の流出はないからです。


減価償却費は、建物や機械などの価値の減

少を費用としたものなので、現金の流出は

ありません。


ただし、建物や機械を購入した時点で、そ

の代金全額が現金として流出しており、こ

れを言い換えれば、建物や機械の購入時点

で代金分が現金として流出したものの、そ

の時点ではその全額が費用にならず、その

後の会計年度に、その建物や機械の価値の

減少分を費用にしているということになり

ます。


そして、このEBITDAで把握される現

金の量は、銀行から見れば、融資を返済す

る能力を示しています。


別の言い方をすれば、融資の返済原資は利

益額だけでなく、減価償却費として計上さ

れた金額も含まれるということです。


したがって、銀行は融資審査のとき、利益

と減価償却費の合計額がどれくらいあるか

ということを計算しています。


もう一歩踏み込んで述べると、銀行はEB

ITDAから算出される債務償還年数(融

資総額がEBITDAの何年分かを示す数

値)を計算し、その会社の融資総額が多い

か少ないかを判断する目安としています。


債務償還年数=融資総額÷EBITDA


ちなみに、営業利益がマイナス、すなわち

赤字の場合であっても、減価償却費が計上

されていることによって、EBITDAが

プラスの場合は、融資返済能力があるとい

うことになります。


そこで、会社経営者の方は、自社のEBI

TDAをあらかじめ計算して銀行職員とお

話しをすると、銀行の考え方がより理解で

きるようになると私は考えています。


いまは、会計事務所が作成してくれる月次

試算表にはEBITDAを計算して記載し

ている場合もあると思います。


もし、EBITDAがない場合は、営業利

益+減価償却費を計算し、手書きで書き加

えておくことも有用だと思います。


最後に、会社は赤字であっても、EBIT

DAがプラスであればよいということでは

必ずしもありません。


EBITDAによって融資返済能力がある

としても、それだけをもって銀行は赤字の

会社を評価するということはしません。


会社は利益を得ることが基本であることに

変わりはないということに、ご注意くださ

い。




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●ポッドキャストを配信しました

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私が制作しているポッドキャスト番組(イ

ンターネットラジオ番組)「数字に強い社

長になるポッドキャスト」の第476回を

配信しました。


今回は、弁理士の新井信彦さんにお越しい

ただき、新井さんが昨年10月にご出版さ

れた、「パクリ商標」

( https://amzn.to/2qit4H5 )から、商標

の上手な活用法についてお伺いしました。


ご関心のある方は、ぜひ、こちらからお聴

きください。

https://goo.gl/DwRJQU


この番組は、Youtubeでも聴くこと

ができます。

https://youtu.be/uiGSvTpyft8

(Youtubeへは、音声のみアップ

ロードしています)




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●当事務所の6月の予定

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「融資に強くなる勉強会」

6月4日(月)13:00〜15:00

詳細とお申込み→ https://goo.gl/dRxKrX




「スカイプ相談実施日」

6月5日(火)

詳細とお申込み→ https://goo.gl/fShaEi




「信用保証協会徹底活用セミナー」

6月13日(水)13:00〜15:00

詳細とお申込み→ http://bit.ly/L3TmzF




「スカイプ相談実施日」

6月22日(火)

詳細とお申込み→ https://goo.gl/fShaEi




「経営入門セミナー」

6月25日(金)19:00〜21:00

詳細とお申込み→ https://goo.gl/p5U4VB





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●編集後記

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私は大輪の花が好きで、ひまわりだけでな

く、ゆりなどにも目がひかれます。


ただ、特に、ひまわりは夏の風物詩でもあ

り、明るい黄色の花を見ていると、気持ち

も明るくなります。


今、蒔いた種が花をつけるときは、きっと

暑い時期になっていると思いますが、その

分、大きな花を見ることができるので、楽

しみです。







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トピックやご質問、ご感想等がありました

ら、こちらからおよせください。

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♪発行責任者

中小企業診断士 六角明雄(ろっかくあきお)

♪関連サイト 売れる組織作りネット

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ファクシミリ 020-4666-8216

電子メール rokkaku@yuushi-zaimu.net


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posted by 六角明雄 at 08:06| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする