2018年06月27日

[ビジネスのきづき](559)「不満はなくなっても満足にはならない」

読者のみなさま、こんにちは。






最近は暑い日が続いているところに、とう

とう蝉が鳴きだして、さらに暑さを感じ、

ちょっと気持ちが滅入っている六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から習

得した支援ノウハウを活かして、経営コン

サルタントとして独立、がんばる日本の中

小企業を応援するため、今回も、ビジネス

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●不満はなくなっても満足にはならない

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前回の記事で、社員が定時退社をしつつも

業績を伸ばし続けている化粧品販売会社、

ランクアップの社長の岩崎さんのご著書に

ついて述べました。


実は、同書で、もうひとつ興味深い内容が

書かれていたので、今回は、それについて

ご紹介したいと思います。


それは、ランクアップは業績が順調で、か

つ、社員が17時に退社できる会社である

にもかかわらず、社員にはストレスが多く

て、中には体調不良を訴える社員もいたそ

うです。


これは、衛生要因ー動機付け要因という理

論で説明される現象です。


(ご参考→ https://goo.gl/yPQi1Y


簡単に述べれば、人は、仕事に関して、不

満足を感じる原因となる衛生要因と、満足

を感じる原因となる動機付け要因があると

いうことです。


衛生要因の具体的なものは、会社の方針や

職場の環境で、これらが不十分なときに、

不満足を感じます。


動機付け要因の具体的なものは、仕事の内

容、達成感、承認などで、これらが十分で

あれば満足を感じます。


ここでポイントとなるのは、不満足を感じ

る要因を取り除くことで、不満足は感じな

くなるものの、それだけでは満足はしない

ということです。


岩崎さんの会社で言えば、定時退社できる

ということで、不満はなくなったものの、

それをもって社員の方は満足を感じてはい

なかったということです。


そこで、岩崎さんは、専門の会社に依頼し

て、社員にアンケートをとってもらったそ

うです。


その結果、働き甲斐のある会社と感じてい

た人は、管理職で83%なのに対し、一般

社員は47%だったそうです。


その他の回答として、経営者は言行一致し

ていると感じるが6%、従業員が会社の施

策の意思決定に参画していると感じるが

11%、管理職にえこひいきがないと感じ

ているが17%、役職員は裏工作や誹謗中

傷がないように心がけていると感じるが

17%、会社の方針と実現方法が明確であ

るが11%というような回答が得られたそ

うです。


これを見た岩崎さんは、自分が社長として

失格という烙印を社員から押されたも同然

と感じ、いろいろな改善策を行いました。


そのひとつは、会社の価値観を「お客さま

に選ばれ続ける会社になるためには変化が

必要であり、そのために新しいことに挑戦

する」と決め、社員に公表したというもの

です。


これは、いままでは、社内に判断基準が明

示されておらず、すべて社長である岩崎さ

んに伺いを立てるようになっていたという

反省によるものです。


しかも、岩崎さん自身も、朝令暮改のこと

を言っていたことがあり、判断基準を示す

ことでそれを防ぐ狙いもあります。


その結果、社員が提案してきたお客さまイ

ベント、社内でのハロウィンパーティー、

化粧品の店舗でのテスト販売を実施するよ

うになったそうです。


とはいえ、これらの企画は、すべて提案し

た社員に任せるというものです。


かつては社員から企画の提案があっても、

岩崎さん自身がいろいろと口出しをして、

結果として岩崎さんの発案した企画になっ

てしまい、それを実施する社員は、受動的

にしかなれなかったそうです。


でも、現在は、岩崎さんは社員を信頼し、

仕事を任せるようにしたそうです。


その結果、新しいヒット商品が生まれた

り、いままで実施をためらっていた10周

年イベント、社員旅行、広報部の設置など

を実施できるようになったそうです。


そして、企業サーベイもグーグル社なみの

高得点を得ることができたそうです。


ここまで書いてきたことは、よく理解でき

る内容とは思いますが、案外、当事者には

気づきにくいことのようです。


岩崎さんも、かつては、会社が好決算のと

きに、社員の方をねぎらうために高級ホテ

ルのディナーに招待したことがあったそう

です。


いまでは、当時のことを「いい会社と言わ

れたくてやったことでしょう」と社員から

言われ、その通りだったと考えているそう

ですが、当時の岩崎さんは、社員のために

いろいろなことをやっているのに、なぜ、

満足してもらえなかったのかがわからな

かったそうです。


でも、自分を客観的に評価してもらおうと

いう謙虚さがあったことで、真の原因に気

づく機会を得ることができたわけです。


今回の記事の結論は、経営者の方は、注意

深くしていても、知らずに独善的になって

しまいがちなので、空回りしないように、

相当の注意が必要だということです。


また、「会社を自分の思い通りに動かせな

ければつまらない」と考える経営者の方も

多いと思いますが、それは、社員の方たち

を、単に、黙って命令に従うロボットと同

じ扱いをしてしまうことになりかねず、そ

のことも問題ですが、そのような考え方で

会社を経営していると業績もよくならない

ということにもご注意いただきたいと思い

ます。





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●ポッドキャストを配信しました

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私が制作しているポッドキャスト番組(イ

ンターネットラジオ番組)「数字に強い社

長になるポッドキャスト」の第481回を

配信しました。


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●編集後記

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子どものころ、私は夏が好きでした。


いろいろな理由がありましたが、やはり、

夏は開放的な気分になれるからです。


でも、最近は、夏が苦手になってきました。


その一番の理由は、暑い日に背広を着て外

出すると、背広が汗でびっしょりになって

しまうからです。


汗が多いのは、メタボが原因になってはい

ると思いますが、仮にメタボでなくても、

猛暑の日は背広が汗でびっしょりになると

思います。


いまは、クールビズが浸透しているので、

かつてよりは背広を着る機会は減りました

が、それでも、背広を着なければならない

日は、なるべく地下道を歩いたり、バスに

乗ったりして、直接、陽のあたるところに

は出ないようにしています。


でも、暑い夏は景気もよくなるということ

ですので、今年もなんとか我慢して暑い夏

を切り抜けたいと思います。










◆このメールマガジンで取り上げて欲しい

トピックやご質問、ご感想等がありました

ら、こちらからおよせください。

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2018年06月26日

[ビジネスのきづき](558)「定時退社する方法」

読者のみなさま、こんにちは。






もう、5日前ですが、夏至の日って、特に

習わしがなく、かぼちゃを食べる冬至とは

違いがあることを、いまごろになって気づ

いた六角です。


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●定時退社する方法

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創業10年で75億円の売上を得ている、

化粧品販売会社、ランクアップの社長の岩

崎裕美子さんのご著書、「ほとんどの社員

が17時に帰る売上10年連続右肩上がり

の会社」( https://amzn.to/2tuiptI )を

拝読しました。


ランクアップは、業績が好調なのに、17

時に定時退社できる理由は何か、興味深く

読んだのですが、やはり、その要因は単純

なことでした。


(ちなみに、岩崎さんの前職は広告代理店

の取締役で、その会社の社員は終電まで帰

ることができなかったブラック企業であっ

たことから、岩崎さんは早く帰ることがで

きる会社をつくりたいと考え、ランクアッ

プを設立したそうです)


そのひとつめは、経営者の方が、何をする

かを明確に指示していることです。


具体的には次の通りです。


(1)定時退社の徹底:18時になると、

役員自らが退社するよう号令をかける。


(2)業務の棚卸をする:毎月、社員の残

業の内容をチェックし、不要な仕事は廃止

する。


(3)アウトソースの活用:採用、ホーム

ページ作成、配送業務などはできるだけ外

注し、社内では社内でしかできないことだ

けをするようにする。


(4)ルーティンワークのシステム化:単

純作業はシステム化によって、所要時間を

短縮し、本来の業務に時間を割けるように

する。


(5)事務職の廃止:正社員には創造的な

仕事だけをしてもらい、事務作業は派遣社

員やアルバイトに任せるようにする。


(6)仕事のスピードを上げるための社内

ルールをつくる:社内資料は作り込まずに

簡易なものとする、会議は30分とする、

社内メールにあいさつ文などはいれないな

どのルールをつくり、省力化を図る。


(7)17時に退社可とする:本来の就業

時間は8時30分〜17時30分だが、定

時よりも30分早く退社しても構わないこ

ととすることによって、就業時間は効率よ

く仕事をしようとするモチベーションが働

く。


これらが岩崎さんの実践した具体策なので

すが、実は、私は、これらの前に、岩崎さ

んが具体的に指示をしているという点が、

本当の定時退社できる要因になっていると

思います。


これを言い換えれば、もし社員が定時退社

できないとすれば、それは、岩崎さんの責

任になるというところから出発して指示を

しているのだと思います。


だからこそ、定時退社するための施策に効

力があるのでしょう。


もし、社長が、単に、「定時退社しろ」と

だけ指示をしても、残業はなくならないで

しょう。


なぜなら、前述の逆のことになりますが、

社員には権限がないので、単に、社長の指

示を受けるだけで、実効性のあることはで

きないでしょう。


または、単に社員が職場からいなくなるだ

けで、持ち帰り残業をしたり、管理職だけ

が職場に留まり、部下の残した仕事を片づ

けるということになってしまいます。


繰り返しますが、残業がなくならないとす

れば社長の責任という前提で、残業0を目

指さなければ、定時退社は実現しないと私

は考えています。


もうひとつの要因は、ランクアップの商品

の強さです。


具体的な説明は割愛しますが、岩崎さん

は、自社商品について、(1)自らが欲し

いと思う商品しか売らない、(2)顧客目

線でわかりやすく自社商品の特長を伝え

る、(3)親切で丁寧なサービスをつらぬ

く、というこだわりを持っているそうで

す。


これは、岩崎さんが広告代理店勤務時代に

学んだ売れる商品の特徴であり、これを徹

底することで、競争力が高まるということ

でした。


実は、私も、事業を営むとは、まさに、こ

のような考え方で臨むことだと考えていま

す。


というのは、起業家の中には、「いま、こ

の商品が売れそうだから、その販売を手が

けたい」とか、「自分は、この製品を作る

ことがすきだから、この製品を製造する事

業を手がけたい」という動機で起業してい

る人もいると感じています。


すなわち、顧客に価値を提供するというと

ころから出発して事業に取り組んでいない

という会社が少なくないと感じています。


このような安易な考えで起業すると、その

会社の事業は競争力のない商品や製品を販

売することになるので、社員の長時間労働

や、サービス残業などを前提にして、やっ

と利益が出るという事業になってしまうと

いうことです。


このような、事業の見立てが悪い会社は、

もし、社員の就業時間が短縮してしまう

と、事業が成り立たなくなります。


これを言い換えると、経営者が価値を産み

出す事業を構築できないことが、残業なし

の会社にできない大きな要因になっている

と私は考えています。


以上の2つの点が、岩崎さんの本を読んで

感じたことです。


社長は口から指示を出すだけでなく、自ら

責任をもって行動すること、価値のある事

業を構築すること、このような、単純なよ

うでなかなか実践が難しいことを岩崎さん

が遂行できたことが、残業をしなくても業

績が右肩上がりなる会社をつくりあげたの

だと思います。






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●編集後記

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冬至はかぼちゃを食べ、春分の日と秋分の

日はおはぎを食べる習慣があるのに、どう

して夏至は何らかの習わしがないのでしょ

うか?


インターネットで調べてみたら、関西地方

では、夏至に蛸を食べる習慣があるようで

す。


私の場合、食べもので季節を感じるので、

夏至が来たら、そのことを実感するために

何か食べたかったのですが、私の住んでい

る地域には、その習慣がないので、来年か

らは、蛸を食べて夏至が来たことを感じる

ようにしたいと思います。







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2018年06月25日

[ビジネスのきづき](557)「かんばん方式と全体最適」

読者のみなさま、こんにちは。






先日、近所のスーパーでアジフライを安売

りしていたので、ついつい、4枚買いこん

でしまい、2日間続けてアジフライをおか

ずにしてごはんを食べた、六角です。


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●かんばん方式と全体最適

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前回に引き続き、トヨタに17年間勤務の

後、現在はカイゼンコンシェルジュとして

ご活躍の石井住枝さんからおききしたお話

について述べたいと思います。


石井さんの古巣のトヨタと言えば、「かん

ばん方式」が代名詞になっています。


かんばん方式はあまりにも有名なので、こ

こであらためて説明する必要はないと思い

ますが、念のために簡単に触れると、自動

車の製造工程で、後工程が前工程に部品を

調達しに行く際に、何が使われたかをかん

ばんを使って伝える方式で、このことによ

り、不要な在庫を持たないようにすること

ができます。


ちなみに、かんばんとは、トヨタが独自に

名付けたもののようで、品名、品番、置き

場所などの情報が記載されている管理用の

カードを指します。


(ご参考→ https://goo.gl/Ysb9fb


ところで、私は、このかんばん方式につい

て、学生時代の会計の講義を受けていると

きに初めて学びました。


会計では、在庫は必要以上に持たないこと

が望ましいという考え方があり、前述の通

り、それを実現する手法として、よく、ト

ヨタのかんばん方式が好事例として紹介さ

れます。


そこで、私は、トヨタがかんばん方式を導

入しているのは、会計の観点から、むだな

在庫を持たないようにするためであると、

ずっと考えていました。


ところが、石井さんのお話しをきいたとこ

ろ、かんばん方式は、会計上の観点からだ

けではないということが分かりました。


以前もご紹介しましたが、トヨタの製造現

場では、「前作業は神様、後作業はお客

様」という考え方をしているそうです。


(ご参考→ https://goo.gl/x5f7iW


これは、自分の作業は、前作業の担当者が

きちんと作業をしてくれたからできるよう

になっているので、前作業は神様と考えま

しょう、そして、自分の作業は、後作業の

担当者にきちんとバトンタッチできるよ

う、お客さまに対して仕事をするように渡

しましょうということを指しています。


このことをひとことで言えば、自分の担当

する工程だけのことを考えず、すべての工

程のことを考えながら仕事をする、すなわ

ち、全体最適を意識した結果、編み出され

た方式が、かんばん方式なのだそうです。


そして、当然のことながら、全体最適を目

指して行けば、むだな在庫を持つことも防

ぐことができるようになるという、会計の

観点でも効率化が図ることができます。


私も、会計学を学んだ当初は、会計とは事

業のひとつの側面を示したものに過ぎない

ということに常に注意しなければならない

と教えられ、ずっとこれを意識してきまし

た。


でも、石井さんのお話をきいて、自分自身

で戒めていた、会計の観点だけで、トヨタ

のかんばん方式をとらえてしまっていたと

いうことに気づかされました。


今回の記事の結論は、事業は、会計の観点

だけから見ていてはいけないということで

す。


順序としては、事業全体を効率化すること

から出発し、その結果、よい製品ができ、

働く人も満足し、利益も得られるというこ

とになります。


ちなみに、これは会計の観点だけにあては

まるのではなく、別の観点にもあてはまり

ます。


例えば、「よい製品」と造ろうとして、製

品だけにこだわりすぎると、むだなコスト

がかかったり、従業員が疲弊してしまうと

いうことにもなります。


事業でよい成果を得るには、ひと、もの、

かねの3つの経営資源を最適に配分するこ

とが大切です。


そして、その配分をどうするかという調整

をすることが、経営者に求められている大

切な役割でもあります。






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●ポッドキャストを配信しました

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●編集後記

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鯵は、鰯や鯖と同様に、庶民にとって人気

のある魚です。


特に、鯵はフライでいただくのが好きです。


鯖の場合、どうしても酢につけてしめ鯖に

して食べたくなるのですが、鯵はフライで

食べるのがいちばんおいしいと思っていま

す。


魚によって、どうしておいしい食べ方が違

うのでしょう?ちょっと不思議です。







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