2018年06月15日

[ビジネスのきづき](547)「A3報告書」

読者のみなさま、こんにちは。






プロ野球セパ交流戦で、我が東京ヤクルト

スワローズが絶好調の成績をあげており、

ちょっと気分がよくなっている六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から習

得した支援ノウハウを活かして、経営コン

サルタントとして独立、がんばる日本の中

小企業を応援するため、今回も、ビジネス

書7冊(累計発行部数3.2万部)のビジ

ネス書作家として、ビジネスを加速させる

ためのきづきを、3分間で読めるメールマ

ガジンにしてお届けします。




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●A3報告書

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━




トヨタに17年間勤務し、現在はカイゼン

コンサルタントとしてご活躍の石井住枝さ

んのご著書、「できる人はなぜ、『A3』

で考えるのか?」

( https://amzn.to/2sRc4sD )を拝読しま

した。


ちなみに、A3報告書とは、トヨタで50

年以上にわたって継承されてきた、業務改

善プロジェクトのフォーマットのことで

す。


(A3報告書の具体的なフォーマットにつ

いては、こちらをご覧下さい。→

https://goo.gl/SJePqd


このフォーマットには、(1)テーマ→

(2)テーマ設定の背景→(3)現状把握

→(4)目標の設定→(5)要因解析→

(6)対策と実施→(7)実績結果と横展

→(8)反省と今後の課題の、8つのス

テップを記入します。


本のタイトルを見ると、A3報告書を使え

ば、難しい課題も容易に解決できるように

なる手法が書かれていると感じてしまうか

もしれませんが、実際の本の内容は、A3

報告書そのものよりも、前述の8つのス

テップについて説明されています。


ですから、A3報告書がトヨタの業務改善

のノウハウであるというよりも、8つのス

テップがトヨタの業務改善のノウハウであ

ると考えた方がよいでしょう。


ところで、私が地方銀行の本社に勤務して

いた時も、すべての従業員約3,000人

を巻き込むことになる業務改善プロジェク

トを何度か手掛けてきましたが、その場

合、単に、「この手法はよさそうだから実

践してみましょう」と発案するだけでは、

誰も動いてくれませんでした。


大勢の人を巻き込むことになるということ

から考えれば当然のことですが、それなり

の改善の効果や達成可能性について、しっ

かりとした根拠を示さなければ、プロジェ

クト実行の承認をしてもらうことすらでき

ませんでした。


そういった経験から、石井さんのご著書で

示された8つのステップの重要性を、私も

強く感じました。


また、同書の内容はたいへん濃いものに

なっており、この記事で解説するにはス

ペースがとても足りないくらいです。


あえて端的に述べると、プロジェクトの可

視化、進捗管理、PDCAの実践を愚直に

実践することが、8つのステップの基本に

なっていると思います。


したがって、繰り返しになりますが、A3

報告書のフォーマットさえ使えば業務改善

が進むというものではなく、プロジェクト

リーダーが8つのステップを確実に遂行す

るスキルを身に着けることが最大のポイン

トになります。


現に、石井さんもご著書の中で、初級編、

中級編、上級編と、難易度を追って解説し

なければならないくらい、トヨタの業務改

善の手法を実践することは容易ではないと

いうことです。


ただ、これは裏を返せば、いったん、この

業務改善のためのスキルを身に着けること

ができれば、トヨタ自動車が解決してきた

困難な課題と同じくらいの困難な課題でも

解決できるスキルを身に着けることができ

たということになります。


ただ、そこまでのスキルを身に着けないま

でも、前述の8つのステップを意識して取

り組むだけでも、これまで遂行できなかっ

たことが改善できるようになるのではない

でしょうか?


一方、これまで私が事業改善のお手伝いを

してきた中小企業では、経営者の方が社内

で何らかのプロジェクトを実践しようとす

るとき、単に、「君をプロジェクトリー

ダーにするから、これをやりなさい」とい

う程度の指示しかしないという例を多く見

ています。


仮に、そのプロジェクトを実践するという

経営者の方の判断が正しかったとしても、

プロジェクト管理がつたないために失敗し

てしまうという可能性もあります。


もちろん、社内のリーダーに、プロジェク

ト管理のスキルを身に着けるための経験を

させることも必要ですが、そのためには、

まず、経営者自身がそのスキルを身に着け

ていなければ、部下に対して助言すらでき

ず、単なる丸投げになってしまいかねませ

ん。


今回の記事の結論は、会社の事業活動を組

織的なものとし、成果を高めようとするの

であれば、トヨタが実践している8つのス

テップの水準に至らなくても、きちんとし

たプロジェクト管理を実践することがする

ことが基本になるということです。


少なくとも、口頭で指示するだけでは、経

営者の方の意図する通りに活動が進むこと

は期待できないでしょう。


さらに、経営者の方がきちんとプロジェク

トを管理できれば、改善活動が完遂される

だけでなく、さらにより難しい活動も実践

できるスキルが身に付き、徐々にではあり

ますが、ライバルに差をつけることができ

るようになると、私は考えています。





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●ポッドキャストを配信しました

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



私が制作しているポッドキャスト番組(イ

ンターネットラジオ番組)「数字に強い社

長になるポッドキャスト」の第479回を

配信しました。


今回も、税理士の金成祐行さんにお越しい

ただき、経営者保証ガイドラインについて

お教えいただきました。


ご関心のある方は、ぜひ、こちらからお聴

きください。

https://goo.gl/q1vsk7


この番組は、Youtubeでも聴くこと

ができます。

https://youtu.be/YRN0GQVQsUE

(Youtubeへは、音声のみアップ

ロードしています)




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●当事務所の6月〜7月の予定

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━





「スカイプ相談実施日」

6月22日(火)

詳細とお申込み→ https://goo.gl/fShaEi




「経営入門セミナー」

6月25日(金)19:00〜21:00

詳細とお申込み→ https://goo.gl/p5U4VB




「融資に強くなる勉強会」

7月4日(水)13:00〜15:00

詳細とお申込み→ https://goo.gl/c9nRUc




「信用保証協会徹底活用セミナー」

7月13日(金)13:00〜15:00

詳細とお申込み→ http://bit.ly/L3TmzF





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●編集後記

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



スワローズはちょっと不思議な球団で、個

人成績がよい選手が何人かいるのに、チー

ムの成績はあまりよくない状態が、ここ数

年間続いています。


今年も、最下位であった期間が長く続きま

したが、交流戦にはいってから、試合での

勝負強さも発揮されてきました。


一般の会社もそうですが、能力の高い人が

集まるだけでは業績がよくなるとは限らな

いところが、組織のむずかしいところでも

あり、面白いところだと思います。


スワローズには、これからもチームプレー

で力を発揮してもらい、ぜひ、優勝を目指

してもらいたいです。








◆このメールマガジンで取り上げて欲しい

トピックやご質問、ご感想等がありました

ら、こちらからおよせください。

http://yuushi-zaimu.net/contact/




◆メールマガジンの配信を停止するときは、

こちらをクリックしてください。

https://www.directform.info/unsubscribe.do?id=16107084&token=c510a8e5d0817624db8697f4121548c3



ただし、まぐまぐ読者の方は、こちらから

配信停止の手続きをお願いします。→

http://www.mag2.com/m/0001677623.html







━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


♪発行責任者

中小企業診断士 六角明雄(ろっかくあきお)

♪関連サイト 売れる組織作りネット

http://www.yuushi-zaimu.net/


●連絡先

104-0061
東京都中央区銀座7-13-5
NREG銀座ビル1階
中小企業診断士六角明雄事務所

電話 050-5539-8814

ファクシミリ 020-4666-8216

電子メール rokkaku@yuushi-zaimu.net


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
posted by 六角明雄 at 08:04| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする