2019年09月07日

[ビジネスのきづき](997)「残業なしで社員の給料を増やす方法」

読者のみなさま、こんにちは。








先日、近所のスーパーで、500mlのペ

ットボトルのジュースが、在庫処分で1本

50円で売られていたので、一気に20本

もまとめ買いしてきて、家に着いてから衝

動買いを後悔した六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から習

得した支援ノウハウを活かして、経営コン

サルタントとして独立、がんばる日本の中

小企業を応援するため、今回も、ビジネス

書7冊(累計発行部数3.8万部)のビジ

ネス書作家として、ビジネスを加速させる

ためのきづきを、3分間で読めるメールマ

ガジンにしてお届けします。





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●残業なしで社員の給料を増やす方法

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神奈川県綾瀬市にある、ワイヤーカット加

工専門会社、吉原精工の会長、吉原博さん

のご著書、「町工場の全社員が残業ゼロで

年収600万円以上もらえる理由」を拝読

しました。


(ご参考→ https://amzn.to/30V0GLt


吉原さんは、同社創業者でもありますが、

2015年に、ご子息に社長業を譲る前の

2008年、リーマンショックの煽りを受

けて経営危機に陥ったことをきっかけに、

残業を0にすることにしたそうです。


その結果、定時の5時に退社できるよう、

従業員の方たちが率先して工夫をしたり、

スキルが高まったりしたほか、社長からの

指示待ちもなくなって、自分の判断で仕事

をするようになったそうです。


また、副次的な効果として、残業がないこ

とで、従業員が十分な休息をとることがで

きるようになり、仕事への集中力が高まっ

て、年間の加工ミスの件数が半減したそう

です。


と、ここまで述べてきたことについては、

「そういう美談は、いままで何回も聞いて

いるが、現実はそんなにうまく行かない」

と感じる経営者の方が多いと思います。


私も、これまで中小企業のご支援をしてき

た経験から、同じようなことを感じている

ので、なぜ、吉原精工ではそれが実現でき

たのかを探るため、注意深く本を読んでみ

ました。


しかし、最終的には、吉原さんの意志の強

さではないかと感じました。


その根拠として、リーマンショックの際、

吉原さん自身を含め、従業員の給与は、全

員一律30万円にしたそうです。


しかし、業績が回復したら、直ちに従業員

に報いたいと吉原さんは考えていたことか

ら、2011年からは、年2回の賞与は、

会社の利益の半分を、従業員7人で分ける

ということにしたそうです。


ただし、手取りで100万円(名目支給額

は140万円)を上限としたそうです。


そのため、会社の利益が2,000万円に

なれば、1,000万円は従業員の賞与と

なり、7人が上限額の手取り100万円を

もらえることになります。


そして、吉原さんは、会社の休憩室に、会

社の毎月の売上額と利益額を張り出してお

いたので、従業員は利益が2,000万円

になるよう、モチベーションを高めていっ

たということです。


このように、会社の収支状況を従業員に公

開し、しかも利益の半分を賞与として還元

するという姿勢を見せれば、残業がなくて

も従業員は利益を得ようと努力するように

なるでしょう。


ただ、このようなことを実践するには、社

長として、本当に覚悟のいることだと思い

ます。


しかし、吉原さんはそれを実現させている

ので、実現不可能ではないということも証

明されたことになります。


すなわち、やるかやらないかということに

帰結するということです。


ちなみに、吉原さんは、取引銀行に、決算

書だけではなく、月次試算表も毎月持って

行き、さらに、会社で起きたことを逐次報

告しているそうです。


その結果、銀行からは、「これだけ貴社の

情報があれば、融資稟議書を書くには十分

です」と言われているそうです。


残業をなくす、利益の半分を賞与にする、

毎月銀行に業況を報告する、こういったこ

とを積み重ねることが、まさに、「町工場

の全社員が残業ゼロで年収600万円以上

もらえる理由」として、十分説得力あるも

のとなるのではないでしょうか?





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●ポッドキャストを配信しました

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私が制作しているポッドキャスト番組(イ

ンターネットラジオ番組)「数字に強い社

長になるポッドキャスト」の第543回を

配信しました。


今回は、中小企業診断士の川北英貴先生に

お越しいただき、融資審査において銀行は

決算書のどこをどのように見ているかとい

うポイントについてお伺いしました。


ご関心のある方は、ぜひ、こちらからお聴

きください。

https://bit.ly/2ZB7xfI


この番組は、Youtubeでも聴くこと

ができます。

https://youtu.be/CWJDiQn1_sY


(Youtubeへは、音声のみアップロ

ードしています)






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●9月13日開催融資勉強会のお知らせ

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私が銀行出身のコンサルタントということ

もあり、頻繁に、士業の方、開業予定者の

方、保険会社の方など多くの方から、融資

に関するお問い合わせがよせられています。


そこで、これまで受けたお問い合わせなど

を交えながら、融資に関する勉強会を開く

ことにしました。


■日時 9月13日(金)

19時00分〜21時00分


■会場 新宿アントレサロン


東京都新宿区新宿2丁目12番13号

東京メトロ丸ノ内線・副都心線、及び、都

営地下鉄新宿線「新宿三丁目駅」C8出口

より徒歩1分


地図→ https://bit.ly/16cEDSR


■参加費 1,000円(消費税込み)

当日、会場でお申し受けします。


■申し込み方法

こちらのページにリンクされているフォー

ムに、お名前、メールアドレスなどのご記

入をお願いします。

http://21keiei.org/seminar.html





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●編集後記

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冒頭で触れたジュースですが、「在庫処分

1本50円」の表示を見ると、やはり買わ

ないと損するという気持ちになってしまい

ます。


改めて自分の貧乏性を実感しました。


でも、最近は、飲料品メーカーも、商品寿

命を短くしてどんどん新製品を販売してい

るので、このような在庫処分品が出るのは

ある程度見込まれているものなのかもしれ

ません。


私は、あまり新製品が出なくても、おいし

いものはずっと飲み続けたいと思うタイプ

なので、定番品を長く売って欲しいと思っ

ています。


でも、そうなったら、「在庫処分品」が出

る機会も減りそうですね…^^;









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トピックやご質問、ご感想等がありました

ら、こちらからおよせください。

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こちらをクリックしてください。

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♪発行責任者

中小企業診断士 六角明雄(ろっかくあきお)

♪関連サイト 売れる組織作りネット

http://www.yuushi-zaimu.net/


●連絡先

104-0061
東京都中央区銀座7-13-5
NREG銀座ビル1階
中小企業診断士六角明雄事務所

電話 050-5539-8814

ファクシミリ 020-4666-8216

電子メール rokkaku@yuushi-zaimu.net


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posted by 六角明雄 at 07:59| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする