2019年10月25日

[ビジネスのきづき](1045)「銀行の融資が担保に依存する理由」

読者のみなさま、こんにちは。








昨日、家に帰ったら、かみさんが居間にこ

たつを出していたので、あっという間に、

家の中が冬仕様になった感じを受けた六角

です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から習

得した支援ノウハウを活かして、経営コン

サルタントとして独立、がんばる日本の中

小企業を応援するため、今回も、ビジネス

書7冊(累計発行部数3.9万部)のビジ

ネス書作家として、ビジネスを加速させる

ためのきづきを、3分間で読めるメールマ

ガジンにしてお届けします。





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●銀行の融資が担保に依存する理由

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━





先日、経済評論家の上念司さんが、銀行を

批判する記事を、ダイヤモンドに載せてい

ました。


(ご参考→ https://bit.ly/2BAiIYq


その記事の主旨は、「銀行は、資産のある

会社に対して融資をしている、すなわち、

融資した会社が万一事業に失敗しても、そ

の融資を回収できる相手にしか融資をして

いない。


これは、銀行の『コアスキル』である、審

査能力を持っていないことの現われだ。


この銀行の姿勢は現在も変わっておらず、

日本銀行による大規模な金融緩和が始まっ

た2013年以降、銀行融資の総額は増え

ているが、その増加の大きな部分を不動産

業の会社への融資が占めている」というも

のです。


この上念さんの銀行への批判は、90%理

解できるのですが、10%だけ反論したい

と感じました。


それは、銀行の融資の原資は預金であると

いうことです。


預金は、契約上元本割れは許されません。


そこで、例えば、預金の利率が0%、融資

の利率が2%であるとすれば、銀行は、貸

倒を2%以内に収めなければなりません。


さらに、銀行の事務コストを考慮すれば、

貸倒は、1%以内とする必要があります。


そうであれば、いわゆる、「果敢な融資」

を銀行に望むことは難しいということも理

解できます。


それでも、銀行は、「審査能力」を高めて

貸倒を少なくする努力を行い、上念さんが

行っているような批判を避けることができ

るよう努めなければならないと思います。


そして、これについては賛否両論もあると

思いますが、もし、銀行が、元本割れも許

容される、ミドルリスクミドルリターンの

ファンド方式でお金を集めることができれ

ば、銀行も、果敢な融資はしやすくなると

思いますが、このようなことが実現するに

は、まだ時間を要するでしょう。


今回の記事の結論は、銀行が融資を行うに

あたって担保を要求する傾向にある要因に

は、融資の原資の大部分を、元本を保証す

る預金が占めているということもあるとい

うことです。





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●ポッドキャストを配信しました

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━





私が制作しているポッドキャスト番組(イ

ンターネットラジオ番組)「数字に強い社

長になるポッドキャスト」の第550回を

配信しました。


今回は、税理士の原尚美先生をお訪ねし、

消費税の軽減税率への対応についてお尋ね

しました。


ご関心のある方は、ぜひ、こちらからお聴

きください。

http://tsuyoishachou.seesaa.net/article/470829961.html


この番組は、Youtubeでも聴くこと

ができます。

https://youtu.be/UmmUyE1V39Y


(Youtubeへは、音声のみアップロ

ードしています)






━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●11月19日ランチ会兼勉強会のお知らせ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━





11月19日(火)12時00分から、東

京都千代田区の秋葉原駅の近くのレストラ

ンで、少人数に限定して、昼食をとりなが

らの融資に関する勉強会を開きたいと思い

ます。




■日時:令和元年11月19日(火)

12時00分〜14時00分


■会場:和食ダイニングまぐろ問屋十代目

彌左エ門 アトレ秋葉原2店

東京都千代田区神田花岡町1−9

アトレ秋葉原2 4階


JR秋葉原駅昭和通り口を出て、すぐ左側

にあるエレベーターで4階に上がってくだ

さい。


東京メトロ日比谷線をご利用の場合、秋葉

原駅3番出口を出ると、正面にエレベータ

ーが見えます。


地図→ https://bit.ly/2lV8tZO



■参加費:1,000円(消費税込み)

当日、会場でお申し受けします。


別途、お食事をご注文し、各自、ご精算く

ださい。


■その他:食事をオーダーするという条件

を満たしていただければ、遅れての参加、

中途での退室は可能です。当日は、ご参加

いただいた方からの質問もお受けします。


■参加申し込み方法:フェイスブックイベ

ントページで、「参加」ボタンを押してく

ださい。→

https://www.facebook.com/events/410138059668211/


フェイスブックアカウントをお持ちでない

方は、この電子メールに返信して、参加す

る旨をご連絡ください。





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●11月14日開催融資勉強会のお知らせ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━





私が銀行出身のコンサルタントということ

もあり、頻繁に、士業の方、開業予定者の

方、保険会社の方など多くの方から、融資

に関するお問い合わせがよせられています。


そこで、これまで受けたお問い合わせなど

を交えながら、融資に関する勉強会を開く

ことにしました。


■日時 11月14日(木)

19時00分〜21時00分


■会場 新宿アントレサロン


東京都新宿区新宿2丁目12番13号

東京メトロ丸ノ内線・副都心線、及び、都

営地下鉄新宿線「新宿三丁目駅」C8出口

より徒歩1分


地図→ https://bit.ly/16cEDSR


■参加費 1,000円(消費税込み)

当日、会場でお申し受けします。


■申し込み方法

こちらのページにリンクされているフォー

ムに、お名前、メールアドレスなどのご記

入をお願いします。

http://21keiei.org/seminar.html





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●好評発売中の六角明雄の著書

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第6刷決定!「図解でわかる経営の基本い

ちばん最初に読む本」

http://amzn.to/2lu3fU4



第4冊決定!「図解でわかる小さな会社の

経営戦略いちばん最初に読む本」

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「図解でわかる小さな会社の経営に活かす

会計いちばん最初に読む本」

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第5刷決定!「図解でわかるリースの実務

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「図解でわかる棚卸資産の実務いちばん最

初に読む本」

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●編集後記

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かみさんは、寒がりなので、こたつがだい

すきのようです。


でも、夏は夏で、私よりも暑がりで、エア

コンに頼りがちです。


女性は、温度調節が苦手なようですね。^^;








◆このメールマガジンで取り上げて欲しい

トピックやご質問、ご感想等がありました

ら、こちらからおよせください。

http://yuushi-zaimu.net/contact/




◆メールマガジンの配信を停止するときは、

こちらをクリックしてください。

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♪発行責任者

中小企業診断士 六角明雄(ろっかくあきお)

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104-0061
東京都中央区銀座7-13-5
NREG銀座ビル1階
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電話 050-5539-8814

ファクシミリ 020-4666-8216

電子メール rokkaku@yuushi-zaimu.net


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posted by 六角明雄 at 07:58| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月24日

[ビジネスのきづき](1044)「業績のよい会社の経営者は勉強熱心」

読者のみなさま、こんにちは。








先週の土曜日、仕事の打ち合わせを兼ねて、

ビジネスパートナーの方と品川駅のそばの

レストランで夕食をとったのですが、多く

の人が、品川駅高輪口前の交差点を歩いて

いるところを見て、たくさんの人が週末を

楽しんでいるけれど、もう、自分には週末

という感覚がなくなってしまったので、ち

ょっとだけ、サラリーマンに戻って週末を

楽しんでみたくなった六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から習

得した支援ノウハウを活かして、経営コン

サルタントとして独立、がんばる日本の中

小企業を応援するため、今回も、ビジネス

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●業績のよい会社の経営者は勉強熱心

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基本的に出不精な私は、可能な限り、経営

コンサルタントの石原明さんの主催する勉

強会に参加して、ほかの参加者の方から刺

激を受けるようにしています。


多くの方がご存知の通り、石原さんはすば

らしいコンサルタントなので、勉強会から

学ぶこともたくさんありますが、勉強会に

参加する方たちも、もう、勉強したりコン

サルティングを受ける必要はないのではな

いかというくらい、すばらしい業績をあげ

ている方たちなので、そのような方たちと

接していると、私も、もっと勉強しなけれ

ばと感じてしまいます。


ところで、これまで石原さんの勉強会に参

加してきて、どうして、業績のよい会社の

経営者の方ほど、さらに上昇しようという

意欲が大きいのだろうという疑問を感じて

来ました。


こう言っては失礼ですが、これを言い換え

れば、業績がなかなか上向かない会社の経

営者の方こそ、いろいろなことを学ぶべき

なのではないかということです。


そこで、このことについて、自分で仮説を

立ててみたのですが、それは、にわとりと

たまごのような関係なのではないかと思い

ます。


すなわち、業績のよい会社の経営者の方が

勉強熱心なのではなく、勉強熱心な経営者

の方が経営する会社が業績がよいのではな

いかということです。


確かに、業績がよくない会社の経営者の方

の中にも、懸命に業績を回復させようと努

力している方もたくさんいるので、このよ

うに言い切ることはできないのですが、一

方で、私のこれまでの中小企業へのご支援

の経験から感じることは、業績のよくない

経営者の方は、自分の考え方を変えたがら

ない方が多いように感じています。


これも、100%あてはまるとは限らず、

そのような傾向にあるという前提ですが、

業績のよくない会社の経営者の方は、業績

よりも、自分のやり方や考え方を優先して

いる(または、自分のやり方や考え方以外

のことはできない)傾向にあり、業績のよ

い会社の経営者の方は、業績を高めること

を優先し、その方法については柔軟である

傾向にあると思います。


したがって、前者は、改善の機会を失って

さらに業績が下がり、一方で、後者は改善

の機会が増えてさらに業績が上昇していく

のではないかというのが、私の仮説です。


この仮説が正しいかどうかは、現時点では

客観的な証明はできないのですが、私は、

ダーウィンの有名な言葉、「生き残る者は

最も強い者でもない、最も賢い者でもな

い、最も変化に適応できる者だ」という言

葉に照らして考えれば、「生き残る会社」

は後者があてはまると思います。


事業の改善は、PDCAを実践して得られ

るノウハウを積み重ねて行われるものです

が、その精度や速度を高めるには、自分だ

けで実践するよりも、石原さんのような実

績のあるコンサルタントから学ぶことは効

果が大きいと思います。


そして、「学ぶことは大切」ということを

否定する経営者の方はいないと思います

が、実際には、学びに消極的な経営者の方

と積極的な経営者の方に分かれており、そ

れが業績に現れる結果になっていると思い

ます。


その違いは、前述の通り、経営者の方が何

を優先しているかということであり、これ

が、今回の記事の結論です。





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●ポッドキャストを配信しました

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私が制作しているポッドキャスト番組(イ

ンターネットラジオ番組)「数字に強い社

長になるポッドキャスト」の第550回を

配信しました。


今回は、税理士の原尚美先生をお訪ねし、

消費税の軽減税率への対応についてお尋ね

しました。


ご関心のある方は、ぜひ、こちらからお聴

きください。

http://tsuyoishachou.seesaa.net/article/470829961.html


この番組は、Youtubeでも聴くこと

ができます。

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●11月19日ランチ会兼勉強会のお知らせ

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11月19日(火)12時00分から、東

京都千代田区の秋葉原駅の近くのレストラ

ンで、少人数に限定して、昼食をとりなが

らの融資に関する勉強会を開きたいと思い

ます。




■日時:令和元年11月19日(火)

12時00分〜14時00分


■会場:和食ダイニングまぐろ問屋十代目

彌左エ門 アトレ秋葉原2店

東京都千代田区神田花岡町1−9

アトレ秋葉原2 4階


JR秋葉原駅昭和通り口を出て、すぐ左側

にあるエレベーターで4階に上がってくだ

さい。


東京メトロ日比谷線をご利用の場合、秋葉

原駅3番出口を出ると、正面にエレベータ

ーが見えます。


地図→ https://bit.ly/2lV8tZO



■参加費:1,000円(消費税込み)

当日、会場でお申し受けします。


別途、お食事をご注文し、各自、ご精算く

ださい。


■その他:食事をオーダーするという条件

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いただいた方からの質問もお受けします。


■参加申し込み方法:フェイスブックイベ

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●11月14日開催融資勉強会のお知らせ

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もあり、頻繁に、士業の方、開業予定者の

方、保険会社の方など多くの方から、融資

に関するお問い合わせがよせられています。


そこで、これまで受けたお問い合わせなど

を交えながら、融資に関する勉強会を開く

ことにしました。


■日時 11月14日(木)

19時00分〜21時00分


■会場 新宿アントレサロン


東京都新宿区新宿2丁目12番13号

東京メトロ丸ノ内線・副都心線、及び、都

営地下鉄新宿線「新宿三丁目駅」C8出口

より徒歩1分


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●編集後記

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フリーランスとサラリーマンの違いのひと

つは、曜日の感覚があるかどうかです。


サラリーマンは、勤務時間とそうでない時

間がはっきりしていますが、フリーランス

は境目が不明確です。


どちらがいいか悪いかということはないの

ですが、私がサラリーマン時代は、週末は

開放感に浸れたことが懐かしく感じました。


いまは、私は段取りが下手で、なかなか、

頭から仕事が離れないのですが、次の本の

出版が終わったら、ちょっとだけ仕事を忘

れることができる時間を作りたいと思いま

す。








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ら、こちらからおよせください。

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2019年10月23日

[ビジネスのきづき](1043)「銀行はなぜ融資新規取引に躊躇するのか」

読者のみなさま、こんにちは。








先日、電車で出張するために、最寄駅の近

くの駐車場へ自動車で向かい、自動車を停

めようとしたら、管理人の方が現れ、「こ

の前の台風で領収書が雨で流されてしまい、

おまけに、印刷会社に新しい領収書を発注

しようとしたら、印刷会社も印刷機が水に

つかって印刷できないと言われてしまった

ので、領収書なしでもいいですか?」とき

かれ、台風の被害のすごさを改めて感じて

ちょっとこわくなった六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から習

得した支援ノウハウを活かして、経営コン

サルタントとして独立、がんばる日本の中

小企業を応援するため、今回も、ビジネス

書7冊(累計発行部数3.9万部)のビジ

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ためのきづきを、3分間で読めるメールマ

ガジンにしてお届けします。





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●銀行はなぜ融資新規取引に躊躇するのか

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先日、経済評論家の上念司さんが、ダイヤ

モンドに、銀行等を批判する記事を載せて

いました。


(ご参考→ https://bit.ly/35NVgEY


これは、以前ご紹介した、信用金庫を批判

する上念さんの記事の続きです。


(ご参考→ https://bit.ly/2pzrXoY


すなわち、「信用金庫から薦められた制度

融資を受けることを断った2年後に、上念

さんへ、あるメガバンクから電話がかかっ

てきて、ファンドラップ(購入する投資信

託の選択を銀行に任せる資金運用契約)を

勧められた。


このとき、上念さんは、融資をしてくれる

なら契約に応じてもよいと答えたところ、

相対融資(制度融資でない融資、すなわち

銀行と単独で契約をするプロパー融資)を

かなりの低金利で契約できた。


ただし、ある程度の金額のファンドラップ

契約と、上念さんの個人保証も融資の条件

となった。


なお、その銀行の担当者は、『2年前の上

念さんの会社の財務状況であっても、弊行

は融資に応じたと思う』と言ってくれた。


引き続き、上念さんの会社の業況は順調で

あり、2年前に制度融資しか薦めなかった

信用金庫は、融資審査の能力がないという

ことを、改めて感じた」というものです。


私は、上念さんの考え方はもっともだと思

いますが、融資をする側の銀行としては、

上念さんの会社からの融資の申し込みにつ

いて、どう受け止めているのだろうという

ことについて考えてみました。


そのひとつは採算性です。


これは上念さんも認めていますが、上念さ

んが融資に成功した要件として、ファンド

ラップが事実上のバーター取引となってい

ます。


上念さんが契約したファンドラップで得ら

れる銀行の利益がどれくらいになるのか、

私には分からないので、代わりに預金で考

えてみます。


例えば、金利1%で1億円の融資をしたと

き、銀行は、1年間で100万円の金利を

受け取ります。


(実際の融資契約では、毎月の定例返済が

あると考えられるので、銀行が受け取る金

利は100万円になるとは限りませんが、

ここでは説明を容易にするため、定例返済

はないものとして説明します)


しかし、その会社が3,000万円の当座

預金(預金金利は0%)をしていたとしま

す。


この場合、銀行は、実質的には7,000

万円(=1億円ー3.000万円)の融資

をしているという考え方をするので、その

会社に対する実質的な融資金利は約1.4

%(≒100万円÷7,000万円)とし

て融資を審査します。


融資審査は、採算性も考慮されるので、預

金が多い融資相手は、融資の承認を得やす

くなります。


上念さんの会社の融資取引については、金

額や金利などはまったくわかりませんが、

仮に、金利0.5%で1億円の融資を受け

たものとし、また、上念さんが契約した

ファンドラップから得られる銀行の利益が

年額で50万円とします。


この場合、上念さんの会社との取引から得

られる銀行の1年間の利益は、融資金利が

50万円(=1億円×0.5%)と、ファ

ンドラップから得られる手数料50万円の

合計額の、100万円となります。


この場合、上念さんの会社への融資の実質

金利は1%(=100万円÷1億円)とい

うことになり、銀行から見れば、ある程度

の採算が見込めるということになります。


そういう意味では、今回、上念さんの会社

からの融資申し込みに応じた銀行は、採算

がある程度見込むことができたという面で

は、かつての信用金庫よりも、融資承認の

判断をしやすかったと言えます。


もうひとつは、融資をする側は、融資の新

規取引をしようとするときは、ある程度の

決断を必要とすることが実情のようです。


私が銀行に勤務していたときは、新規の融

資相手を探して融資稟議書を申請しても、

信用保証協会の保証を条件としない場合、

50%くらいは承認を得ることができませ

んでした。


上念さんは、融資相手の財務状況がよけれ

ば融資をすべきと主張し、私もそれに同感

なのですが、初めて融資をする相手は、決

算書からは得られない、ネガティブな要因

があるのではないかという判断が働き、信

用保証協会の保証がなければ承認をしにく

いということになるようです。


というのも、銀行は、融資相手の決算書か

ら得られない情報を、通常の融資取引をし

ている中で得るようにしており、その比重

もある程度の大きさがあります。


しかし、初めて融資をする会社の場合、ほ

ぼ、決算書だけで審査をすることになるの

で、それだけで判断をすることは、やや、

難しいというわけです。


だからといって、銀行の融資姿勢が、現状

のままでよいとは私は考えていません。


引き続き、上念さんのような批判を受ける

ことのないよう、銀行はこれからも努力し

ていくことが大切であると、私は考えてい

ます。





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●ポッドキャストを配信しました

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今回は、税理士の原尚美先生をお訪ねし、

消費税の軽減税率への対応についてお尋ね

しました。


ご関心のある方は、ぜひ、こちらからお聴

きください。

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●11月19日ランチ会兼勉強会のお知らせ

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11月19日(火)12時00分から、東

京都千代田区の秋葉原駅の近くのレストラ

ンで、少人数に限定して、昼食をとりなが

らの融資に関する勉強会を開きたいと思い

ます。




■日時:令和元年11月19日(火)

12時00分〜14時00分


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彌左エ門 アトレ秋葉原2店

東京都千代田区神田花岡町1−9

アトレ秋葉原2 4階


JR秋葉原駅昭和通り口を出て、すぐ左側

にあるエレベーターで4階に上がってくだ

さい。


東京メトロ日比谷線をご利用の場合、秋葉

原駅3番出口を出ると、正面にエレベータ

ーが見えます。


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当日、会場でお申し受けします。


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ださい。


■その他:食事をオーダーするという条件

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●11月14日開催融資勉強会のお知らせ

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私が銀行出身のコンサルタントということ

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方、保険会社の方など多くの方から、融資

に関するお問い合わせがよせられています。


そこで、これまで受けたお問い合わせなど

を交えながら、融資に関する勉強会を開く

ことにしました。


■日時 11月14日(木)

19時00分〜21時00分


■会場 新宿アントレサロン


東京都新宿区新宿2丁目12番13号

東京メトロ丸ノ内線・副都心線、及び、都

営地下鉄新宿線「新宿三丁目駅」C8出口

より徒歩1分


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●編集後記

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今年の秋の台風の被害は意外と大きくて、

驚いているところですが、私の住まいの近

所では、今回は、平地に川の水があふれて、

いままで見たことがない被害が出ているよ

うです。


すなわち、前もって備えがしにくいという

ところがやっかいですね。


その一方で、電車の計画運休なども行われ

るようになるなど、防災意識も高まって来

ている感じがします。


天災を防ぐことは、人の力ではなかなか難

しいですが、備えをしようという意識の高

まりはよい傾向だと思っています。


今後も、このような意識の高まりが進んで

行くことを望みます。









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posted by 六角明雄 at 07:58| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする