2017年05月07日

[ビジネスのきづき](143)「リースの薦め」

読者のみなさま、こんにちは。






最近、日の出が早くなり、目覚めがよく

なった六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から

習得した支援ノウハウを活かして、経営

コンサルタントとして独立、がんばる

日本の中小企業を応援するため、今回も、

ビジネス書7冊(累計発行部数3万部)の

ビジネス書作家として、ビジネスを加速

させるためのきづきを、3分間で読める

メールマガジンにしてお届けします。





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●リースの薦め

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融資のご相談を受ける際は、私はリースを

利用することを薦めています。


その理由を説明する前に、リースは多くの

方がご存知とは思いますが、その特徴を

述べたいと思います。


リースは、法律上は賃貸借契約ですが、

リース物件は、前もってリース会社が

リース物件を所有しておらず、リースの

利用者(ユーザー)が指定したものを

リース会社が購入してユーザーに貸与

するという点が、ひとつめの特徴です。


同じ賃貸借契約であるレンタルは、

レンタル物件を前もってレンタル会社が

所有しており、その点が大きな違いです。


ただし、リース物件は、中途解約が

認められておらず、リース料全額を

ユーザーが支払うことが義務付けられて

います。


リース料全額をユーザーが負担すると

いう点で、リースは、融資によって

設備などを調達する場合と似ており、

これをリースの金融機能と言います。


以上が簡単なリースの特徴ですが、

私がリースの利用をお薦めする理由は

次の通りです。


(1)ユーザーが欲しい機械や設備の

全額をリース会社が負担する。(銀行

からの借入の場合は、必要額の70%

程度が上限となる)


(2)法律上、リース物件の所有者は

リース会社にあり、リース物件が

事実上の担保として利用できる。

そのため、リースの審査は、銀行と

比較して承認されやすい。(機械や

設備などの動産も、法律上は担保に

できるものの、銀行は、手続きの

煩雑さから、動産を担保にする例は

多くない)


(3)リースによって機械や設備を

調達することによって、銀行からの

いわゆる融資枠を確保できる。


以上が、私がリースを薦める理由の

主なものですが、他には、リース料は

定額であり管理がしやすい、機械や

設備の法定耐用年数よりもリース

期間を短く設定し、その期間ですべて

費用にできるなどの利点があります。


一方、リースのデメリットとして、

融資の利率と比較してリース料が割高

であるということが挙げられます。


これについては、私はそれほど気に

する必要はないと思っています。


なぜなら、リースの利用によって

事務の効率化が図れることから、

機械や設備を購入した場合の煩雑な

事務の表面化しないコストが、

リースの利用によって顕在化した

ものということができるからです。


もうひとつ、リースについて注意する

点を述べたいと思います。


それは、「リースによって機械や

設備を調達すると、貸借対照表に

資産が計上されないので、会社の

資産がスリムになる」ということを

述べる方が、希にいます。


リース会計では、リースによって

機械や設備を調達したとき、その

資産の相当額をリース資産として

資産の部に計上し、その同額を

リース債務として負債の部に計上

します。


金額がまったく同額とはなりませんが、

会計上はリースによる機械や設備の

導入は、融資によって調達した場合と

同じように考えて、記録します。


ただし、「中小企業の会計に関する

指針」では、リース会計の方法に

よらず、リースを賃貸借として考え、

リース資産やリース債務を計上せずに、

リース料のみを費用として計上する

方法を認めています。


そのため、多くの中小企業では、

会計上はリース契約を賃貸借契約と

して取り扱っています。


その結果、リース資産などは、貸借

対照表には現れませんが、銀行は、

リースも借入とみなして考えている

場合もあります。


したがって、リースによって会社の資産が

スリムになるという考え方は採らない

ことをお薦めします。


なお、リースに関する知識と実務に

ついては、拙著「図解でわかるリースの

実務いちばん最初に読む本」に詳しく

記載されていますので、ご参考にして

いただければ幸いです。

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●編集後記

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寒くて日の出が遅い季節は、ついつい

起床が遅くなりがちでしたが、朝も

暖かく、5時前には日が昇っていると、

起きることも苦痛でなくなりました。


本当は、早起きして仕事をすると

効率的といわれており、私も朝型人間に

なろうと思っているのですが、なかなか

定着しません。


この調子を続けて、また、冬が来ても

早起きできるようになることを目指し

たいと思います。









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♪発行責任者

中小企業診断士 六角明雄(ろっかくあきお)

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posted by 六角明雄 at 08:03| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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