2018年05月03日

[ビジネスのきづき](504)「在庫を武器にする」

読者のみなさま、こんにちは。






先日、このメールマガジンの読者のうちの

数名の方から、配信が500号を超えたこ

とに、祝福と励ましのメッセージをいただ

き、感激した六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から習

得した支援ノウハウを活かして、経営コン

サルタントとして独立、がんばる日本の中

小企業を応援するため、今回も、ビジネス

書7冊(累計発行部数3.2万部)のビジ

ネス書作家として、ビジネスを加速させる

ためのきづきを、3分間で読めるメールマ

ガジンにしてお届けします。




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●在庫を武器にする

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アマゾンジャパンの立ち上げに関わった林

部健二さんのご著書、「なぜアマゾンは

『今日中』にモノが届くのか 」

( https://amzn.to/2I2w1W7 )を拝読しま

した。


同書の書名は「なぜ『今日中』にモノが届

くのか」となっていますが、内容は、アマ

ゾンの優れた経営の特徴を中心に展開され

ています。


この本から学ぶことはたくさんあります

が、最も注目したことは、アマゾンは倉庫

に100億円の投資をしたということで

す。


同社のこの多額の投資は、いまとなっては

十分に理解できるものですが、従来は倉庫

のような事業に直接関わりのない機能への

投資は少なくすることが常識でした。


でも、2000年に日本で事業を始めたア

マゾンは、それまで、書店にない本は書店

に注文してから約1か月待って手元に届く

ものという常識を覆し、注文した翌日に本

が届くというサービスによって、多くの顧

客の支持を得ました。


すなわち、アマゾンでは、翌日に確実に手

元に本が届くという利便性を提供すること

が競争力を高めており、100億円の投資

は、事業に直接関わりのない機能への投資

ではなく、事業の根幹の部分への投資で

あったということです。


ここまでの内容は、かつては投資すべきで

なかった倉庫への投資が、実は、競争力を

高める武器への投資であったということに

なるのですが、肝の部分はここではないと

私は考えています。


なぜなら、実は、このアマゾンの事業モデ

ルに追随する会社は日本にはほとんど現れ

ていません。


これについて、林部さんは、3つの理由を

挙げておられます。


ひとつは、そもそも通信販売は実店舗を持

たなくする、すなわち投資を少なくするこ

とを目的に行うものという既成概念が強い

というものです。


これについては、考え方の問題なので、議

論するまでもなく、考え方を変えるか変え

ないかということだけのことになります。


ふたつめは、人材への投資に躊躇するとい

うことです。


仮に、日本の会社が倉庫への投資をするこ

とを決断したとしても、設備への投資が優

先され、それを管理する人材への投資は避

けたがっているということです。


詳細な説明は割愛しますが、アマゾンの事

業の仕組みは、単に設備に投資すれば奏功

するのではなく、設備よりもトラブルへの

対処能力、効率化のためのアイディアの捻

出といった、管理者の能力が大切になって

います。


しかし、日本においては、倉庫への投資は

機械が優先という既成概念が大きいようで

す。


3つめはKPI(重要業績評価指標)によ

る管理です。


(KPIについてはこちらを参照してくだ

さい。→ https://goo.gl/J4QYay


同社では、毎週、KPIを確認しているそ

です。


それくらい頻繁に改善を要する点を確認し

ており、この改善の絶え間ない積み重ねが

競争力をより高めているのでしょう。


ここまで頻繁に改善活動を行う会社は、日

本ではあまり多くないのではないでしょう

か?


結論は、アマゾンは、物流によって競争力

が高い会社に見えますが、実は、高度な経

営のノウハウ(人材への投資、精緻な管理

手法)があるからこそ、物流での競争力が

高まった会社であるということが分かりま

す。


多くの方がご存知のとおり、アマゾンは、

いまは本の通信販売に留まらず、幅広い事

業に展開をしていますが、それも、高度な

経営ノウハウがあるからこそできることで

しょう。


「もの」による事業展開ではなく、「ノウ

ハウ」による事業展開をしている同社は、

まさに21世紀型の会社であると私は考え

ています。




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●ポッドキャストを配信しました

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私が制作しているポッドキャスト番組(イ

ンターネットラジオ番組)「数字に強い社

長になるポッドキャスト」の第472回を

配信しました。


今回は、弁理士の新井信彦さんにお越しい

ただき、新井さんが昨年10月にご出版さ

れた、「パクリ商標」

( https://amzn.to/2qit4H5 )から、商標

の上手な活用法についてお伺いしました。


ご関心のある方は、ぜひ、こちらからお聴

きください。

https://goo.gl/hNFhRw


この番組は、Youtubeでも聴くこと

ができます。

https://youtu.be/eRnu2Ni2Sqs

(Youtubeへは、音声のみアップ

ロードしています)




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●当事務所の5月の予定

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「融資に強くなる勉強会」

5月7日(月)13:00〜15:00

詳細とお申込み→ https://goo.gl/yb6kWw



「スカイプ相談実施日」

5月8日(火)

詳細とお申込み→ https://goo.gl/fShaEi



「信用保証協会徹底活用セミナー」

5月14日(月)13:00〜15:00

詳細とお申込み→ http://bit.ly/L3TmzF



「スカイプ相談実施日」

5月22日(火)

詳細とお申込み→ https://goo.gl/fShaEi



「経営入門セミナー」

5月25日(金)19:00〜21:00

詳細とお申込み→ https://goo.gl/tcaK8N




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●編集後記

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自分としてはまだまだとは思っていますが、

このメールマガジンの配信が500回続い

たことを評価してくださる読者の方がいら

っしゃったということは意外でしたが、と

てもありがたく思っています。


私の場合、自分の提供するサービスを説明

することが難しいので、このようなメール

マガジンを書くことで、私のサービスを理

解していただく方を増やそうとすることが

目的のひとつです。


本当ならば、例えば、「3か月間で売上を

倍増させる方法」というような分かりやす

いキャッチフレーズで説明できればいいの

ですが、私がコンサルティングに携わって

きている中で、前述の例のように「売上を

倍増すればすべて解決するのか」とも感じ

ています。


売上は表面的なことであり、本当に経営者

の方の悩みがなくなるのは、もっと奥深い

ところにあるものと私は考えています。


すなわち、事業活動は、有機的であり、な

かなか単純化してとらえにくい面があり、

そのことが、その課題を解決する方法も、

わかりやすいキャッチフレーズでは言い表

せないものと思っています。


でも、わかりにくいからといって、それを

そのままにするつもりもありません。


いつになるかはわかりませんが、私の仕事

をわかりやすく説明できるようになるよう、

これからも様々な取り組みをして行こうと

思っています。


どうかこれからも応援をよろしくお願いい

たします。







◆このメールマガジンで取り上げて欲しい

トピックやご質問、ご感想等がありました

ら、こちらからおよせください。

http://yuushi-zaimu.net/contact/




◆メールマガジンの配信を停止するときは、

こちらをクリックしてください。

https://www.directform.info/unsubscribe.do?id=16107084&token=c510a8e5d0817624db8697f4121548c3



ただし、まぐまぐ読者の方は、こちらから

配信停止の手続きをお願いします。→

http://www.mag2.com/m/0001677623.html







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♪発行責任者

中小企業診断士 六角明雄(ろっかくあきお)

♪関連サイト 売れる組織作りネット

http://www.yuushi-zaimu.net/


●連絡先

104-0061
東京都中央区銀座7-13-5
NREG銀座ビル1階
中小企業診断士六角明雄事務所

電話 050-5539-8814

ファクシミリ 020-4666-8216

電子メール rokkaku@yuushi-zaimu.net


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posted by 六角明雄 at 08:03| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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