2018年06月14日

[ビジネスのきづき](546)「朝礼の目的」

読者のみなさま、こんにちは。






最近、こむずかしいことが書いてある外国

の経営学者の本は、原書を買って読むよう

にしている六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から習

得した支援ノウハウを活かして、経営コン

サルタントとして独立、がんばる日本の中

小企業を応援するため、今回も、ビジネス

書7冊(累計発行部数3.2万部)のビジ

ネス書作家として、ビジネスを加速させる

ためのきづきを、3分間で読めるメールマ

ガジンにしてお届けします。




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●朝礼の目的

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ビジネスコーチの岡本文宏さんのご著書、

「店長の一流、二流、三流」

( https://amzn.to/2sLpvKu )を拝読しま

した。


この本は、小売店の店長の役割を、人材マ

ネジメントの観点から的確に解説している

本ですが、その中から、私が特に注目した

内容を2つご紹介したいと思います。


ひとつめは、朝礼の目的です。


岡本さんによれば、三流の店長は朝礼をせ

ず、二流の店長は朝礼で情報を共有化し、

一流の店長はスタッフを主役にする目的で

朝礼を行うそうです。


朝は準備が忙しいことから、三流の店長の

ように、朝礼を開くことに否定的な人は少

なくないようです。


また、二流の店長のように、朝礼は必要と

考える人の場合であっても、店長から一方

的に情報を伝達することに終始してしまい

がちです。


しかし、一流の店長は、前日のスタッフの

動きのよかったところや、顧客から評価さ

れたところを朝礼で伝え、スタッフの承認

欲求を満たすことで士気を高めるようにし

ていると、岡本さんは述べておられます。


私は、朝礼や会議などに否定的な考えを

持っている人に会うことがありますが、確

かに、単なる伝達会議や、経営者が一方的

に話をして終わるような朝礼や会議は無駄

だと思います。


一方で、一流の店長のように、スタッフの

士気を向上させるために朝礼を行うことは

有用でしょう。


私は、朝礼や会議など、形式にはこだわ

りませんが、社内におけるコミュニケー

ションは大切だと思っています。


ただ、そのコミュニケーションを、単な

る伝達や情報共有と考えてしまうと、あ

えて朝礼や会議を開くまでもないと考え

てしまうようになるのでしょう。


でも、スタッフの士気を高めるには、店

長とスタッフが直接顔をつきあわせて接

する必要があるでしょう。


そう考えれば、朝礼や会議の必要性は高

いと感じられるようになるでしょう。


ですから、朝礼や会議に否定的な方は、

コミュニケーションを情報伝達としか考

えることなく、スタッフの育成のための

手段であると考えれば、朝礼や会議は大

切な機会ととらえられるようになるので

はないでしょうか?


もうひとつはPOP広告についてです。


岡本さんによれば、三流の店長はPOP

広告を使わず、二流の店長はPOP広告

を販促ツールとしてフル活用し、一流の

店長は、さらに、スタッフのスキルとや

る気を高めるツールとして活用するそう

です。


具体的には、一流の店長は、参考となる

フレーズや、反応のよかったPOP広告

の事例を集めてPOP広告の作成マニュ

アルを整備し、スタッフにPOP広告の

作り方を学んでもらいます。


そして、必ずしもすべて成功するとは限

りませんが、効果のあったPOPがある

と、作成したスタッフの士気が高まり、

さらにスキルが向上することが期待でき

ます。


私は、この事例を読んだとき、小集団活

動を思い出しました。


小集団活動は、仕事の品質を高めること

が表面的な目的ですが、従業員が自分で

改善策を考え、それを実践してみて改善

の効果を直接感じることによって、仕事

へのモチベーションが高まるという、大

きな副次的な効果も期待できます。


岡本さんのお薦めするような、POP広

告の作成によってスタッフのスキルやモ

チベーションを高めるという、一石二鳥

をねらう手法は、この小集団活動と同様

な効果があると思います。


今回の記事の結論は、店長は組織のマネ

ジメントに注力し、さらに、マネジメン

トによってスタッフの育成を行うこと

が、効率的かつ効果的であるということ

です。


マネジメントは大切だと考える方は多い

と思いますが、さらに、一歩踏み込んで

人材育成まで実践するという岡本さんの

お薦めの手法は、ライバルと大きく差を

つけるポイントになると思いました。




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●ポッドキャストを配信しました

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私が制作しているポッドキャスト番組(イ

ンターネットラジオ番組)「数字に強い社

長になるポッドキャスト」の第479回を

配信しました。


今回も、税理士の金成祐行さんにお越しい

ただき、経営者保証ガイドラインについて

お教えいただきました。


ご関心のある方は、ぜひ、こちらからお聴

きください。

https://goo.gl/q1vsk7


この番組は、Youtubeでも聴くこと

ができます。

https://youtu.be/YRN0GQVQsUE

(Youtubeへは、音声のみアップ

ロードしています)




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●当事務所の6月〜7月の予定

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「スカイプ相談実施日」

6月22日(火)

詳細とお申込み→ https://goo.gl/fShaEi




「経営入門セミナー」

6月25日(金)19:00〜21:00

詳細とお申込み→ https://goo.gl/p5U4VB




「融資に強くなる勉強会」

7月4日(水)13:00〜15:00

詳細とお申込み→ https://goo.gl/c9nRUc




「信用保証協会徹底活用セミナー」

7月13日(金)13:00〜15:00

詳細とお申込み→ http://bit.ly/L3TmzF





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●編集後記

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私が経営に関する本を書くときは、当然の

ことですが、内容の正確さを優先していま

す。


そこで、学説などは原則的に原典で確認す

るようにしています。


ただ、外国の学者の学説を伝えるために、

その翻訳本を読むと、難しい表現が多く使

われており、そのままその説明を使うこと

に躊躇することがあります。


例えば、組織論の大家、バーナードの、

「経営者の役割」の第7章に書かれている

「組織がまず成立するのは、組織の3要素

をそのときの外部事情に適するように結合

することができるかどうかにかかってい

る」という記述が、とても分かりにくい表

現だと感じていました。


そこで、原書の記述を見ると、次のように

書かれていました。


The initial existence of an organiza-

tion depends upon a combination of

these elements appropriate to the ex-

ternal conditions at the moment .


よって、僭越ながら、これを「最初に組織

が成立するかどうかは、組織の3要素の組

み合わせが、その時点で、外部の状況に適

するかどうかによって決まる」と自分で翻

訳しなおして、自分の本で説明しました。


経営学の本は、学者の方が翻訳するので、

どうしても正確さを優先し、理解しやすさ

は後回しになってしまいます。


でも、経営学の研究結果は、多くの方に理

解されないと、もったいないと思います。


学者の方は立場上、専門用語を使わざるを

得ないとは思いますが、市井の方への理解

を広げるためには、できるだけ日常的な言

葉を使っていただきたいと思っています。






◆このメールマガジンで取り上げて欲しい

トピックやご質問、ご感想等がありました

ら、こちらからおよせください。

http://yuushi-zaimu.net/contact/




◆メールマガジンの配信を停止するときは、

こちらをクリックしてください。

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ただし、まぐまぐ読者の方は、こちらから

配信停止の手続きをお願いします。→

http://www.mag2.com/m/0001677623.html







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♪発行責任者

中小企業診断士 六角明雄(ろっかくあきお)

♪関連サイト 売れる組織作りネット

http://www.yuushi-zaimu.net/


●連絡先

104-0061
東京都中央区銀座7-13-5
NREG銀座ビル1階
中小企業診断士六角明雄事務所

電話 050-5539-8814

ファクシミリ 020-4666-8216

電子メール rokkaku@yuushi-zaimu.net


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posted by 六角明雄 at 08:04| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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