2019年03月15日

[ビジネスのきづき](821)「目利き能力と情報開示」

読者のみなさま、こんにちは。







先日、かにピラフで有名なレストランのメ

ヒコが、浅草にも開店したときいて、さっ

そく浅草店でかにピラフをいただいてきた

六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から習

得した支援ノウハウを活かして、経営コン

サルタントとして独立、がんばる日本の中

小企業を応援するため、今回も、ビジネス

書7冊(累計発行部数3.7万部)のビジ

ネス書作家として、ビジネスを加速させる

ためのきづきを、3分間で読めるメールマ

ガジンにしてお届けします。





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●目利き能力と情報開示

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銀行への批判のひとつに、「目利き能力が

ない」というものがあります。


この批判に、私は、部分的に納得できます

が、納得できない部分もあります。


それは、融資相手の会社の情報開示が少な

いことです。


情報開示とは、財務情報を適正、かつ、適

時に行うことです。


具体的には、前回の決算日以降の月次決算

書と、当月から3か年程度の業績予想(ま

たは、計画損益計算書)を銀行に提出する

ことです。


ところが、「そのようなことを中小企業に

求めることは、負担が重いのではないか」

と考える人も少なくないと思います。


しかし、年に1回の決算書の情報しかない

と、会社の現状をタイムリーに把握するこ

とはできません。


例えば、平成30年12月31日が決算日

の会社の決算書は、多くの場合、平成31

年2月28日までに作成されます。


これを言い換えると、その会社が平成31

年2月28日までに融資申し込みをすると

きは、平成29年12月31日時点の会社

の財務情報、すなわち、最長で14か月前

の財務情報で融資審査をすることになりま

す。


そこで、銀行は、前月時点の月次試算表、

遅くても前々月の月次試算表をもとに、融

資審査を行いたいと考えます。


ところが、月次試算表が3か月以上前のも

のしかない、または、作成していないとい

う場合、銀行は、目利き能力があったとし

ても適切な融資審査を行うことができませ

ん。


また、計画損益計算書も、提出がない場合

は、これまでの業績が順調か、上向きでな

ければ、銀行は現状維持としか判断できま

せん。


それでも、前述したように、中小企業がこ

のような財務資料を作成することは、負担

と考える人は、残念ながら多数派ではない

かと思います。


しかし、私はその考えは誤りであると考え

ています。


私が顧問先をコンサルティングする場合、

少なくとも3か年分の計画損益計算書を作

成し、毎月、計画との乖離を確認します。


なぜなら、私は、月次の資料作成なしに、

的確な経営判断はできないと考えているか

らです。


よくある例えですが、会社経営を船の航海

に例えれば、航路を計画することが計画損

益計算書の作成で、舵をとることが毎月の

業況確認、エンジンを回すことが事業運営

にあたります。


したがって、計画損益計算書を作成せず、

毎月の業況も確認していない会社は、航路

を計画したり舵をとることは負担だからと

いう理由で、エンジンだけを回して航海し

ている船と同じことです。


そのような船を見たら、果たして目的地に

いつたどりつけるのか、もしかしたら、浅

瀬に向かって行って座礁してしまうかもし

れないと考える人も多いでしょう。


そういった面では、銀行が会社を目利きす

る前に、きちんとした経営ができていない

というネガティブな評価をすることになり

ます。


確かに、会社が適切に情報開示を行ってい

ても、銀行の目利き能力がないために、

誤った融資判断をすることもありますが、

情報開示をしない会社が銀行の目利き能力

について批判することは筋違いということ

が、今回の記事の結論です。


また、会社経営とは、事業計画の立案と、

その管理であって、単に、事業を運営して

いるだけでは、会社経営をしていることに

はなりません。


したがって、繰り返しになりますが、月次

での業況の確認や、事業計画を立てること

が「負担」と考えることは、「会社の経営

が負担」と考えていることになってしまい

ます。





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●ポッドキャストを配信しました

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私が制作しているポッドキャスト番組(イ

ンターネットラジオ番組)「数字に強い社

長になるポッドキャスト」の第518回を

配信しました。


今回は、ポッドキャストプロデューサーの

岡田正宏さんをお伺いし、ポッドキャスト

のビジネスへの活かし方についてお伺いし

ました。


ご関心のある方は、ぜひ、こちらからお聴

きください。

https://goo.gl/59emD1


この番組は、Youtubeでも聴くこと

ができます。

https://youtu.be/upqiSUGbync


(Youtubeへは、音声のみアップロ

ードしています)





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●当事務所の3月〜4月の予定

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「融資勉強会兼ランチ会」

3月15日(金)12:00〜14:00

詳細とお申込み→ https://goo.gl/k9baSY




「スカイプ相談実施日」

3月21日(木)

詳細とお申込み→ https://goo.gl/fShaEi




「経営入門セミナー」

3月25日(月)19:00〜21:00

詳細とお申込み→ https://goo.gl/k9baSY




「融資に強くなる勉強会」

4月5日(金)13:00〜15:00

詳細とお申込み→ https://goo.gl/MLHQLG




「信用保証協会徹底活用セミナー」

4月15日(月)13:00〜15:00

詳細とお申込み→ http://bit.ly/L3TmzF





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●編集後記

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冒頭で触れたレストランメヒコですが、福

島県いわき市が創業地で、大皿に殻付きの

かにがのせられたピラフが人気の料理店で

す。


(ご参考→ http://www.mehico.com/menu/


残念なことに、平成17年に民事再生をす

ることになりましたが、その後、怪獣酒場

などを運営するイーケーシーさんがスポン

サーとなり、現在も営業しています。


私は、メヒコのかにピラフを食べると、海

に行った気分になれるので、味だけでなく、

雰囲気も楽しんでいます。












◆このメールマガジンで取り上げて欲しい

トピックやご質問、ご感想等がありました

ら、こちらからおよせください。

http://yuushi-zaimu.net/contact/




◆メールマガジンの配信を停止するときは、

こちらをクリックしてください。

https://www.directform.info/unsubscribe.do?id=16107084&token=c510a8e5d0817624db8697f4121548c3



ただし、まぐまぐ読者の方は、こちらから

配信停止の手続きをお願いします。→

http://www.mag2.com/m/0001677623.html







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♪発行責任者

中小企業診断士 六角明雄(ろっかくあきお)

♪関連サイト 売れる組織作りネット

http://www.yuushi-zaimu.net/


●連絡先

104-0061
東京都中央区銀座7-13-5
NREG銀座ビル1階
中小企業診断士六角明雄事務所

電話 050-5539-8814

ファクシミリ 020-4666-8216

電子メール rokkaku@yuushi-zaimu.net


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posted by 六角明雄 at 08:01| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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