2019年08月21日

[ビジネスのきづき](980)「ゴーイングコンサーンと銀行」

読者のみなさま、こんにちは。








私の住まいの近所に、とてもおいしい定食

屋さんがあり、たまにそのお店で名物のか

らあげ定食を食べるのが楽しみのひとつに

なっている六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から習

得した支援ノウハウを活かして、経営コン

サルタントとして独立、がんばる日本の中

小企業を応援するため、今回も、ビジネス

書7冊(累計発行部数3.8万部)のビジ

ネス書作家として、ビジネスを加速させる

ためのきづきを、3分間で読めるメールマ

ガジンにしてお届けします。





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●ゴーイングコンサーンと銀行

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以前、ゴーイングコンサーンという言葉に

ついて説明したことがありました。


(ご参考→ https://bit.ly/31OwEJj


そのときは、ゴーイングコンサーンについ

ては、「会社は半永久的に事業活動を行う

という前提」、「事業を継続させなければ

ならないという会社が担うべき使命・責

任」、「事業を継続している会社」と説明

しました。


実は、ゴーイングコンサーンは、これ以外

の意味で使われることがあります。


文字としては同じようになってしまうので

すが、それは、「会社が来期以降も存続す

るという前提」という意味です。


具体的には、この意味でのゴーイングコン

サーンが問題となった事例を見てもらえば

理解が容易になると思いますので、2年ほ

ど前、粉飾決算が表面化した家電メーカー

に関する新聞記事をご覧いただきたいと思

います。


(ご参考→ https://s.nikkei.com/2NeVUo6


詳細な説明は割愛しますが、会社の決算書

(有価証券報告書)が適正かどうかは、そ

の会社が継続する見込みであるかどうかで

変わってきます。


一般的にはあまり意識されていませんが、

決算書は、その会社が来期以降も継続する

という前提で作成されています。


でも、事業の継続が難しそうであるにもか

かわらず、継続するという前提で決算書を

作成すると、決算書に記載された資産の額

は、会社を実際に清算したときの金額より

も多くなってしまうので、継続できそうに

ないときは、継続できないという前提で決

算書を作成しないと正確な決算書にはなり

ません。


そのため、監査法人は、監査対象の会社が

来期以降も継続する見込みがあるかどうか

を確認しなければなりません。


そこで、前述の家電メーカーのように、多

額の赤字を計上したときは、監査法人によ

る「ゴーイングコンサーン」の判断が、大

きく注目されることになります。


ここまでが前振りなのですが、今回、なぜ

ゴーイングコンサーンについて述べたのか

というと、銀行も融資をしている会社に対

して、毎年、その会社が来期以降も継続す

るかどうかを見極めているということにつ

いて触れたかったからです。


もちろん、問題になるのは、「ゴーイング

コンサーン」に疑義がある会社に対してな

のですが、そういう会社に対しては、銀行

によって対応が分かれます。


ひとつは、すぐに融資を引き揚げようとす

する銀行と、もうひとつは、その会社を引

き続き事業が回復するまで支えようとする

銀行です。


もちろん、融資相手の会社を支えようとす

る銀行は、自行の融資を回収したいという

目的もありますが、仮にその会社の事業が

行き詰まったときの地域経済への影響を未

然に防ごうという、銀行としての使命感を

持っているので、そのような判断に至るわ

けです。


とはいえ、このゴーイングコンサーンに疑

義がある会社への支援は、銀行側もできれ

ば避けたいと考えています。


なぜなら、労力もかかる上に、銀行もその

融資相手の事業が回復しなかったときに、

損失を被ることになるからです。


ただ、それができるかどうかが、銀行の腕

の見せ所でもあり、銀行の真価が問われる

ところでもあります。


仮に、融資している会社が危なくなったと

き、すべての銀行が手を引いたとしたら、

社会から銀行は大きな批判を浴びることに

なるでしょう。


私が銀行に勤務していたときは、この融資

相手を支える場面を何度も見て来ており、

そのような中で自分も融資相手を支えるた

めに働くことができたことは、いまでも貴

重な経験になったと思っています。


私はこのような経験があったことから、フ

リーランスのコンサルタントになった今で

も、その考え方をもって顧問先の事業改善

のお手伝いに臨んでいます。


「コンサルタント」と名乗る人の中には、

顧問先の太鼓持ち的な存在になっている人

もいますが、そのような人は、顧問先の業

績が傾くと、すっといなくなってしまいま

す。


やはり、コンサルタントの真価が問われる

のは、顧問先が苦しいときにどれだけ頼っ

てもらえるかだと思っています。





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●ポッドキャストを配信しました

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私が制作しているポッドキャスト番組(イ

ンターネットラジオ番組)「数字に強い社

長になるポッドキャスト」の第541回を

配信しました。


今回も、税理士の脇田弥輝先生にお越しい

ただき、上手な事業運営のしかたについて

お伺いしました。


ご関心のある方は、ぜひ、こちらからお聴

きください。

https://bit.ly/2TBSWLi


この番組は、Youtubeでも聴くこと

ができます。

https://youtu.be/2Fl-LVHYQAU


(Youtubeへは、音声のみアップロ

ードしています)






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●当事務所の8月〜9月の予定

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「スカイプ相談実施日」

8月22日(木)

詳細とお申込み→ https://goo.gl/fShaEi




「経営入門セミナー」

8月26日(月)19:00〜21:00

詳細とお申込み→ https://amba.to/2GmM7bm




「融資に強くなる勉強会」

9月6日(金)13:00〜15:00

詳細とお申込み→ https://amba.to/2YDIIep





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●編集後記

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冒頭で触れた定食屋さんですが、実は、建

設会社で働いている人たちがたくさん利用

するお店で、値段は良心的であるにもかか

わらず、おかずもごはんも盛りだくさんで

す。


そのため、私は、おかずを食べきるのに精

一杯なので、いつもごはんは少なめにして

もらっています。


もうお気づきのとおり、私がやせられない

原因のひとつは、この定食屋さんが近所に

あることです。


これからは、この定食屋さんに行くときは、

1食抜いてから行くようにしたいと思いま

す。^^;






◆このメールマガジンで取り上げて欲しい

トピックやご質問、ご感想等がありました

ら、こちらからおよせください。

http://yuushi-zaimu.net/contact/




◆メールマガジンの配信を停止するときは、

こちらをクリックしてください。

https://www.directform.info/unsubscribe.do?id=16107084&token=c510a8e5d0817624db8697f4121548c3



ただし、まぐまぐ読者の方は、こちらから

配信停止の手続きをお願いします。→

http://www.mag2.com/m/0001677623.html







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♪発行責任者

中小企業診断士 六角明雄(ろっかくあきお)

♪関連サイト 売れる組織作りネット

http://www.yuushi-zaimu.net/


●連絡先

104-0061
東京都中央区銀座7-13-5
NREG銀座ビル1階
中小企業診断士六角明雄事務所

電話 050-5539-8814

ファクシミリ 020-4666-8216

電子メール rokkaku@yuushi-zaimu.net


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posted by 六角明雄 at 07:59| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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