2017年06月25日

[ビジネスのきづき](192)「名前だけの株式会社にならないために」

読者のみなさま、こんにちは。





先日、衝動的に近所の定食屋さんのから

あげ定食を食べたくなって、がまん

しきれずにお店に駆け込んで行って

しまった六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から

習得した支援ノウハウを活かして、経営

コンサルタントとして独立、がんばる

日本の中小企業を応援するため、今回も、

ビジネス書7冊(累計発行部数3万部)の

ビジネス書作家として、ビジネスを加速

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●株式会社だから信用されるのか

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創業時の融資の相談を受けるときに、

会社を設立した方がよいか、個人事業

主の方がよいかという相談を受けます。


しかし、そのような方は、ほぼ、会社を

設立することを決めています。


しかも、合同会社ではなく、株式会社を

選択します。


その理由は、株式会社として事業を

営まないと、取引先から信用して

もらえないというものです。


そのこと自体は問題がないので、

私は「そうお考えであれば、ぜひ、

株式会社を設立しましょう」と

お答えします。


しかし、せっかく高い費用を支払って

株式会社を設立したにも関わらず、

設立した後になってから、本当に

株式会社を設立した意義があるのだ

ろうかと、疑問に感じることも多く

あります。


前述の「株式会社でないと取引先から

信用してもらえない」という理由は、

次のようなものでしょう。


(1)株式会社では、資産規模や事業

規模がある程度の大きさがあると

思われる。


(2)株式会社では、事業運営体制が

整っていると思われる。


株式会社とはいえ、創業後間もない

ときにいきなり事業規模などを大きく

することは難しいですが、運営体制の

整備は実施が可能でしょう。


もし、ここで、「自社はそれほどの

ことはするまでもない」とお考えで

あれば、株式会社を設立したことは

単に外見をよくするためだけという

ことになってしまいます。


「それは建前だ」とお考えになる

方もいらっしゃるかもしれませんが、

ここでは、せっかく会社を設立した

のだから、外見に中身を合わせる

ことを目指すという前提で述べて

いきます。


ひとつめは、決算公告をするという

ことです。


株式会社は、会社法第440条など

により、貸借対照表を新聞かインター

ネットで公表することが義務付けられ

ています。


この義務があるのは、まさに、株式

会社の信用の高さを保証するため

であり、いいかえれば、株式会社の

信用が高いのは、貸借対照表が公開

されるからです。


実は、この規定は、罰則がないと

いうこともあり、義務があるにも

かかわらず、90%の株式会社は

決算公告をしていないと言われて

います。


ある意味、株式会社の90%は、

外見だけの株式会社となっている

といえるのかもしれません。


また、会社の決算公告については、

異論のある方もいると思いますが、

その議論についてはここでは

割愛し、実際に、自社の属する

業界のイメージを変えたいとの

思いから、決算公告をきちんと

行っている会社の例をご覧

いただきたいと思います。

https://goo.gl/gGTQY3


次に、定期的に取締役の会議を

開くということです。


かつては、すべての株式会社に

「取締役会」の設置が義務付け

られていました。


しかし、「会社法」が施行されて

からは、公開会社(すべての株式、

または、一部の株式の譲渡に関して、

会社の承認を要する旨を定款によって

定めていない会社)でなければ、

取締役会の設置は義務付けられて

いません。


いま、日本の株式会社のほとんどは

公開会社ではない会社(いわゆる株式

譲渡制限会社)なので、取締役会も

設置していません。


ただ、法律で義務付けられていない

からといって、取締役の会議を開いて

いなければ、その会社は、社長一人で

すべてを決めているワンマン会社と

なってしまい、それは、個人事業主と

なんら変わりないでしょう。


ですから、譲渡制限会社であっても、

取締役会を設置している公開会社と

同様に、3か月に1度、できれば、

毎月、取締役の会議を開くことを

お薦めします。


もし、取締役が社長1人しかいない

という会社は、取締役に代えて、

幹部を集めて会議を開くことでも

よいと思います。


そうすることで、より組織的な事業

運営を早い段階から行うことになり、

事業拡大の速度が高まるでしょう。


以上、述べた、決算公告を行ったり、

取締役の会議を定期的に開く会社は、

中身も外見通りの株式会社となり、

単に、器だけが株式会社の会社よりも、

実力のある会社になると私は考えて

います。






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●編集後記

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冒頭の定食屋さんの店主は、故川谷拓三

さんに似ていて、お店の中には、店主と

お元気なころの川谷さんのツーショット

写真があります。


そのお店は、市街地からは離れた

ところにあって、一見、立地は良くない

のですが、前述のように、味はよくて、

お昼の時間帯は、早めにお店に入ら

ないと、30分間くらい待たされて

しまいます。


私の住まいは田舎にあるのですが、

そういうお店が近くにあるというのは、

とても恵まれていると実感しています。









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2017年06月24日

[ビジネスのきづき](191)「言行一致」

読者のみなさま、こんにちは。





近所の製麺会社さんの元社長さんから、

ラーメンのおすそ分けをいただいて、

本当はたくさん食べたかったのに、

ダイエット中だったため、なくなく

1玉だけ食べてがまんした六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

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●言行一致

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「実は、痩せたいと思っている」と私が

お話しをしても、どれくらいの方が信用

してくれるでしょうか?


私のフェイスブックページには、時々

おいしそうな料理の写真がアップロード

されているので、「それだったら、

あんなにたくさん料理を食べなければ

よいのでは?」と思う方が多くいること

でしょう。


私としては、週に2〜3回程度、少し

贅沢な料理を食べてはいますが、普段は

少量かつ安価なごはんを食べています。


そうは言っても、フェイスブックを

見ている人からは、私のアップロード

する写真は食べものばかりなので、

いつも贅沢な料理ばかり食べていると

いう印象を持ってしまうのでしょう。


そして、それは、自分がなかなか

痩せない原因になっていることは

否定できません。


したがって、私が痩せたいと思って

いるということを、他の人に話を

しても、信用されなくても当然で

しょう。


このようなことは、事業運営に

ついてもあてはまると私は考えて

います。


中小企業の経営者の多くは、自社の

事業を大きくしたいと考えている

ことでしょう。


しかしながら、要望を実現できる

人は、実際には少ないようです。


その要因については、ひとつではなく、

また、それについては、多くの専門家が

たくさんの書籍などで指摘しています

ので、あえてここで細かく挙げることは

割愛したいと思います。


ただし、私がお手伝いをしている会社の

経営者の方に対して助言している、

ふたつのことを述べたいと思います。


ひとつは、自分の目標と現在の状況の

乖離を明確にするということです。


例えば、年商1億円の会社が、5年後に

売上高を5億円にしたいという目標が

あれば、1年後、2年後、3年後、

4年後にどういう行動をするかという、

売上高を5億円にするための道筋を

明確にすることです。


これができなければ、単に、他人に依存

して売上高を5億円にしてもらおうと

している願望を抱いているだけのことに

なります。


ふたつめは、自分を変えようとする

きっかけを作ることです。


私は、他の人からは、多くの人を知って

いるという印象を持たれていますが、

実は、本当は出不精です。


しかし、出不精を続ければ、自分を

成長させられないと考え、本当は

行きたくないという交流会や勉強会に

あえて参加するようにして来ました。


その結果、多くの人と知り合いになる

ことができただけでなく、自分とは

まったく環境の違う場所で人生を送って

きた人と会ってお話をすることが、

自分自身に対していまのままでよいのだ

ろうかということを問い直すきっかけに

なりました。


ですから、私はお手伝いをしている

会社の経営者の方には、なるべく、

環境の違う場所で多くの人と会ったり、

外国に出かけてみて刺激を受ける

ようにすることを薦めています。


少なくとも、経営者の方は、「川に連れて

いっても水を飲もうとしない牛」のように

なってはならないでしょう。




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●編集後記

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私にラーメンをくださった製麺会社の

元社長さんは、昨年、製麺会社を廃業

した方です。


廃業といっても、65歳になったので、

仕事を辞めたいという程度の事情で

廃業したもので、廃業する際は、

いままでの販売先の方に惜しまれ

ながら辞めたそうです。


中には、辞めたくても辞められないと

いう状況にあったり、意図せずに廃業の

危機にあるという会社もあるので、

その社長さんはとても幸せな方だと

思います。


もちろん、何の苦労もせずに、そういう

状況に至ったわけではないでしょう。


先日、いただいたラーメンは、時々

プライベートで麺を作った時の

おすそ分けなのですが、麺の味は

とてもおいしいです。


そういう良質の製品を作れるような

腕を磨いてきたからこそ、幸せな

リタイアが出来たわけです。


私も、そういうリタイアを迎えられる

ようになりたいと思いました。









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posted by 六角明雄 at 08:02| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月23日

[ビジネスのきづき](190)「ISO9001の薦め」

読者のみなさま、こんにちは。





深夜にアイスコーヒーをがぶ飲みしても

しっかり寝ることができる六角です。


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●ISO9001の薦め

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私は、事業の改善をお手伝いする会社

には、ISO9001の導入をお薦め

しています。


ISO9001そのものについては

専門書に解説を委ね、この記事では、

なぜISO9001を私が薦めるのか

ということについて述べます。


まず、ISO9001について否定的な

見解があることについて触れたいと

思います。


ISO9001に否定的な見解の根拠の

多くは、ISO9001の認証を取得

しても、それが収益に結びつかないと

いうものです。


確かに、ISO9001の認証を取得

するまでには、コンサルティングを

受けるといったコストがかかり、また、

認証を取得してからもそれを維持する

ためのコストもかかります。


そして、ISO90001の認証を

受けてから業務が改善したとしても、

それまでにかかったコストを吸収でき

ないという例も多くあると思います。


しかし、このような観点からの批判は

本論ではないと私は考えます。


「コストが吸収できない」という

状態になるのは、恐らく、取引先

からの要請があったので、受動的に

認証を取得したという場合でしょう。


認証の取得までに受けたコンサル

ティングも、会社の事業の改善と

いうよりも、認証を受けるための

コンサルティングというもの

でしょう。


このような姿勢でコンサルティングを

受ければ、業績の改善はあまり期待

できないものとなるでしょう。


別の言い方をすれば、会社の業務を

改善して行けば、自ずとISO

9001の認証を取得できる水準に

なるものと私は考えています。


さらに別の表現をすれば、ISO

9001の認証を得ることは、

業務の改善とは別に、会社に負担が

かかるわけではなく、逆に、ISO

9001に基づく業務の改善が

進めば、効率性が高まるわけです。


要は、手段と目的を取り違えては

いけないということです。


話しを本論に戻します。


ISO9001の思想の肝は、よい

品質の製品やサービスは、工程を管理

することによって生産されたり提供され

たりするという考え方です。


この考え方をプロセスアプローチと

いいます。


多くの経営者の方は、よい製品を生産

したり、よいサービスを提供したいと

考えていると思います。


しかし、これは、よい製品の生産や

サービスの提供という結果に焦点を

あてています。


一方で、プロセスを管理するという

手法がISO9001(厳密には、

品質マネジメント)です。


そして、規格としてのISO9001

には、どういう状態が世界標準の

規格を満たすのかということが

示されています。


それでは、なぜ、プロセスを管理する

ことが大切なのでしょうか?


それは、結果だけを求めれば、成行や

勘で業務が行われる余地が大きいから

です。


よい製品は、よいプロセスを通して

生産されるとすれば、そのプロセスを

確立することが、よい製品を生産し

続けることができることになります。


そして、そのプロセスを作ることが、

経営者としての腕の問われる面だと

私は思います。


裏を返せば、従業員に結果だけを

求めるのであれば、どんな人にも

担える容易な役割です。


そして、規格としてのISO9001

には、その標準が示されている訳です

から、それを完全に導入できたと

すれば、世界標準のプロセスを自社に

導入できたということになります。


現実的には、一朝一夕にそこまで到達

することは難しいですが、どうすれば

経営品質が向上するかが分からない

状態よりも、どうすれば経営品質が

向上するのかが分かっているという

だけでも、ISO9001を導入する

利点は大きいと私は考えています。





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●編集後記

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最近は、仕事の要領が悪く、なかなか

早く寝られないため、眠気を抑える

ために、アイスコーヒーを飲んでいます。


それでも、眠気には負けてしまうことが

あります。


やはり、仕事の要領を高めることの方が

本筋かもしれません。









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