2017年06月21日

[ビジネスのきづき](188)「事業と会計」

読者のみなさま、こんにちは。






先日、近所の農家の方からたくさんの

にらをいただいたので、レバニラ炒めを

食べたくなった六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から

習得した支援ノウハウを活かして、経営

コンサルタントとして独立、がんばる

日本の中小企業を応援するため、今回も、

ビジネス書7冊(累計発行部数3万部)の

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●事業と会計

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私は専門的に中小企業の財務面での

お手伝いをしていることから、多くの

会社の決算書を見させていただく

機会があります。


決算書は当然のことながら記載する

内容には規則があり、内容そのものは

どの会社の決算書も同じです。


(もちろん、会社によって数値は

異なります)


ところが、内容が同じであればよい

ので、決算書には統一されたフォー

マットはありません。


そのため、会社ごとに、決算書の

フォーマットがあり、そのフォー

マットに慣れるまで、少し時間が

かかることが多くあります。


もちろん、その会社の経営者の方は、

自社の決算書だけを見る機会しかない

ので、自社の決算書には慣れている

とは思ったのですが、自社の決算書

でさえあまり見ない人にとっては、

何が書いてあるのかわからない

のでは?と感じました。


私は、機会があるたびに、経営者の

方は、会計の情報を事業運営に活用

するように述べておりますが、

会計資料が見にくいと、経営者の

方は、資料を見ようとする意欲を

なくしてしまうのではないかと

考えています。


私は、事業改善をお手伝いしている

会社には、簡易なBSCを導入して

実践してもらっています。


その際、戦略の達成度合いを測る

KPIは何にするのかということは

重要な要素です。


KPIとは重要業績評価指標のこと

ですが、単に、どんな指標でも

KPIにすればよいということでは

ありません。


例えば、顧客満足度を高めるという

戦略を行う場合、何をKPIに

すればよいかという課題ができます。


もちろん、満足度調査をすることが

最も適切なのですが、それを頻繁に

行うことはできません。


そこで、リピート率、顧客単価、

来店頻度などの間接的な指標で顧客

満足度を測ります。


しかし、これらの数値も、なかなか

計測は難しいようです。


なぜなら、多くの中小企業の場合、

顧客管理を行っている会社は多く

ありません。


また、売上についても、どんな顧客か、

何を買ったかということを区別せずに、

売上という勘定科目だけでしか計上

していない会社も少なくありません。


最近の会計ソフトは、補助科目も充実

しているので、多少は、部門ごとに

売上を把握することができるように

なっていますが、経営者が部門ごとの

売上を見ているという例もあまりあり

ません。


ここまで、会計業務について否定的に

書いてきたのですが、その最大の

要因は、経理業務は税務申告のために

最低限のことだけを行おうという

考え方をしている会社が圧倒的に

多いということだと思います。


その結果が、冒頭に述べた、分かり

にくい決算書というものとなって

現れるのだと思います。


これは、会計データを事業運営に

活用するようにすればよいという

ことで解決するのですが、さらに、

このこと自体も、中小企業では

なかなか難しいようです。


というのは、多くの中小企業の

経営者の場合、事業には精通している

ものの、会計にまで知識を持っている

人は多くないからです。


この点についてはやむを得ない面も

あると思うのですが、逆に、会計の

専門家が事業に関する知識を持って

いるという人も、決して少なくはない

ものの、割合としては低いと感じて

います。


会計は事業の成績を表すことが目的

なのですから、事業のことが分から

ないという状態は好ましくあり

ません。


逆に、事業は利益を出すために行って

いるわけですから、会計について

分からないという状態は好ましく

ありません。


事業に携わっている人は、会計に

関心を持って欲しいと思うし、

会計に携わっている人は、経営者に

役立つ資料を提供できるような

工夫を行える能力を高めて欲しいと

思っています。



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●編集後記

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栃木県はにらの産地として有名で、

全国の生産量の3分の1は栃木県産だ

そうです。


特に、鹿沼市内で生産している肉厚の

にらは、甘い汁が出るそうです。


私はまだ食べたことがないのですが、

いつか農家の方に頼んで食べてみたいと

思います。










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posted by 六角明雄 at 08:02| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月20日

[ビジネスのきづき](187)「運転資金とは」

読者のみなさま、こんにちは。






お天気のよい日は、裏庭に七輪を出して、

ジンギスカン鍋を作って食べている、

六角です。


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●運転資金とは

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銀行へ融資の申し込みをするときは、

当然のことですが、事業資金が不足する

からです。


融資の目的が、機械や設備を購入する

ためのものは設備資金と言われますが、

それ以外は、いわゆる、運転資金と

呼ばれています。


ところが、運転資金の融資の申し込みは

必ずしも応じてもらうことができるとは

限りません。


事業に必要になる資金は、広い意味での

運転資金と呼ばれますが、狭い意味での

運転資金でないと、前向きな融資と

判断されません。


狭い意味の運転資金とは、分かりやすく

いうと、収支ずれのことです。


例えば、売上高が増加すると、棚卸

資産や売掛金・受取手形が増加します。


その一方で、買掛金や支払手形も増加

しますが、一般的に、棚卸資産などの

増加額の方が大きいので、その差が、

資金不足となります。


これが、増加運転資金、または、経常

運転資金と言われ、狭い意味での運転

資金です。


この運転資金は、業況が順調に推移

していることにより資金不足となる

ことから、銀行から見て前向きに

応じてもらえる融資ということに

なります。


しかし、これ以外にも、資金不足が

発生することがあります。


例えば、仕入価格や製造原価とほぼ

同じ価格かそれ以下でしか商品や

製品を販売できないときは、採算が

得られない状態が続いていることに

なり、不採算となっている金額だけ、

資金が不足します。


また、棚卸資産のうち、何らかの事情で

販売できなくなったものが発生した、

売掛金や受取手形のうち、商品や製品に

欠陥などがあったために、回収できなく

なったという場合も資金が不足します。


これら以外にも、さまざまな資金不足の

理由があるのですが、単に「運転資金を

融資して欲しい」とだけ銀行に伝えて

融資の申し込みをすると、銀行は、

資金が不足する理由を分析します。


それが、業況がよいことによって資金

不足となるのであれば、直ちに融資に

応じてもらえるのですが、そうで

なければ、詳細な事情をきかれるか、

融資を断られることになります。


今回の結論としては、いわゆる運転

資金が不足するときは、なぜ、不足

するのかを自社で把握し、もし、

その原因が赤字などであれば、融資の

申し込みにあたって、改善策も説明

する必要があります。


しかし、現実的には、そこまで行う

ことが難しいことも多いでしょう。


そのような会社は、6か月程度の資金繰

予定表を作成し、毎月、銀行に提示する

だけでも、銀行の対応は大きく変わる

でしょう。


そのような報告をしているだけでも、

仮に赤字による資金不足であっても、

銀行からの助言を得ながら融資による

支援を受けられる見込みが大きく

なります。





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●編集後記

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夏になると、かつては屋外でBBQを

していたのですが、最近は、七輪を

つかって肉を焼くようになりました。


なぜかというと、七輪を使うと、

後片付けが楽だからです。


ちなみに、岩手県遠野市では、七輪の

かわりにバケツをつかってジンギス

カン鍋を作ると聞きました。


いま使っている七輪が壊れたら、

バケツジンギスカンに挑戦して

みたいと思います。











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posted by 六角明雄 at 08:02| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月19日

[ビジネスのきづき](186)「事業計画とは」

読者のみなさま、こんにちは。






最近は、伸びてきた庭の草を刈りながら、

汗を流してメタボの状態を解消しようと

している六角です。


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●事業計画とは

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事業計画という言葉は多くの方が口に

していますが、具体的にはどのような

内容が必要なのかということまで

は分からないという方も少なくあり

ません。


とはいえ、事業計画には、どのような

内容を盛りこまなければならないのか

という規則はないので、目的が達成

できるのかどうかということで内容が

決まるということになります。


そして、事業計画は、役員・従業員

向け、銀行向け、投資家向けなど、

用途もさまざまなので、用途によって

内容にも違いが出てきます。


ただし、ここでは、中小企業に

馴染みのある銀行向けの事業計画に

ついて説明したいと思います。


銀行向けの事業計画は、主な内容は

将来の損益計算書が主な内容を占め

ます。


そして、その損益計算書の根拠と

なる製品や商品の内容、顧客の

見込みなどを記載します。


この事業計画は、創業時の融資を

受ける際には必須の資料となります。


ところが、私が創業融資のご相談を

受ける中で、約半数は、事業計画が

ないという状態の方です。


したがって、融資申請を始める前に、

事業計画を作成するということに

なり、融資申請の相談というよりも、

創業の相談ということになります。


しかし、事業を始めることは決めては

いても、その見通しまでは確認して

いないことから、中には、事業計画を

作成していく中で、事業がうまく

行きそうにないということが判明して

くることもあります。


このような例があるのは、開業する

ことが目的(=ゴール)と考えており、

その後のことまでは検討していない

という場合ということでしょう。


「事業計画も持たないで創業しようと

する人がいるのか」と思われる方も

多いと思いますが、実際に、開業を

目的と考える方が多いのも事実です。


とはいえ、中には、私が相談を受けて

から事業計画を作成しても、成功する

見通しが高い、または、実際に開業

してみて事業が順調に軌道に乗ると

いう例もありますので、事業計画が

ないことをもって、事業が成功しない

ということにはなりません。


しかしながら、無計画な状態で開業

しようとすることは、競争が激しく

なっている時代にあっては、成功する

確率は低くなりつつあると言えます。


ここで、今回の記事の結論ですが、

無計画な状態での創業は避けるべき

ということです。


ただ、なぜ、無計画な状態で創業

しようとする人がいるのかという

ことを探っていくと、時間的な余裕が

ないということが多いようです。


裏を返せば、創業までの準備期間が

十分であれば、成功する確率も高く

なると私は考えています。




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●編集後記

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この時期は、放っておくと、あっと

いう間に庭の草が伸びてしまい、

少しの油断も許されません。


とはいえ、庭の手入れをするのは

毎年のことなので、年を追うごとに

早めに草刈をするよう心がけており、

かつてよりは要領よく草刈ができる

ようになってきました。


こらから暑くなって行きますが、

運動不足解消も兼ねて草刈を

頑張っていきたいと思います。











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