2017年10月08日

[ビジネスのきづき](297)「記憶より記録」

読者のみなさま、こんにちは。






先日、ポテトチップスを割り箸でつまんで

食べていたら、長女から「それ、やめて」

と怒られた六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から習

得した支援ノウハウを活かして、経営コン

サルタントとして独立、がんばる日本の中

小企業を応援するため、今回も、ビジネス

書7冊(累計発行部数3万部)のビジネス

書作家として、ビジネスを加速させるため

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●記憶より記録

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先日、佐々木正悟さんのご著書、「なぜ、

仕事が予定どおりに終わらないのか?」

( http://amzn.to/2kpxETl )を読みまし

た。


読もうと思ったきっかけは、自分の仕事を

効率的にしようと思ったからなのですが、

別の意味で気づかされることが書いてあり

ました。


佐々木さんは、完璧主義者は仕事を速くこ

なすことができないとご著書でご指摘され

ておられるのですが、完璧主義者が改める

べき点のひとつとして、自分の記憶の方が

正しいと思ってしまうということです。


その例として、30時間で1,000ペー

ジの原稿を書けると思っている人が、実際

には500ページしか書けなかったとき、

「いつもの半分のペースでしか仕事をしな

かった」と考えてしまいます。


実際は、30時間で500ページしか原稿

が書けないのに、自分は1,000ページ

の原稿を書くことができると考えているか

ら、1,000ページの原稿を書くときに

30時間しか予定を割かない。


それが、完璧主義者は予定通りに仕事を終

わらせることができない原因のひとつだと

いうことです。


これを改善する方法として、佐々木さんは

仕事の記録を付けることをお薦めしていま

す。


仕事の記録を付けることで、実際にやった

仕事の量に納得し、「本当はもっと仕事が

できたはず」という思い込みをなくすこと

ができるということです。


この説明を読んだ時、私はこれに似た経験

が思い浮かびました。


しかし、それは自分のことではありません。


事業の改善のお手伝いをしている会社の経

営者の方の口から出てくる言葉です。


私「月例会議で、事業計画の進捗状況を、

確認していますか?」


社長「確認しています」


私「年度初めに、従業員の方と面談し、1

か年の実績の確認を行い、今後1か年に

担って欲しい役割を伝えていますか?」


社長「各従業員と面談を行い、確認と伝達

を行っています」


私「会社の今年度の目標は、従業員の方に

理解してもらっていますか?」


社長「会議のときに伝えました」


これだけのことを実施していれば、会社の

業績が悪くなることは考えにくいです。


実は、社長は私の質問したことを実践でき

ていると考えているのですが、本当は、で

きていないというのが実情です。


では、なぜ社長は私の質問に対して実施し

ていると答えるのかというと、例えば、会

議は開いているのですが、それだけで従業

員に自分の話した内容は伝わっていると

思ってしまうようです。


会議を開く目的は、会議を開くことではな

く、社長の方針が他の参加者に理解されて

いるかどうかなのですが、そこまでは社長

も確認はすることはほとんどありません。


毎月の実績の確認も、実績の報告は受けて

も、もし計画に遅れが出ていても、その具

体的な改善策を決めずにうやむやなままに

会議が終わり、会議を開いた意味がない状

態になっているのが実情のようです。


しかし、実績の確認の会議は開かれたので

社長は私の質問に「確認している」と回答

するようです。


実は、このようなことが起こらないように

するために、私のようなコンサルタントが

ご支援する意義があります。


会議や面談は、その効果があるかどうかが

問われているので、単に会議の参加者が集

まっただけとか、面談のときに社長と従業

員で話し合っただけでは、当然、その意味

はありません。


とはいえ、一朝一夕で、効果のある会議や

面談ができるようにはならないことも事実

で、ある程度の期間をかけてスキルを高め

て行かなければなりません。


結論は、経営者の方は、「会議を開いた」

「面談を実施した」という、表面的な「記

憶」だけでよしとせず、その効果が表れて

いるかどうかという「記録」にこだわるよ

うにすることが大切です。


これは、結構たいへんなことですが、経営

者が身に付けなければならない重要なスキ

ルであると私は考えています。




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●ポッドキャストを配信しました

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私が制作しているポッドキャスト番組(イ

ンターネットラジオ番組)「数字に強い社

長になるポッドキャスト」の第444回を

配信しました。


今回も、社会保険労務士の後藤功太先生に

お越しいただき、後藤さんのご著書「その

マネジメントでは新入社員はスグに辞めて

しまいます!」( http://amzn.to/2vu5tEs )

の中から、新入社員への承認によるモチ

ベーションの向上についてお尋ねしました。


ご関心のある方は、ぜひ、こちらからお聴

きください。

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●当事務所の10月〜11月の予定

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10月19日(木)

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「新刊発売記念!中小企業経営者のための

経営入門セミナー」

10月25日(水)19:00〜21:00

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「融資に強くなる勉強会」

11月6日(月)13:00〜15:00

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●編集後記

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最近は控えていますが、私はポテトチップ

スが好物です。


これは、私の年代以上の人でないとわから

ないと思いますが、1980年ころ、日本

で、ポテトチップスが流行しました。


意外かもしれませんが、1980年ころま

では、ポテトチップスは売られていません

でした。


でも、ポテトチップスがスーパーマーケッ

トなどで売られるようになると、若い女性

に人気のお菓子となりました。


ただ、ポテトチップスは、さわると手に油

がつくのがたまにきず。


そこで、私は割り箸を使って食べるように

なったのですが、それはやはり行儀が悪い

ですね。


これからは、きちんと手で食べて、食後は

面倒がらずに手を洗うようにします。











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2017年10月07日

[ビジネスのきづき](296)「どしゃぶりの時に傘を取られないために」

読者のみなさま、こんにちは。






最近、明け方の冷え込みがめっきりときつ

くなってきて、毎朝、布団から出るのに苦

労している六角です。


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●どしゃぶりの時に傘を取られないために

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「晴れの日に傘を貸し、どしゃぶりの時に

傘を取り上げる」と銀行を揶揄する経営者

の方は多いと思いますが、それでは、

どしゃぶりのときに傘を取り上げられない

ようにするにはどうすればよいかというこ

とについて述べたいと思います。


前述の揶揄は、会社の業況の良い時は、銀

行はおべっかを使うのに、業況が悪くなる

と、手のひらを返したように態度が冷たく

なるということを指しているのでしょう。


これは、明らかに銀行に否があります。


なぜなら、取引先への接し方は、一貫性が

求められるからです。


しかし、銀行は株式会社であり、銀行の業

務は営利事業です。


銀行には融資先の事業を発展させるという

役割もありますが、かといって、損失の出

る取引は避けなければならないという事情

もあります。


ですから、これは銀行だけではありません

が、もうかりそうな相手には機嫌をとり、

もうからなさそうな相手からは距離を置こ

うとするということは仕方がない面もあり

ます。


そこで、お互いに商売を営んでいる立場と

しては、銀行が自社に機嫌取りをしている

ということを真に受けることはあまり賢く

ないとも言えます。


ですから、仮に自社に機嫌取りをしてくる

銀行があったとしても、それは自社がピン

チになったときも続けてもらえるのかどう

かということを、的確に見抜かなければな

りません。


しかしながら、銀行の多くは、業況が悪い

会社とは取引をしたくないと考えていると

いうのが現実でしょう。


ですから、銀行の姿勢を見抜くことよりも

自社と銀行の信頼関係を強くすることの方

が、現実的と言えます。


このように書くと、「融資を受ける会社だ

けが一方的に負担が大きいのではないか」

と感じる方もいると思いますが、逆に、業

績のよい会社は複数の銀行で融資シェアの

奪い合いになります。


ですから、融資を得るための銀行への働き

かけが負担であると感じるとしても、それ

を、不平等と感じることは適切ではないと

私は考えます。


また、銀行から「どしゃぶりのときに傘を

取り上げられた」という会社の中には、

「晴れのときに驕り高ぶっていた」という

会社も少なくありません。


堅実な会社は、業績がよいときも悪いとき

も、一貫して謙虚に銀行に接していると私

は考えています。


銀行に対しては、決して媚びる必要はあり

ませんが、かといって、誠実に向い合うこ

とは、決して損ではないと思います。


話しを戻して、銀行から信頼を得るには、

具体的にどのようなことをすればよいかと

いうと、これも字数の兼ね合いから、概要

のみを書くと、自社の状況をつまびらかに

報告することと、自社の方針を適宜伝える

ことだと思います。


自社の状況をつまびらかに伝えることとは

具体的には、前月の月次試算表を銀行に毎

月持参するか送付することです。


ここで、月次試算表を送ることが、自社の

状況をつまびらかに伝えることになるのか

という疑問を持つ方も多いと思います。


確かに、必ずしもそうとは限りませんが、

年に1回作成される決算書を、銀行から催

促を受けてようやく提出する会社も少なく

ない中にあって、毎月月次試算表の提出を

している会社は、銀行から見れば、提供を

受ける情報の量はかなり多いと受けとめら

れるでしょう。


しかも、月次試算表を銀行に持参する会社

は、その際に、銀行の職員へ数値以外の情

報として自社の状況を伝えるだけでも、融

資稟議書を書くときの好材料が多くなると

感じることができます。


ふたつめの、自社の方針を伝えるというこ

とについてですが、できれば、年に1回、

自社の経営方針発表会を社内で開き、そこ

に銀行職員を招くということをすることが

望ましいと私は考えています。


こうすることで、会社の状況を銀行に理解

してもらいやすくなるだけでなく、自社の

事業に取り組む姿勢が熱心であるというこ

とを銀行職員に感じ取ってもらうことがで

きるでしょう。


発表会に銀行職員に来てもらえない、また

は、発表会を開くことが難しいという場合

は、経営方針を記載した書面を銀行に届け

るだけでも効果はあります。


もし、自社の経営方針を毎年作成すること

が負担であると考えている経営者の方がい

るとすれば、そのようなことをせずに、銀

行にピンチのときは助けて欲しいと願うこ

とは、虫がいいということになるのではな

いかと私は考えます。





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●ポッドキャストを配信しました

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●編集後記

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つい、1か月前までは残暑に苦しんでいた

のに、最近は、朝はとても寒く感じるよう

になりました。


かみさんからは、そろそろファンヒーター

を使いたいので、灯油を買ってくるように

と依頼されました。


とはいえ、日本には四季があるので、秋は

気温が下がるのはあたり前です。


寒くなったとネガティブに考えることは年

寄りくさいので、季節が変わったと、若々

しくポジティブに考えることにします。

します。








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2017年10月06日

[ビジネスのきづき](295)「特定社債保証制度」

読者のみなさま、こんにちは。






居酒屋さんに行って焼きおにぎりを食べる

ときは、味噌を塗ってもらうよりも、醤油

を塗ってもらう方がすきな六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

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●特定社債保証制度

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今回は、特定社債保証制度について説明し

ます。


特定社債保証制度とは、会社が資金調達を

するために発行する社債について、その社

債を引き受けた人(会社)に対して返済

(償還)の保証をする制度です。


この制度の説明の前に、まず、社債につい

て説明します。


社債とは、会社法で定められた資金調達方

法のひとつです。


会社は社債券を発行し、投資家にそれを引

き受けてもらい資金を調達します。


社債も負債(固定負債)に分類されます

が、銀行からの長期借入金との違いは、次

の通りです。


(1)長期借入金は分割返済だが社債は期

日一括返済である。


(2)長期借入金は変動金利が一般的だが

社債は固定金利である。


(3)長期借入金は借用証書で1対1の取

引だが、社債は複数の投資家から資金調達

し、また社債券は流通性のある有価証券で

ある。


政府も、歳入が不足するために、国庫債券

(国債)を発行します。


国債は、複数の投資家が引き受けて、また

投資家の間で売買されます。


一般の会社では、この国債に相当する資金

調達方法が社債ということになります。


それでは、特定社債保証制度について説明

します。


特定社債保証制度とは、会社の発行する社

債に対して、その80%の金額を信用保証

協会が保証することで、一般の社債よりも

資金調達を容易にするものです。


また、保証協会の保証は一般的には2億8

千万円が限度ですが、社債の場合は、保証

額は4億5千万円まで(社債発行額は5億

6千万まで)保証を利用できる点でも有利

です。


ただし、この保証を利用できる条件は、純

資産が5千万円、自己資本比率が20%以

上といった一定の要件が必要です。


なお、この制度を利用した場合、社債を引

き受ける「投資家」は、特定社債保証制度

の申請を仲介する金融機関です。


社債の制度は、不特定の投資家に引き受け

てもらうこととなっていますが、実質的に

は、保証を仲介した金融機関が「融資」を

しているときと同じことになります。


ただし、社債の発行条件は前述の通りであ

り、長期的なまとまった資金を調達しよう

とする会社にとっては有利な制度です。


また、一般的に、社債を発行できる会社は

信用のある会社であり、社債を発行したと

いう事実は、会社の役職員の士気を向上さ

せることにもなります。


さらに、特定社債保証制度を利用した社債

発行は、多くの場合、保証の仲介をした銀

行がプレスリリースを行い、新聞にも掲載

されることから、社会的な信用が増すこと

にもなります。


このように、特定社債保証制度による社債

発行は、資金の調達だけでなく、自社の事

業の発展のメルクマールにもなることです

ので、ぜひ、多くの会社に利用していただ

きたいと思っています。





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●ポッドキャストを配信しました

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配信しました。


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注意点についてお尋ねしました。


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●当事務所の10月〜11月の予定

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「創業者向け融資セミナー&個別相談会」

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10月19日(木)

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経営入門セミナー」

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11月6日(月)13:00〜15:00

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●編集後記

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味噌を塗った焼きおにぎりもおいしいとは

思っているのですが、醤油を塗るった焼き

おにぎりは、炭火で焼いたときの香ばしさ

がとてもすきです。


でも、味噌を塗った焼きおにぎりは、味の

深みがあるところが捨てがたいです。


ところで、よく考えてみれば、醤油も味噌

も、原料は大豆なのですね。


結論は、大豆、だいずき!というオチでし

た。









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