2017年05月17日

[ビジネスのきづき](153)「銀行の種類」

読者のみなさま、こんにちは。






山沿いの道を歩いていたとき、山椒の木に

若葉がついているところを見て、急に、

うなぎを食べたくなった六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から

習得した支援ノウハウを活かして、経営

コンサルタントとして独立、がんばる

日本の中小企業を応援するため、今回も、

ビジネス書7冊(累計発行部数3万部)の

ビジネス書作家として、ビジネスを加速

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●銀行の種類

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今回は、知っているようで意外と知られて

いない、銀行の種類について書きたいと

思います。


まず、銀行、信用金庫、信用組合の違いを

説明します。


銀行は、銀行法に基づく株式会社で、

資本金10億円以上、かつ、内閣総理

大臣の免許が必要です。


銀行の中でも、メガバンク、信託銀行、

地方銀行などに分けられることがあり

ますが、法律上はいずれも銀行法に基づく

銀行です。


信用金庫は、信用金庫法に基づく、協働

組合形式の金融機関です。


協同組合といっても、かなり、銀行に

近い金融機関で、預金業務に関しては

制限がありません。


ただし、融資は、非事業性の融資を除き、

従業員300人以下、または、資本金

9億円以下の事業者である組合員に対して

しかできません。


とはいえ、組合員でない人が融資を

受けたいときは、直ちに組合員になる

ことができるので、実質的に制限が

あるのは、会社の規模ということに

なります。


最後に、信用組合は、金融機関である

ものの、組合員の相互扶助が目的であり、

預金も融資も組合員に限定されます。


信用組合は、職域、業域、地域の3つに

業態が分かれており、街中で見かける

信用組合は、地域信用組合です。


融資を受ける会社から見れば、地域信用

組合は、ほとんど信用金庫と変わりあり

ませんが、融資を受けることができる

事業者の規模は、信用金庫より、やや、

小さい規模となります。


つぎに、銀行の分類について説明します。


かつての都銀については、何度も再編が

あり、いろいろな定義があります。


定義の代表的なものとして、全国銀行

協会の統計資料では、都市銀行を、

みずほ・三菱東京UFJ・三井住友・

りそな・埼玉りそなの5社に分類して

います。


別の定義では、いわゆるメガバンクには

りそな銀行と埼玉りそな銀行は入らない

とか、埼玉県内でしか営業していない

埼玉りそな銀行は都市銀行に入れるべき

ではないという考えもあるようです。


定義はいずれにしても、これらの5つの

銀行は、大規模な会社向けの融資を

中心に行っています。


中小企業向けの融資も行っていますが、

業績のよい会社、ある程度の規模のある

会社などを選択して取引しているよう

です。


つぎに、信託銀行は、信託業務を中心に

行っています。


融資業務も行っていますが、10億円

単位での融資が中心で、大規模な会社で

ないと、なかなか融資を受けることは

できないでしょう。


その次に、地方銀行ですが、これは、

都道府県ごとにほぼ1つずつある

銀行で、地方銀行協会に加盟している

銀行を指します。


いわゆる、第二地方銀行は、厳密には、

第二地方銀行協会加盟銀行のことです。


第二地方銀行協会は、かつての、相互

銀行協会であり、同協会に加盟して

いる銀行も、かつては、相互銀行

でした。


しかし、かつて存在した相互銀行は、

すべて普通銀行に転換しており、

現在は、相互銀行はありません。


第二地銀は、地銀よりも少し規模の

小さい銀行ということも言えますが、

融資額が5兆円を超える第二地銀も

ある一方で、融資額が3千億円未満の

地銀もあるので、個別に見ることが

妥当でしょう。


今回の記事の結論として、中小企業の

方は、信用金庫または信用組合から

融資取引を始めることをお薦めします。


ただし、信金・信組は、融資額に限度が

あるころから、事業規模の拡大とともに、

地銀・第二地銀からも融資を受けるように

するとよいでしょう。


会社自体が大企業になった場合は、都市

銀行と取引することが望ましいことは

いうまでもありません。




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●編集後記

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私は、山椒がすきで、焼き鳥などにも

山椒をかけて食べます。


最近は、七味唐辛子と同様に、小瓶に

入った山椒も売られているので、持ち

歩いて、外食したときに、肉類にかけて

食べたりします。


山椒はアルカリ性の香辛料なので、健康の

ために、心がけてたくさん食べたいと

思います。








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2017年05月16日

[ビジネスのきづき](152)「組織の定義」

読者のみなさま、こんにちは。






私の最新刊、「図解でわかる経営の基本

いちばん最初に読む本」の売れ行きが

予想より高く、ちょっと気分がよくなって

いる六角です。


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●組織の定義

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組織を知ることは、会社経営者にとって

重要なことということは、多くの方に

認識されていると思います。


そこで、会社経営者向けに、組織に関する

多くの書籍が発売されていたり、組織に

関する多くのセミナーが開かれていたり

します。


その中で、組織とは何かという組織の

定義が紹介されることもあります。


その定義は、組織論の大家、バーナードの

定義がしばしば引用されます。


バーナードによれば、組織を「2人以上の

人々の、意識的に調整された諸活動または

諸力のシステム」と定義しています。


この定義は有名であるものの、ピンと

来ない人が多いと思います。


その最大の要因は、「諸活動または諸力の

システム」ということばが使われている

からでしょう。


一般的な組織というと、「会社組織」と

いった、何らかの目的を持った人々の

集まりを指すでしょう。


それにも関わらず、バーナードは、組織を

「諸活動または諸力のシステム」のことを

指すと定義しており、人々を指していは

いません。


実は、バーナードが、組織の定義を書いた

主著の「経営者の役割」

( http://amzn.to/2qBZuOq )を発表した

後は、専門家の間では、バーナードの

組織の定義を画期的であると評価されて

いるのですが、その一方で、このような

諸活動やシステムに焦点を当てたことが、

実務家や初学者の理解の妨げにもなって

いると私は感じています。


バーナードは、一方で、会社に属する

人々の集まりを、人的システムと呼んで

おり、それらが一般的に使われる組織に

近いものとなっています。


その他に、会社の建物や機械を物的

システム、会社と販売先や仕入先との

社会的なつながりを社会的システムと

呼び、さらに、人的システム、物的

システム、社会的システムと組織で構成

される仕組みを協働システムと呼んで

います。


この、協働システムは、会社の、ひと、

もの、かねの有機的な活動の場を指して

いるわけです。


ここまで理屈っぽい説明が続きましたが、

結論としては、バーナードの定義する

組織と、一般的に使われている組織は、

別のものを指しているということです。


しかしなが、同じ、組織という文字が

使われていることから、中途半端な

解説では、バーナードの定義する組織と、

一般的に使われている組織は、別のものを

指しているということを説明しないか、

バーナードの定義する組織を一般的に

使われている組織を指していると誤認

して説明しているため、それを読んだり

聞いたりした実務家や諸学者は、消化

不良になってしまうのだと思います。


ということで、最後に宣伝になりますが、

このようなことを踏まえて、しっかりと

解説をしている拙著「図解でわかる経営の

基本いちばん最初に読む本」

( http://amzn.to/2lu3fU4 )をお読み

いただくと、これまで消化不良だった

方は、読後にスッキリすると思います。





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●編集後記

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私の最新刊、「図解でわかる経営の基本

いちばん最初に読む本」ですが、地味な

タイトルながらも、発売以降、

Amazonのトータルランキングで

ほぼ1万位以内をキープしています。


地味な実務書であり、類書も多い中、

1万位以内をずっと維持することは

なかなか難しいと思うのですが、

一日に数冊のペースで売れていいて

順位をキープできていることは

望外の喜びです。


ちなみに、私の他の書籍は、だいたい

Amazonのトータルランキングの

1万位〜3万位の間にあるのですが、

それでも増刷されているので、新刊も

遠くない将来、増刷されるものと期待

しています。


これまでのみなさんの応援に感謝

いたします。











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2017年05月15日

[ビジネスのきづき](151)「商売冥利」

読者のみなさま、こんにちは。






最近、キムチ大盛りの盛岡冷麺にはまって

いる六角です。


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●商売冥利

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松下幸之助さんのご著書「商売心得帖」

( http://amzn.to/2r6rbLs )に、お菓子屋

さんのお話しが載っていました。


これは、松下さんが知人から聞いた話と

して書かれており、具体的には次の通り

です。


すなわち、ある町のお菓子屋さんに、

身なりのみすぼらしい人がまんじゅうを

買いにきました。


ところが、店員が躊躇しているのを見て、

店の主人がまんじゅうをその顧客に渡し、

代金を受け取ると深々と頭を下げました。


店員の方は、普段は店に出ない主人が、

あえて店に出てきたところを不思議に

思って、その理由を尋ねたところ、店の

主人は、なかなかまんじゅうを買うことが

できない人が、わざわざ買いに来てくれた

のだから、このことは商売冥利であり、

普通の人が買いに来てくれたときよりも

感謝しなければならないと答えたという

ことでした。


この話を読んで、私は、銀行で働いて

いたときのことを思い出しました。


私が、あまり業況のよくない会社の

経営者の方から融資の申し込みを受けた

ことがありました。


ひととおり話をきいたあと、その社長は

歳下の私に深く頭を下げて帰って行き

ました。


もちろん、その社長は、私個人に頭を

下げたのではなく、銀行職員という

肩書に頭を下げているということは

分かっていたのですが、「赤字の会社

からの融資の申し込みは、稟議書を

書くのに苦労するなぁ」という気持ちが

私の顔に現れていたのだと思います。


その様子を見た上司から、「業績のよい

会社と、業績のよくない会社では、

銀行は融資金利などで差をつけなければ

ならないが、接し方は、どの会社にも

平等にしなければならない。


そうでないと、業績の悪い会社には

銀行は冷たい態度をとると思われて

しまうようになる」と、注意を受け

ました。


その後、私は、顧客とお話をするときは

どんな顧客に対しても、相手を尊重して

話を聞くように心がけました。


前述の松下さんの聞いたお話しも、

そこまでは言及されていないものの、

お菓子屋の主人は丁重に顧客に礼を

述べた一方で、代金については、

きちんと正価を受け取ったと思います。


感謝をするということは、正価を受け

取ることが前提となっているでしょう。


銀行の融資についても、赤字の会社へ

融資をするときは、銀行はその会社から

リスクに見合った金利を受け取ります。


ですから、融資先の業況が違うからと

いって、接し方も変えていいということ

にはならないということになります。


また、このことは、融資を受ける側にも

当てはまると言えます。


これも、私が銀行で働いていたときのこと

ですが、「同業者のA社が融資金利を

2%に引き下げてもらえたのだから、

自社も同じ金利にして欲しい」という

ような依頼を受けることが、ときどき

ありました。


その会社の社長も、本当は、A社と自社

では、業況が違うということを分かって

いても、表向きはそれを認めたくない

ために、銀行に無理をききいれさせる

ことで、面目を維持しようとしたので

しょう。


業績の結果に応じて銀行は融資金利を

決めているわけですから、横車を押す

ことによって金利を引き下げようとする

ことは、正当な取引をすることには

ならないでしょう。





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●編集後記

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私は学生時代は盛岡市で過ごしましたが、

毎日のように冷麺を食べていました。


冷麺は辛いのですが、それが病みつきに

なる原因でした。


ところで、盛岡市内で冷麺を出している

食堂は、冷麺専用の麺をつく機械を

備えていて、冷麺の注文を受けてから

麺をついてゆでていました。


すなわち、つきたての麺がおいしさの

ひとつの要因だったので、かつて、

スーパーで売っている冷麺は、つきたての

麺と比較して、大きく味が劣りました。


しかし、最近は、麺の製法が向上し、

スーパーで売っている冷麺の味も、

つきたての冷麺と変わりなくなって

きています。


その面では、盛岡からも離れていても

本物に近い味の冷麺を食べられる

ことに幸せさを感じています。









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