2017年07月15日

[ビジネスのきづき](212)「創業の準備はものだけでは足りない」

読者のみなさま、こんにちは。






先日、電車の中でノートパソコンを

開いて、メールマガジンの原稿を書いて

いて、もうすぐ目的地の駅に着くころに

なったので、パソコンの電源を切ろうと

したら、OSの更新が始まってしまい、

仕方なく電源を切らず、ノートパソコンを

開いたまま電車を降りた、六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から

習得した支援ノウハウを活かして、経営

コンサルタントとして独立、がんばる

日本の中小企業を応援するため、今回も、

ビジネス書7冊(累計発行部数3万部)の

ビジネス書作家として、ビジネスを加速

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●創業の準備はものだけでは足りない

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創業後に、当初の計画より事業がうまく

いかない会社の経営者の方から、よく

相談を受けます。


その原因は、売上が見込みより少ない

ことや、他社との競合が予想より

厳しいということがあげられます。


そして、もうひとつは、創業段階での

準備は、「もの」が中心になりがちだ

ということも挙げられると感じて

います。


会社の経営資源は、改めて言及する

までもなく、「ひと」「もの」

「かね」ですが、創業するときの

準備は、主に「もの」に偏りがちに

なってしまうようです。


具体的には、商品や材料の仕入、

店舗や工場の取得または賃借、設備や

備品の取得などです。


もちろん、「かね」の面では、

創業のために必要な融資を受けたり、

「ひと」の面では従業員を雇ったり

します。


しかし、融資を受けても、さらに

事業が拡大していったときのために、

追加融資を受けられるよう、開業した

ときからその準備をする方はあまり

見ません。


もし、開業後に追加融資が必要に

なった時は、その時点で慌てて資料を

そろえたり、手続きを始めたりします。


従業員の方についても、雇うこと

まではしても、開業後にどういう

スキルを身に付けて欲しいかという

ことを示す人財育成方針などが作成

されていなかったり、給与に関する

規定なども作成されていなかったり

するために、従業員の方の育成が

遅れたり、士気が下がってしまったり

します。


確かに、「事業」は「もの」が

そろっていれば動くので、時間を

惜しんで創業の準備をしている

ときは、とにかく最低限のこと

だけをしようということになって

しまうのでしょう。


しかし、経営資源の「もの」が

そろっただけでは、競争力の高い

事業は実現しないでしょう。


きちんとした人財を育成し、また、

円滑な資金調達ができなければ、

早晩、会社の事業は行き詰ります。


ここで、「巧遅は拙速に如かず」と

いう孫子の言葉を引き合いに出そうと

する方もいることでしょう。


確かに、孫子は、うまくことが運ぶ

ようにするために時間をかけるよりも、

あまりうまくいかなさそうであっても、

ことを速く進めるべきと説いています。


ただし、これは、戦時に、自国の

被害を増加させないようにするための

考えであり、決して「拙速」を奨励

しているわけではなさそうです。


話しを戻して、事業を始めるという

ことだけを考えれば、「もの」を

そろえれば始められるでしょう。


でも、それを競争力の高い事業に

するのであれば、きちんと「ひと」や

「かね」も準備をしなければなり

ません。


結論としては、「もの」を準備する

だけでは、当然、事業は行き詰ります。


「もの」だけに目をとらわれず、

「ひと」や「かね」についても

きちんと準備する必要があるという

ことです。


そして、創業の段階で、「会社経営」

とは「事業運営」だけではなく、

「ひと」や「かね」も含めてマネジ

メントできるようにする必要がある

ということをきちんと認識しておく

ことも大切です。






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●8月4日(金)融資勉強会のお知らせ

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ために、融資勉強会を開催します。


●日時:8月4日(金)13時00分〜

15時00分まで。


●会場:新宿アントレサロン

東京都新宿区新宿2丁目12番13号

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●参加費:1,000円(消費税込み)

当日、会場でお申し受けします。


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●編集後記

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むかしは、OSの更新があるときは、

「後で更新する」という選択ができたと

思うのですが、最近は、ユーザーが

更新のタイミングを選べないようです。


更新が大切なのはわかるのですが、

勝手に始まるのも時と場合によっては

困ってしまいます。


強いて対策をあげるとすれば、外出時は

Webに接続しないようにすることで

しょうか?


この件については、これからも悩まされ

そうです。










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posted by 六角明雄 at 08:02| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月14日

[ビジネスのきづき](211)「社外コミュニケーション」

読者のみなさま、こんにちは。






せみの鳴き声だけを聴いているだけで、

暑さを感じてしまう六角です。


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●社外コミュニケーション

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私が、銀行勤務時代、および、

コンサルタントとして活動している

ときを通して、「銀行は自社のことを

よく理解してくれない」という不満を

持つ中小企業経営者の方と多くお会い

してきました。


結論から述べると、そのような

経営者の方たちは、銀行職員に対して、

自社の従業員の人たちと同じ程度に

自社の事情を知っていて欲しいという

要望を持っているようです。


銀行職員も、なるべく経営者の方の

要望に応じることができるように

努めてはいますが、常に会社にいる

わけではない人が、その会社の

従業員と同じ知識を持つことは

現実的には不可能です。


このことについては、理解され易い

ことだと思いますが、経営者の方が

銀行に対して自社の状況を説明

しようとすると、やはり「銀行は

もっと自社のことを知っていて

くれれば、説明が楽になるのに」と

感じてしまうのでしょう。


ただ、このような認識のギャップは、

経営者と従業員の間でも起きること

です。


経営者としては負担を感じるかも

しれませんが、自社のことは、

努めて詳しく説明しなければ、

聞き手はきちんと理解してもらえ

ないという前提で話をするしか

ないでしょう。


もうひとつは、経営者と銀行では、

視点が「真逆」ということです。


「真逆」というのは、当然なの

ですが、自社の事業はうまくいくと

考えて事業運営に臨んでいます。


ところが、銀行の立場としては、

融資先の事業について、「うまく

行くと社長が説明した」という

ことを融資稟議書に書いただけでは

承認はもらえません。


なぜうまく行くのかという客観的な

説明が必要です。


これについては、数字に落とし

込んでまで検証している会社は

少ないようです。


経営者(だけでなく、一般の人も

そのような傾向がありますが)は

頭の中でうまく行くと納得して

しまえば、それだけで意思決定を

しがちです。


そのため、その根拠を銀行から

尋ねられると、「なぜ、銀行は

自社のことを理解してくれないの

だろう」と不満を感じてしまうの

かもしれません。


これについても、前述の通り、

コミュニケーションは労力の

かかるものであるという前提で

臨むしかないと私は考えています。


しかも、それは、大きな組織の

上に立つ人ほど感じるものである

ということも認識することが肝要

でしょう。


さらに付け加えたいこととして、

自分の考え方を検証することも

大切だということです。


検証とは、具体的には、顧問

税理士、外部の専門家、取引

銀行などに評価してもらうと

いうことです。


いわゆるオーナー会社では、

会社の経営方針は社長一人で

決めていることでしょう。


だからこそ、その方針に間違いは

ないかということを検証する

必要性は高いということです。


しかし、これは、自社の状況を

銀行に説明すること自体が負担と

感じている人が、さらに検証まで

するということは、実際には

少数でしょう。


むしろ、他人に口出しされたく

ないから会社を起こしたのに、

わざわざ口出しをしてもらう

ようなことはしたくないと

考える方も多いでしょう。


そして、前述のように「自社の

事業はうまく行く」と考えて

しまっていると、もし、自分の

事業構想に落とし穴があった

ときは、不幸な結果に至って

しまいます。


もちろん、経営者の方が単独で

考えた方針どおりに事業を進めた

結果、事業が成功するという

ことも多いでしょう。


ただ、事業規模が大きくなるに

つれ、自社の方針の精度は高く

ならなければなりません。


経営者はそこまでやらなければ

ならないのかと考える方も多いと

思いますが、もし、そこまで

できるようになれば、冒頭の

「銀行は自社のことをよく理解

してくれない」という不満が

出てくる機会はなくなるでしょう。


結論としては、銀行に対して自社の

ことを理解してもらうために、

社外に向けたコミュニケーションを

円滑に行うことは、面倒なことでは

なく、それこそが経営者の本来の役割

であると認識しなければならないと

いうことです。






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●8月4日(金)融資勉強会のお知らせ

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「融資について詳しくなりたい」という

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●日時:8月4日(金)13時00分〜

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●編集後記

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せみの鳴き声自体はどうということは

ないのかもしれませんが、暑いときは

超音波のようになって聞こえてくる

ような先入観を持っているので、

せみの鳴き声が聞こえると暑さを

感じてしまうのかもしれません。


一方で、せみは3〜6年の間、幼虫と

して地中で過ごした後、成虫としては

1か月しか過ごせないというのは、

はかなさを感じます。


こう考えることは人間の勝手ですが、

せみは華やかに過ごすことができる

時間は極めて限られていると考えると、

自分もあまり時間を無駄にしては

いけないとあらためて思いました。











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posted by 六角明雄 at 08:02| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月13日

[ビジネスのきづき](210)「社員が社長をリークできる会社」

読者のみなさま、こんにちは。






暑くなると、そうめんを食べたくなる

ものの、うどんとひやむぎとそうめんの

違いは実はよく分かっていない六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

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●社員が社長をリークできる会社

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広島県に株式会社21という眼鏡を

販売している会社があります。


http://www9.two-one.co.jp/


この会社は、たくさんの報道機関が

同社のユニークな経営方針を報道

しているので、すでにご存じの方も

多いと思います。


この会社で私が最も興味を持った

ことは、同社のWebPageに

「株式会社21の経営陣が悪事を

働けば正義感を持つ社員がリーク

します。


更に21の社長が多額の費用を

掛けて外部監査機関に依頼すれば

社長に不利な監査を行わない恐れが

有りますので、公正な監査や順法

指導と経費削減を兼ねて厳正な

税務官や審査官に官費で委ねて

います」と書かれていることです。


「社員が社長をリークできる会社」は

珍しいと思います。


では、なぜ社員が社長をリークする

ことができるのかというと、社員は

会社のすべての会計データを閲覧する

ことができるからです。


社長や同僚の給料もガラス張りです。


とはいえ、社長の年俸は1,000

万円を超えないそうであり、かつ、

成績次第では社長より高い年収を

もらう社員もいるそうです。


そして、なぜ会計データをガラス

張りにしているかというと、同社は

社員の社内預金を運転資金にして

事業を営んでいるからです。


社員からお金を預かる以上、経営者が

きちんと会社を経営しているかを

示す必要があるため、会計データを

社員に公開しているのです。


すなわち、社員は株主ではないものの、

株主に近い立場にあるということです。


このようなことをする利点は、主に、

ふたつあると思います。


ひとつは、組織に属していると、

必ずしも自分の意見が通るとは

限りませんが、会社の会計データが

透明であれば、仮に、自分の意見が

採用されないことがあっても、

それは、決して不公平であるとは

感じなくなるということです。


冒頭にある通り、もし社長が悪事を

働けば、社員はそれを知ることが

でき、そしてリークできるからです。


ふたつめは、社員が会社に関心を

持つということです。


会社の会計情報が公開されていな

ければ、会社の資金繰や利益に

ついて、社員が関心を持つ余地は

ありませんが、社員は自分の預けた

お金がきちんと使われているか

どうかということを関心を持って

見ることになります。


そして、自分の預けたお金が事業に

使われているからこそ、会社への

帰属意識も高くなり、積極的に働く

ようにもなるでしょう。


そして、今回、私がお伝えしたい

ことは、安直に、株式会社21の

ような経営を導入しましょうという

ことではありません。


会計データの透明化の前に、

月ごとに自社の収支状況を確認する

ことさえしていなければ、透明化も

できません。


よく、会計データの集計は後回しに

されがちですが、「マネジメント」の

観点から、会計データが重要だという

ことが、株式会社21の例からも

わかるでしょう。


精度の高い経営をするには、会計

データの活用は避けて通ることは

できません。





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●8月4日(金)融資勉強会のお知らせ

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「融資について詳しくなりたい」という

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ために、融資勉強会を開催します。


●日時:8月4日(金)13時00分〜

15時00分まで。


●会場:新宿アントレサロン

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●参加費:1,000円(消費税込み)

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●編集後記

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ウィキペディアで調べたところ、

麺の直径が1.3mm未満がそうめん、

麺の直径が1.7mm未満がひやむぎ、

麺の直径が1.7mm以上がうどんだ

ということです。


私は麺類は好きなのですが、かつては

太い麺、すなわちうどんを好んで

食べていました。


でも、最近は、そうめんはゆで時間が

短くて済むということもあり、味も

美味しいと思えるようになり、

そうめんもたくさん食べています。


ただ、炭水化物を過剰に摂ることに

ならないよう注意はしています。







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posted by 六角明雄 at 08:02| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする