2017年04月12日

[ビジネスのきづき](118)「どんなことですか?」

読者のみなさま、こんにちは。





最近、都内をあるいていると、フレッシュ

マンらしき人たちとすれ違うことが増え、

30年前の自分を懐かしく思い出している

六角です。


地方銀行に17年間勤務し、約800社の

中小企業のご支援を担当、その経験から

習得した支援ノウハウを活かして、経営

コンサルタントとして独立、がんばる

日本の中小企業を応援するため、今回も、

ビジネス書7冊(累計発行部数3万部)の

ビジネス書作家として、ビジネスを加速

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●「どんなことですか?」

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4月8日に書いた「用件を聞くのは野暮」

という記事について、読者の方から感想を

いただきました。


> 今日の「用件を聞く」について、
> 毎度の事ながら「わかるわぁ」と声を
> 出して読んでしまいました。
> 私も以前保険の営業マンに「◯月◯日
> ◯時、空けられる?」と言ったところ
> 「何ですか?どんなことでですか?」
> と言われて「じゃあいいわ」と別の
> 保険マンに大口契約を紹介した事が
> あります。
> 残念な営業マンは世の中掃いて捨てる
> ほどいますね!!


このご感想を読んで、私も、顧客の紹介を

受けて、何度か空振りにあったことがある

ので、用件を言わずに日時を指定して

面談を要請をされたとしたら、もしか

したら、自分も面談を断っていたかも

しれないと思いながら、この感想を読ま

せていただきました。


ただ、生意気なことを言えば、空振りに

なる用件を伝えてくる人と交流している

点に、この保険営業マンは問題があると

私は感じました。


私も、かつては、フリーランスになった

ばかりのころは、「無料相談」という

ものをたくさん行っていました。


結果は、無料どころか、相談のために

割いた時間と、相談場所までの交通費を

費やし、顧客はまったく得られません

でした。


そこで、無料相談会の開催はやめました。


その次は、知人に顧客の紹介を依頼する

ようにしました。


もちろん、知人にはこちらからも顧客を

紹介しているか、または、将来、顧客を

紹介できることが見込まれる相手という

ことが前提です。


とはいえ、中には、深く考えずに顧客を

紹介されたことも多くあります。


というのは、「融資の相談にのって

欲しいという人がいるから、会って

あげて欲しい」という依頼ではあった

ものの、そのような場合、大抵は、

「見込み客を紹介するのだから、最初の

面談は無料で受けてあげて欲しい」と

いうようなものばかりで、これもあまり

利益には結び着きませんでした。


中には、きちんと有料の相談となると

いうことまでを相談者の方に説明して

から私に紹介してくれる人もいたので、

そのような紹介者の方には、私も、

きちんと利益の出る顧客を紹介する

ようにしました。


結論としては、お互いに利益になる人と

だけ付き合うようにするしかないという

ことを、数年かけて学んだということ

です。


これは、以前にも書いたことがあり

ますが、自分と同じレベルかそれよりも

レベルが低い人と付き合っていると、

その仲間のなかでは自分が上位にいる

ことができるので、心地よいかもしれま

せんが、そのままではいつまでも自分の

能力を向上させることはできません。


冒頭の「どんなことですか?」ときいた

保険営業マンの方は、やみくもに付き合う

人を増やし、自分に利益をもたらさない

人ともたくさん付き合っていたから、

「どんなことですか?」ときくことに

なったのかもしれないと思いました。


ここから話がちょっと飛躍するかもしれま

せんが、「コンサルタントは、信用でき

ない」という経営者の方に出会うことが

あります。


そのようなことを言う経営者の方は、

確かにひどいことをするコンサルタント

から被害を受けたのかもしれません。


でも、最終的には、そのようなコンサル

タントを近づけたところに、その経営者の

方の脇の甘さがあったのではないかと

思います。


きちんとした経営者の方には、おかしな

コンサルタントは近づかないと私は思い

ます。


再び結論ですが、自分にとって役立つ

人とだけ付き合うことが大切だと感じた

感想をいただきました。










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●編集後記

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かつては就職氷河期と言われていたことが

ありましたが、リクルートワークス研究所

の調査によれば、2017年の大卒求人

倍率は1.74倍であり、5年連続で上昇

しているようです。


1.74倍は、決して高い数字ではないと

思いますが、求人が伸びているという

ことは、景気の回復の兆しだと思います。


ただし、これからは、デフレも続かない

かもしれません。でも、景気が悪い状態に

あるよりは、適度なインフレの方がいいと

思っています。








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posted by 六角明雄 at 08:03| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月11日

[ビジネスのきづき](117)「逆の公私混同雄」

読者のみなさま、こんにちは。





都内出張の時、車体の小さな地下鉄

大江戸線に乗ると、やはり車体の小さい

ロンドンの地下鉄を思い出してしまう

六角です。


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●逆の公私混同

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今回は、公私混同を、一般に言われている

観点とは別の観点から述べてみたいと

思います。


改めて述べるまでもなく、公私混同とは、

公のこと(仕事のこと)と、私のことを

区別しないということですが、多くの

場合、私的なことに公のことを利用する

ことを指して否定的に使われます。


確かに、私がこれまで見て来た会社の

中には、前述の言葉どおり、会社経営者の

立場を利用して、私的なことまで会社の

ものを使っている例を見てきています。


例えば、会社の名義の自動車を私的な

用事に使うということはその例のひとつ

でしょう。


ただ、この程度であれば、それほど大きな

問題にはならないとは思いますが、社長が

勤務時間中に部下を使って私的な用件を

依頼するということをすると、従業員は

士気を下げてしまったり、従業員自身も

勤務時間中に私的なことをしても許される

と考えてしまうようになったりと、悪い

影響が現れてしまいます。


一方、公私混同には逆の公私混同もある

と私は考えています。


逆の公私混同とは、例えば、会社の資金が

足りなくなり、無利息で社長が会社に

資金を貸し付けるというようなことです。


さらに、もう少し細かいことを書けば、

社長が無償で会社が受けている融資の

保証人になったり、自分の財産を担保と

して提供するということも、公私混同と

言えます。


しかし、このように書くと、「創業して

間もない時期や、会社の規模が小さい

ときは、社長の個人の財産を会社につぎ

こんだり、融資の保証人になることは

避けがたいことではないか」と考える方が

多いでしょう。


私も、このようなことは実態として仕方の

ないことだと思っています。


とはいえ、前述の、公と私を区別しない

という公私混同の意味からすれば、社長が

無償で会社の保証人になることは、公私

混同のうちのひとつと言えます。


ところで、事業を始めようとする方の

多くが、新たに会社を設立していますが、

その理由は何でしょうか?


ひとつだけではないですが、例として

あげれば、「信用が得られる」という

ものがあるでしょう。


なぜ信用が得られるのかと言えば、会社

組織で事業を行っていれば、それは、

きちんとした体制が整っていると受け止め

られるからでしょう。


その一方で、前述のような、会社に社長が

自分の財産をつぎこんでいたとしたら、

それは、会社をつくった意味は少なく

なってしまうと思っています。


もちろん、現実的には、最初から理想的な

状況になることは難しいということも理解

できます。


しかし、いつまでもそのような状況から

抜け出さないでいる会社も少なくない

でしょう。


最近は、銀行も、融資をするにあたって

必ずしも社長の保証を求めなくなって

います。


「自社は信用ある会社を目指す」という

方は、まず、銀行から融資を受けるに

あたって、社長が保証人にならなくても

よいという状況を目指してみてはいかが

でしょうか?








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●編集後記

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ロンドンには1度だけ行きましたが、あの

かまぼこの形をした地下鉄の車両に乗った

ことが思い出のひとつでした。


私が言うまでもなく、車両がかまぼこの

形をしているのは、トンネルの直径が

4mしかないためです。


車体は小さいとはいえ、幅は約263cm

なので、丸ノ内線の電車の幅の278cm

とあまり変わりないようです。


ただ、天井が丸いので、車内は狭く感じる

のかもしれません。


ちなみに、大江戸線の電車の幅は249

cmなので、こちらは確かに小さい

ようです。








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posted by 六角明雄 at 08:03| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月10日

[ビジネスのきづき](116)「偶発債務」

読者のみなさま、こんにちは。




先日、東武東上線ふじみ野駅が、ももいろ

クローバーZ駅になったときいて、東武

宇都宮線の壬生町の駅も、大島優子駅に

ならないかなぁと思った六角です。


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●偶発債務

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約1年前の話ですが、鴻海がシャープを

買収するつめの段階で、偶発債務が話題に

なりました。


両社の個別のことについては、私は詳細を

把握していないのですが、一般論として、

買収しようとしている会社の偶発債務が

直前になって問題になるということは

不自然に感じます。


偶発債務は、どんな会社にもあるもの

なので、シャープだけがあれほど騒がれる

というのは、なぜなのかと思いました。


ただ、偶発債務についてきいたことがない

人にとっては、「シャープに何か新たな

問題が起きたのか」という印象を持って

しまった方もいらっしゃると思いますので

今回は、一般的な偶発債務について簡単に

説明したいと思います。


中小企業でポピュラーな偶発債務の例は、

商業手形割引です。


商業手形割引は、製品や商品の販売代金

として受け取った約束手形、または、

為替手形(これらは、貸借対照表の勘定

科目では、受取手形に計上されます)を

銀行に売却し、それらの手形の支払期日

までの利息に相当する割引料を差し引いた

金額を受け取るという資金調達方法です。


例えば、100万円の受取手形を銀行に

割引してもらい、その時の割引料が

5万円であったとすると、仕訳は次の

ようになります。


(借方)

当座預金 95万円

割引料 5万円


(貸方)

受取手形 100万円


すなわち、資産である受取手形100

万円が減少し、そのかわり、資産の

当座預金95万円が増加し、費用の

5万円が発生するということです。


ところで、先ほど、会社が銀行に手形を

売却すると書きました。


商業手形割引は、機能面としては資金

調達なのですが、法律上は売買として

扱われています。


しかし、商業手形割引は、一般の商品や

製品の売買と同様に扱うことはでき

ません。


なぜなら、万一、売却した手形が支払

期日になって不渡りになったとき、

手形を買い取った銀行は、手形を売り

渡した会社に対して、それを買い戻す

という条件があるからです。


この条件の根拠は、手形訴求権と、

買戻し請求権のふたつがあるのですが、

ここではその説明は割愛します。


要は、受取手形を銀行に売却したと

しても、その手形が不渡りになると

いうリスクは、売り渡した会社からは

離れていないということです。


このリスクが偶発債務です。


そこで、会計上の規則では、決算日

時点で、割引した手形の金額を、

貸借対照表の欄外に注記することに

なっています。


これは銀行によって解釈が異なるの

ですが、商業手形割引は融資として考え、

財務分析を行うときは、商業手形割引

額を負債の額に加えて行っている場合も

あります。


一方で、会社の貸借対照表には、割引を

した手形の金額が負債の欄に計上されて

いないことから、経営者の方の中には、

商業手形割引を負債ではないと考えて

いる方も多いようです。


このように書くと、「それなら、商業

手形割引を負債として計上すればいい

のではないか」と考える方もいること

でしょう。


かつては、そのように計上する考え方も

あり、その方法で貸借対照表を作成して

いる会社もありました。


ただ、その理由については割愛しますが、

「金融商品会計に関する実務指針」などに

よって、商業手形割引額は、貸借対照表の

欄外に注記することとされています。


この点についてはややこしいのですが、

偶発債務という考え方が、銀行と、

中小企業経営者の間での認識の差が

起きる原因のひとつになっていると

いうことについて挙げておきたいと

思います。






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●編集後記

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大島優子さんのふるさとの栃木県下都賀郡

壬生町には、トミー工業(現在のタカラ

トミー)の創業者の富山栄市郎さんが

名付けた、おもちゃのまち駅という駅が

昭和40年に開業したそうです。


もちろん、駅のそばには、おもちゃ

メーカーの工場が集積しているおもちゃの

まちがあります。


ちなみに、私は、東武東上線のふじみ野

駅は、ふじみ野市にある駅ではなく、

富士見市に位置し、かつ、ふじみ野駅は、

平成17年に旧上福岡市と旧入間郡

大井町が合併して誕生したふじみ野市

よりも前の、平成5年に開業したという、

どうでもいい知識を振りまいて、いつも

場をしらけさせてしまっています。


反省。







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